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2005/06/24

靖国参拝は国際的「約束」に違反、中国大使が発言

中国の主張には、どうも、もっともらしい嘘が多過ぎます。

たとえば今回、中国大使は「日中国交正常化の時、日本は対中侵略を認めておわびし、中国はそれをふまえて賠償請求権を放棄した。首相がA級戦犯のところへ行くことは中国との約束をたがえることになる」と発言したそうです。

これだけ読むと、確かに「思わず納得してしま」いそうなのですが、ここには私にもはっきりと分かるレトリックが隠されています。

「日中国交正常化」は、30年前、田中角栄氏が首相のときに行われました。
ではその後、首相は靖国参拝を行わなかったのかというと、実はそうではありません。
首相の靖国参拝を止めたのは1985年からですから、20年前です。
その間の10年は、それまで同様、靖国参拝をしていたのですから、少なくとも参拝を自粛する行為は「日中国交正常化」とは別にして考えるべきでしょう。

また当時、「中国が賠償請求権を放棄した」からこそ、日本は「日中国交正常化」を進める気になったのです。
中国大使の話では、「おわびがあった」から「賠償請求権を放棄」して、「国交正常化に同意した」と、あたかも日本から中国にお願いして国交が正常化したような話になってますが、実はそうではありません。

当時「日中国交正常化」を欲してたのは、日本よりも、むしろ中国でした。
中国が「賠償請求権を放棄」すると言うから、ならば国交を正常化させようか、という流れになったのです。
当時はソ連と中国の仲がかなり悪くなっていて、中国は世界的に孤立しかかっていました。
最初から「靖国参拝を止めること」が国交正常化の条件であったとしたら、おそらく当時、正常化交渉はもっと長引いていたでしょう。
少なくともそうそう簡単にはまとまらなかったと思います。

私は別に両国の関係を壊したいわけでもありませんし、日本を中国よりも上に持ち上げたいわけでもありません。
しかし、過去に交わした国同士の約束を、自国の都合に合わせて拡大解釈し、また解釈を変化させていく中国のやり方には、かなり腹立たしさを感じています。

マスコミは、過去の歴史を踏まえ、それなりの検証をしてから報道すべきだと思います。
中国の嘘がマスコミによって流布され、結果的に嘘があたかも真実のように広がってしまうことが、今の日本にとって最も危険な状況を生み出しています。
特に朝日にはそうした中国寄りの姿勢が目立ちます。

2005/06/22

首相の靖国参拝を支持 神奈川県知事
首相の靖国神社参拝は当然 訪中のJC会頭
80%超が靖国参拝反対 日中韓3カ国の比較世論調査

靖国神社参拝は正しいのか?それとも間違っているのか?

以下はあくまでも個人的な意見であり、それ以上のものではないことをお断りしておきます。
決して政治的な見解ではなく、また現時点での意見に過ぎません。
誰かと戦いたくて発言するわけではありません。

私は比較的最近まで、「わざわざ参拝によって中国や韓国の感情を逆撫でするのは、前向きな姿勢ではない」と考えていました。
しかし最近、その考えが変わってきました。
大きく分けて3つ、その理由があります。

まず、参拝を止めれば解決する問題とは思えないこと。
中国も韓国も、日本を責める糸口が欲しいだけで、参拝を止めたとしても、別の責め方を始めるだけでしょう。
参拝を止めても、向こうは「当然のこと」と受け取るだけで、こちらの譲歩に見合った相手の譲歩が出てくるとは思えません。

韓国も中国も反日教育が徹底しており、日本を悪の国家と考え、未だに賠償金を引き出そうとしています。
参拝を止めることは、譲歩になるどころか、むしろ中国韓国の主張を認める前例にしかならないでしょう。

そして2つ目は、日本の慣習として、先祖は全て敬うべきで、死者が仮に犯罪者であっても、死を以って償ったものと見なされるものであること。

死者を弔うとき、犯罪者とそうでない人は分けるべきだと考える人はいるでしょう。
特に被害者の立場であれば、加害者の墓標に頭を垂れるのは屈辱でしょう。
しかし、だからといって、他者が墓参りに行くことすら妨害するのは、少なくとも日本の感覚では非常識なのではないでしょうか。

まずはそうした日本人の感覚を理解してもらうべきであって、理解を放棄した前提では「相互理解」など進むはずもありません。

そして3つ目の理由は、A級戦犯は、本当に犯罪者なのかという問題です。
日本が行った戦争の全てを正当化する気はありません。
しかし、日本が韓国や中国に進出したことは、本当に「間違った行為」だったのでしょうか。
どうも、私にはそうは思えないのです。

