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2005/03/27

竹島問題の基礎知識

とても分かりやすく解説しているページがあったので、覚書としてリンク。

もちろん日本の主張に基づく解説記事なので、韓国からは異論があるでしょうが、私から見ると、ここで解説されている内容は、とても理解しやすいものでした。

日韓問題ってよく分かんねえや、と思ってる人は、一度読んでおくことを勧めます。

私は、日本と韓国は、隣人としての関係を成熟させていかねばならないと思っています。
韓国側の意見を一方的に退けたいと思っているわけではありません。
でも、話し合う姿勢のない意見の一方的な押しつけは、それがどんな内容であっても、軽蔑すべきものだと考えています。

むしろ、全員の意見が同じ、という状況ほど怖いものはないと思うんです。
人は一人一人、異なる意見を持って当然です。
なるべくならば、多数決もしたくない。
多数が少数を無視するような状況は、決して健全ではありません。
少数の意見も、それなりに尊重される、そういう社会であってほしい。

理想でしかないのかもしれませんが、理想は忘れないでいたいと思います。

2005/03/26

毎日社説:韓国大統領談話 事実認識で誤解はないか
朝日【社説】日本と韓国――二人の首脳に言いたい
読売社説[盧武鉉談話]「日韓対話への悪影響を懸念する」

韓国で、日本パッシングが強くなっていますが…。

正直なところ、うんざりしています。
一部の日本人が韓国の世論を刺激した面も確かにあるでしょう。
しかし、韓国もまた日本を刺激し続けています。
その点では「お互い様」であって、どっちもどっちだと私は感じます。
でも、私がうんざりしているのは、そういう「相国の、思いやりの感じられない対外意識」ではありません。
もちろんそれだって、十分にうんざりしているのですが、より深い(不快な)問題点は、韓国の「異なる意見、異なる認識を一切受け付けようとしない頑迷さ」にあります。

どうやら韓国では、韓国の歴史観に合った意見以外を集団で攻撃するのは当たり前のようなのです。
Webに「いや、日本は悪くない」なんて書いただけで非国民扱い。
Webは削除され、公式な謝罪を要求され、もうほとんど吊るし上げです。
本も発禁扱いになったりね。
そして、こうしたあたかも焚書坑儒のような状況を、当然のものと思っているらしい。
韓国って、自由社会ではなかったのでしょうか。
それとも韓国にはイデオロギーの自由はないのでしょうか。

日本でも日の丸問題や国歌詠唱など、特定のイデオロギーを国が押しつけようとしている動きはあります。
しかし、現場での強制とはうらはらに、それに反論することは許されています。
ビラ配りで逮捕される、なんて恐ろしい事件もありましたが、少なくとも日本では、異なった意見も、それなりには尊重するよう、教育されているはずです。

しかし韓国のマスコミや韓国の大統領の発言を読む限り、韓国の認識とは異なる意見は、全て間違いであり、批判の対象のようです。
大学でも、韓国の歴史観に合った歴史しか教えちゃいけない、なんて言い出していますから、これでは歴史の研究もグローバルな知識もあったもんじゃありません。

事実を特定のイデオロギーによってのみ認識し、別の立場での認識を許さないのでは、「外交」という言葉も空虚に響きます。
外交とは、異なる意見の中から、互いに歩み寄れる部分を見つけていく作業でしょう。
国同士の外交であるならば、一方が一方に意見を押し付けるようなことが許されるはずがありません。
それを行うならば、それは外交ではなく、単に支配を欲するものでしょう。
少なくとも、対等な立場を尊重する、という態度ではありません。

韓国は、言うまでもなく、日本の隣人です。
しかし、あまりにも意識が幼いように目に映ります。

先日、竹島問題に絡んで、日本大使館に出向き、自分の指を切って非難の意を表明した韓国人がいました。
しかし、それはもう、ほとんど恐喝の世界でしょう。
子供がダダをこねている姿と何ら変わりません。
異なる意見に異議があるのなら、主張し、論破すれば良いのであって、身体を傷付ける必要など全くありません。
むしろこうした行動は、韓国の幼さを見せつけているに過ぎません。

そして、説明のないままに「私達は正しい」「貴方は間違っている」と主張し続ける韓国人や韓国のマスコミを目にするたびに、私はただただうんざりするのです。
あんな、発言の自由すら無い国には住めないな、と。

2005/03/05

「日本の植民支配は不幸中の幸い」 韓国教授の論文が論議に
「日本の植民支配は祝福すべきこと」高麗大教授が寄稿文
<インタビュー>韓昇助氏「所信を書いた、後悔は全くない」

韓国を日本が支配した過去は、韓国をどう変えたのか?

