リンク先が消えていたり、リンク先の内容が変わっている場合があります。
2005/02/26

社説:ニッポン放送株 何でもありでいいのだろうか
株の争奪戦――買収ルールつくる好機だ
[ニッポン放送]「外資間接支配の危険を取り除け」

ライブドア対フジテレビの株争奪戦は既に泥仕合化してるよね!?

ライブドアがやった「時間外取引での大量株取得」に対応して、今度はニッポン包装がフジテレビに「新株予約権を発行」。

どちらもなんだか正当な株取得方法じゃない、いかにも強引な技。
見ていて実に不快なんですが、それでも「どっちの方がまだしもマシなんだろう」と考えると、これはまだしもライブドアのほうがマシな気がします。
だって、ライブドアの時間外取引は、確かにグレーゾーンかもしれませんが、皆が口を揃えて「グレーゾーン」って言うってことは、詰まるところ、ぎりぎり順法ってことでしょ。

それに対して、「新株予約権を発行」っていうのは、これは違法なのかどうかはよく分かりませんけど、これがアリなら、株の取得による経営権の取得って、絶対に成立しません。
「株式」というルールそのものを破壊する行為でしょう。
こんなことが当たり前になったら、株式売買はゲームにすらなりません。

なんかね。こういうニュースを見てて思うんだけど、日本って、既得権を守るためには違法行為でもなんでもやる、っていう、汚い親父が蔓延していませんか?

西武グループの事件もそうだし、郵政問題だって、年金問題だって、道路公団の問題だって、結局は汚い金の流れにしがみついている人達が、それを手放さないことに問題があるんじゃないのかなぁ。
(もちろん、それだけじゃないけどね。)

ライブドアの堀江社長のやり方に問題がないとは思いませんが、フジテレビグループのやり方の方が、どうにもえげつないように思えてなりません。

ちなみに、読売新聞の社説じゃ、「マスコミを外資が間接支配するような事態になってはいけない」という意見を前面に出してます。
それは否定しないけど、だからって株式ルールを無視してもいい、って話も、またありえないよね。
株式ルールは、資本主義全体を支える世界的ルールなんだから。

まぁ、日本って国が保守的なのは前々から知ってたことだけど、「ルールよりも体制の維持が優先」みたいな話の展開は止めて欲しいと思いました。

それにしても、最近は毎日新聞の社説に共感することがとても多いです。朝日も読売も左右に極端な意見が多い。
社説は複数の新聞を読み比べたほうがいいよなぁと、とみに強く感じています。

2005/02/23

CLIEの歴史に幕〜ソニー、新機種投入を終了
ソニー、クリエの新機種投入を終了〜現行機種は7月末まで生産

初代CLIEから使ってますから、そろそろ使い始めて5年ですか?

CLIEの生産が終わるそうです。
と言われても、知らない人には「CLIEってなあに?」って感じでしょうけどね。

簡単に言えば、ペンで使う電子手帳。
PalmっていうOSで動いていて、現在販売されている電子手帳の中では、シャープのザウルスと人気を2分します。
(正確には、WindowsCEというOSを使った電子手帳と「人気を3分」かな?)

ザウルスも面白い電子手帳で、特に最近の、Linuxベースになってからの機種の進化はすごくエキサイティングで楽しみなんですが、でも僕はCLIEからザウルスに「完全に移動」はできませんでした。

これは単に好みの問題で、どっちのほうが優秀、というわけじゃないんです。
でも、CLIEに慣れてしまっている僕としては、日常的な使い勝手はCLIE(正確にはCLIE+Palm)の方が楽でした。
それだけに、CLIEの進化がこれで止まるとしたら、とても残念なわけで。

とはいえ、携帯電話がどんどん進化している現状を考えると、確かに「電子手帳が必要」と言うユーザーは、今後次第に減っていく一方でしょう。

いっそCLIEとしても使える携帯電話が出てくればなぁ。
それまでは、今持ってるCLIEを大事に使わなきゃね。

21世紀の公園で