この問題は、前々からずっと私の喉元につっかえていた問題でして、この1年ぐらい、折を見ては戦争当時の事情を勉強していたのですが、勉強すればするほど、当時のアジアがどれほど欧米に追い詰められていたか、という問題が大きく見えてくるのです。

仮に日本が当時、韓国を併合しなかったら、おそらく韓国という国は、今、地球には存在しなかったでしょう。
細かいことを書いても仕方ないので、簡単にまとめますが、中国とロシアと日本に挟まれた、当時の韓国には、独立国でいられるだけの国力がありませんでした。
日本に併合されなければ、おそらくロシアに呑み込まれていたでしょう。

だからといって、日本の行為を正当化できるのか、という問題は置いとくとしても、日本が韓国を併合する前、韓国には小学校が40にも満たない状況であったのが、日本が併合してからの30年で、千を超える各種学校ができたという話は覚えておくべきだと思います。
また、日本による併合以前は、農民や地主が自分の土地を持つことは許されていなかったということも。
韓国は、当時日本からどれほど酷い扱いを受けたかと言いますが、これは当時各国が進めていた植民地化とは全く異なる状況です。

欧米による植民地化は、もちろん中国にも及んでいます。
アヘン戦争はその最たる象徴でしょう。
中国は自国の一部を欧米に差出し、自国民をアヘン漬けにされる状況を受け入れるしかありませんでした。

そうした状況を不安に感じていたのは日本も同様で、韓国がロシアに、中国がイギリスに脅かされているとしたら、次は日本も同様となるだろうという暗い予測がありました。
だからこそ日本は、韓国に出て、ロシアを追い出し、さらにアジア諸国をまとめようとしたわけです。

今の感覚で言えば、それはアジア占領であり、侵略でしょう。
しかし、それは当時、欧米がアジアやアフリカ、中南米で当たり前に(積極的に)やっていたことであって、当時の感覚では「強い国が弱い国を支配する」のは当然のことでした。
欧米が当たり前の感覚でやっていたことを日本もやって、その結果がA級戦犯として裁かれたという事実を、改めて私達は考え直さねばならないと思います。

A級戦犯と言われる人達は、間違った戦争に日本を導いたと言われますが、私はそうではないと思います。
当時の日本の立場で考えれば、日本が欧米に占領されないためにやったことであり、またアジアを欧米の占領から守るためにやった面も少なからずあると思います。

もし日本が日本の中に閉じこもっていたら、あるいは、日本がもっと早い時期に欧米に占領されていたら、今のアジアの多くは、欧米の植民地であったでしょう。
それが今の状況よりもましな状況であるとは、私にはあまり思えないのです。

「A級戦犯」は、負けた国が勝った国に裁かれた結果に過ぎません。

また、欧米は植民地を未だに全ては手放していませんし、かつて植民地だった国に、植民地時代の搾取分を弁償した国も、ほとんどありません。
これは、当時の植民地化政策が、当時の感覚では正当な国策であったことを、今も多くの国が認めているということです。

韓国や中国は、日本を非難する理由として、日本は韓国人中国人を大量に虐殺したと言っていますが、これもその主張を鵜呑みにする気にはなれません。
中国はかつて「日中戦争で1200万人が死んだ」と言っていたのが、1985年には「2100万人」と言い、1995年には「3500万人」と言い出しています。
こうして数字が膨らみ続けるなら、最初に出した数字すら信じるに足るとは思えません。
あの南京虐殺にしても、中国は約30万の市民が殺されたと主張していますが、東京裁判の時点では1万2千人だったはずです。
これは当時の戦時にあっては、決して多い数字ではありません。

今の常識で当時を裁くというのであれば、せめて正確な数字は掌握したうえで行うべきですし、同じ主張を日本以外の国にもすべきでしょう。
日本だけを標的として、数字を膨らませながら非難するのは、どう考えてもフェアな態度とは思えません。

こうしていろいろ考えていくうちに、小泉首相が靖国参拝を止めることが意味あることだとは思えなくなってきたのです。

私は、むしろ政教分離の立場から言えば、首相の参拝は首相の肩書きで行うべきではないと考えています。
しかし同時に、中国や韓国に脅迫されるような形で参拝を止めるとしたら、むしろ弊害があるのではないかと感じています。

相手の非難を受け入れるより先に、日本は日本としての意見をまず言い、それを理解してもらうべく努力すべきです。
譲歩だけが友好の手段であるとしたら、それは恥ずべき外交ではないでしょうか。