この答えを私は知りません。
正確には、答えはいくつもあって、どれが正しい答えなのかが分かりません。

韓国人の多くは屈辱的な過去だととらえ、日本を非難し、未だに損害賠償を請求しようとします。
一方、私は過去に何度か、こういう話を聞いた事があります。
「韓国を日本が支配したとき、韓国の農奴はやっと解放されたのだ」
「韓国人の多くが義務教育を受けられるようになったのは、当時の日本の方針のおかげ。日本が支配していなければ、学校の普及はもっと遅れただろう」
こうした話の多くは日本の年配の方の話であって、嘘でもなさそうだけど、どこまで本当なのかよく分からない。
結局のところ、興味があってそういう本を読んだとしても、それが信じるに足るものなのか、その判断がつかないのですね。

今回驚いたのは、高麗大の名誉教授、韓昇助氏が「日本の植民地支配は不幸中の幸いで、むしろ祝福すべきこと」と書き綴った文章が出まわったこと。
当然の事ながら、韓国では激しく叩かれている。
しかし韓昇助氏は意見を変える気はないと言い放っているそうだ。
意見の正否はともかく、あの韓国国内でこういう発言をする勇気に驚いた。

文章内容を簡単に要約すると、次のようになります。

「当時の帝国主義、植民地主義の世界情勢では、韓国は、日本に支配されなければロシアに支配されただろう。ロシアに支配されていれば、共産化や民族分散によって、民族意識は希薄化したはずだ。日本の植民地支配は、むしろ韓国人の民族意識を強化するきっかけになった。しかも韓国の民族文化は日本の植民統治期間を通じてもっと成長したし、韓国学研究の基礎を築いたのも日本人学者と韓国人の弟子たちだった」

私はこの意見が正しいのかどうか検分する能力を持ちません。
ただただ、イデオロギーにとらわれない歴史の解明を望みたいと思います。

気になる方は、ぜひ見出しからリンク先の記事に飛んで、オリジナルの記事を読んでください。
どちらも韓国メディアの日本語版ページです。
読むだけの価値は十分あると思います。

2005/03/01

第77回アカデミー賞 受賞・候補の一覧

個人的には、「Ray」の主演男優賞と音響賞が嬉しいです。

2月28日に、アカデミー賞が発表されました。
最近あんまり映画を観ていないので、正直、あんまりピンとこないんですが、それでもレイ・チャールズの生涯を描いた「Ray」の主演男優賞と音響賞はかなり嬉しいです。

この映画、観てきました。
いや、ほんとに主役のジェイミー・フォックス氏、レイ・チャールズにそっくりなんですよ。
表情、仕草、歌い方、さらにピアノの演奏まで!
映画の中にはレイ・チャールズの音楽や演奏シーンが溢れんばかりに使われてて、なんだかレイ・チャールズのコンサートを観てるような楽しさでした。

レイ・チャールズと言えば、女性問題やコカイン・ヘロインの常習者であったことなど、醜聞も多い人でしたが、映画でも当然そういうシーンはあるわけで。
でも、適度にヤバゲで、適度に厳格で、それでいてちょっとソフトで上品な表現に抑えていたので、音楽を楽しむ流れを損なわない感じでした。
まぁ、去年亡くなったばかりの人だし、あんまり露骨に描くのは避けたという事情もあるのでしょう。

ミュージシャンの生涯を描いた映画というと、ちょっと古くはベニ−・グッドマン・ストーリーなんてのもありましたが、これもいい映画でしたねぇ。
やはり音楽と映画は相性がいいです。

21世紀の公園で