2005/06/17

長崎原爆:米記者のルポ原稿、60年ぶり発見 検閲で没収
長崎原爆:未知の症状、闘う医師 60年前の凄惨今に

一つ下の記事も合わせて、計5本のリンクは、全て毎日新聞のもの。

ただ、新聞には「核被害のすさまじさを伝えるメッセージは、時代と国家を超えて届いた」とあるものの、ウェラー記者の当時のルポは、むしろ淡々とした印象のものです。

放射能汚染に関して、ウェラー記者もまだ十分な認識を持っていたわけでもありませんから、当然と言えば当然でしょう。

ただ、当時の資料は、ほとんどが日本人が作成したものばかりなので、アメリカ人記者によるレポートはとても貴重なのです。

公平な視点による事実認識というものは、被害者と加害者、その両方のレポートが揃って、初めて可能になりますから。

被害者の立場からのレポートが、被害をより甚大に誇張する傾向にあることは、隣国の例を見るまでもなく普遍の事実です。
同時に、加害者側は、その行為を正当化し、被害者の損失を小さく考えようとします。

その落差は、互いの協力と努力があれば、ある程度までは埋められるものだと思います。
(困ったことに、差をより広げようと努力している国もあるようですが。)

2005/06/17

長崎原爆ルポ:ジョージ・ウェラー記者原稿全文 その1
長崎原爆ルポ:ジョージ・ウェラー記者原稿全文 その2
長崎原爆ルポ:ジョージ・ウェラー記者原稿全文 その3

現時点で毎日新聞だけにしか掲載されていない様子…。

日本人ならその多くが、「原爆とは何であったのか」を問う機会を持ったことがあるでしょう。
それに関する重要な証言が、60年の時を超えて発掘されました。
被爆から間も無い長崎に潜入したジョージ・ウェラー記者のルポです。

当時はアメリカ当局に検問され、世に出ることのなかった記事ですが、昨年末、彼の息子である作家アンソニー・ウェラー氏がそのコピーを発見しました。

そして今日、その全文の翻訳を、毎日新聞がWebに掲載してくれました。

ルポによると、原爆被害の第一印象は、単に威力の強い爆弾という感じで、「これほどの巨大な威力が予想されていたにしては十分慈悲深いものだった」と彼は最初に書いています。

しかし病院に入ると、通常の怪我とは異なる症状に、治療が進まない様子も書いています。

被爆に関する、最も初期のルポと言える内容だけに、これが当時発表されていれば、多少なりとも世の中に影響を与えていたことでしょう。

以下はあくまでも、その翻訳を読んだ私の個人的な感想なのですが。

建物の被害や、連合軍の捕虜に関する描写には、記事の合間に彼の感想が混じるのですが、患者を描写する際は、淡々と事実を描写するに留まっているような印象が残りました。

当時のアメリカは、放射能汚染を過小評価しており、「原爆は閃光さえ浴びなければ人体にほとんど被害をもたらさない」「閃光を見たら、急いで床に伏せろ」といった内容のプロパガンダを流していました。
おそらくはウェラー記者もそう信じていたことでしょうし、そうした考えをもとに記事を書いていただろうと思います。

けれど、治療現場の様子は、その予備知識とズレがあり、それをどう表現すべきか、彼も迷っていたのではないでしょうか。

2005/06/14

マイケル・ジャクソン被告に無罪評決
M・ジャクソン:無罪評決、全米に驚き 残ったのは深い傷
マイケル無罪、証言の信ぴょう性を疑問視か

マイケルの追加記事、続々。やはりマスコミフィーバーしてます。

CNN、毎日の更新記事と、ZAKZAKの記事を追加。

CNNなんて、最初の記事は削除しちゃってるし。
とにかく速報出したかったんだろうな。
で、詳細記事を書いて更新と。

それぐらい、世界中で注目されているニュースだってことだね。
(俺も乗せられてるよなぁ。)

キリが無さそうなんで、続報追加はここまで。
新展開があれば載せるかもしれませんが。

2005/06/14

結審時よりやつれて…ジャクソン被告、無言で家路に
暴かれた私生活、健康不安説…無罪マイケルの傷深く
マイケル無罪、CD・グッズ販売関係者ら「よかった」

何故か読売新聞、マイケル関連記事が突出してます。

読売新聞は、わずか半日でさらに3本、マイケル関連の記事を追加しています。
記者の中に熱心なマイケルファンがいるのだろうか?
全く記事にしていない新聞もあるだけに、なんだか不思議な感じです。

というわけで、リンク先を追加しておきます。

2005/06/14

M・ジャクソン:子どもへの性的虐待事件、すべて無罪
米歌手M・ジャクソン被告に全面無罪の評決
マイケル・ジャクソン被告に無罪評決

マイケル・ジャクソン、やっと一息…目頭を押さえる。

ずいぶん長く、気を揉ませ続けた「スーパースターの性的虐待疑惑」裁判に、やっと判決が出ました。
結果は全面的な無罪。
10ある罪状全てが否定されました。

決定的な物的証拠が提出されなかったことと、少年とその家族の証言内容や評判に不審な点が見られること、あと、カルキン君(20歳過ぎても君付けは変かな?)の証言(マイケルは僕に対して性的行為なんてしたことないよ!)が効いたんでしょうね、おそらくは。

マイケルには奇行が目立つだけに、不利な点も多かったんですが、これでやっと精神的なストレスも減るかな?
「検察側には控訴権はなく、同被告の無罪が確定した」そうだし。

マイケルは、ネバーランドの赤字運営とこの裁判(と日常的な浪費)によって、財産のほとんどが消えてしまっているらしいので、決して安泰とは言えないのかもしれません。
それでも、性犯罪者などという怪し過ぎるレッテルが貼られずに済んだことは大きいです。

とにかく良い方向で一段落できたことだし、また早く、素晴らしい歌を聴かせてほしいなぁ。
とりあえず今日は記念に、マイケルのDVDでも観ることにしたいと思います。(そんな暇があるのか、という意見はさておいて。)

2005/06/12

水平環:群馬北部で虹が水平に広がる「彩雲」観測
水平に伸びる虹?「水平環」発生 丹後半島で観測
横浜市で「副虹」と呼ばれるちょっと変わった虹が現れました。

「水平環」「副虹」珍しい虹が2つ!

「水平環」「環水平アーク」「彩雲」、いずれも水平に見える虹のことで、群馬県で12日の昼頃、1時間も見えてたらしい。
また京都の丹後半島でも11日の午後1時過ぎに見えてた様子。

「副虹」は2重の虹。こちらは横浜で11日午後6時半ぐらいに10分ぐらい、とのこと。

虹は、たまに見えると、それだけで得した気分になります。
でもこういう特殊な虹だと「不吉なことの前触れでは」と不安になる方もいらっしゃるらしい。

リンク先に映像があります。あまり画質は良くないですが。

ちょっと検索してみたら、2001年に水平環を撮影していた方もいらっしゃいました。
こちらの写真はすごく綺麗です。

どうやら水平環は今年、あっちこっちで出没している様子。
5月以降、名古屋、鳥取、島根などで報告されています。
興味のある方は、googleあたりで「水平環」で検索してみましょう。

2005/06/11

一人暮し高齢女性宅に換気扇70台、リフォーム契約で
悪徳リフォーム:問題業者が70歳女性と1500万円契約
悪質訪問販売で母子被害 リフォーム契約1300万円

一軒家に70台の換気扇を取り付けて1,500万って…1台20万ですか?

見出しを読んだだけでも、十分非常識なリフォームだったことは分かります。

埼玉県川越市の記事は、被害者は70歳の一人暮らしの女性。
「天井裏、床下などから換気扇7台とかくはん機76台が見つかった。うち、かくはん機8台は取り付けられず、天井裏に放置されていた」だそうで、生活情報センターが交渉して「約30台のかくはん機などを撤去させ」たものの、「1500万円の半額以上は戻らなかった」とのこと。

熊本の記事は、被害者は軽い認知症の70代の母親と精神障害のある40代の娘。
5年間に「住宅リフォーム5社や寝具販売会社などの計14社と総額約1287万円の契約を結ばされ」て、収入は月14万円しかないのに毎月20万の支払いになってたそうです。
14社ってことは、悪質業者の中でリストアップされて「簡単に押し売りできる家」として回されてたのかもしれません。

しかし、こういう記事を読んでいつも思うのですが、業者名を明示してほしいですよねぇ。特に換気扇70台売りつけた業者は、名前をさらされるべきだと思う。
犯罪行為かどうかの判断が、新聞社では責任を持てないってことなんでしょうけど、どう考えたってこれ、非常識だし、無責任過ぎるでしょ。
高額で納品したかくはん機8台を天井裏に放置してたってだけでも、十分に悪質です。

こういう老人や障害者をターゲットにした、悪質な詐欺がはびこる世の中になってしまったこと自体、情けないことだと思います。
不況だのデフレだの言われていても、「何をやってても、食うだけならなんとかなる」とも言われる時代です。
なにも犯罪に走らなくても、と思うのですが。

21世紀の公園で