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2005/12/29

社説:特急転覆 安全管理で浮ついてないか

毎日新聞の27日の社説なんですが…。

人に教えてもらって驚きました。それは無茶ってもんでしょう。

『突風とは言いながら、風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ。』

脱線事故が防止できなかった責任を問う、という意味で書かれているようですが、JRやJRの運転手に「風の息づかいを感じる」ことを当たり前のように要求されてもね…。

2005/12/15

12月15日付・読売社説(1)姉歯証人喚問]「耐震偽装の全体像が垣間見えた
12月15日付・読売社説(2)日本に限らぬ『中国主導』への懸念
首相、靖国参拝批判に反論…「私は日中友好論者」

今日の読売の社説は、ほぼ全面的に賛成だなぁ。

牛肉の件では読売の社説に反対しましたが、耐震マンション問題と対中国問題に関しては、読売の主張に私も賛成です。

特に耐震マンション問題で注目したいのは以下の主張。

『関係者はこれまで、姉歯元建築士や民間の建築確認機関の責任だ、と口をそろえてきた。しかし、偽装工作で巨利を得たのは姉歯元建築士ではなかろう。』

私もそう強く感じています。
姉歯氏が行ったことは確かに犯罪行為であり、多くの人に多大なる被害を与えています。
しかし姉歯氏がこれを積極的に行っていたとは思えません。
おどされて、しぶしぶ従ってきたというのがおそらく真相なのでしょう。
姉歯氏一人に責任をなすりつけようとする関係者の態度は、あまりにも汚いものに感じられてなりません。

日本は、いつのまにか、こういう汚い大人ばかりになってしまいました。
言い訳となすりつけばかりの大人の姿は、子供達の未来を破壊し、蝕んでいると思います。

一方『中国』ですが、私は小泉首相の発言に、ほぼ全面的に賛成ですね。

『(参拝によって)かつての戦争を美化して正当化しようという気持ちは全くない』
『1人の国民である内閣総理大臣が自分の国の1施設に、平和への祈りと哀悼の念を表すこと、これを批判する気持ちが分からない』

こうした正論を、日本はこれまで、きちんとアピールしてきませんでした。
その結果が、今の中国や韓国の反日助長です。
中国も韓国も、靖国を叩けば日本は折れるものだと、たかをくくってきたのです。
小泉首相も、こうした発言を行い始めたのはつい最近です。

謝ることで先に進めるのであれば、何度でも謝ればいいと思います。
しかし、同じことをいつまでも、何度も何度も持ち出されるようでは、何も進展はありません。
そんな不健全な関係にいつまでも留まることは、日中韓、その全ての国民にとって、とても不幸なことだと思います。

これまでの日本は、中国や韓国から何か言われる度に、ただ謝ってきましたが、これが悪質な習慣となってしまい、日中、日韓の外交は、すっかり泥沼化してしまいました。
ある意味で、責めることに慣れてしまった中国や韓国を作ったのは、謝り続けた日本でもあるのです。
中国も韓国も、そして日本も、本当の意味での外交から、目を背けたままでいたのだと思います。

「日本が謝り、首相の靖国参拝を止めることが、日本を救う道だ」と説く新聞が未だにありますが、それではいつになっても泥沼から這い出ることはできないでしょう。
互いの意見を、建前ではなく、より本音に近いところで、率直に交換できる、そういう新しい外交関係が必要となっているのだと強く感じています。

2005/12/13

吉野家、苦〜い牛丼再開…安全性疑問、高くなるかも
北米産牛肉 消費者が選べるように
12月13日付・読売社説(1)[米牛肉輸入再開]「検査対象を国際基準に合わせよ」

アメリカ産牛肉輸入再開は本当に安全なのか?

正直に言って、私は当分、アメリカ産牛肉を食べたいと思いません。
「リスクは国産同様低い」という意見もありますが、かなり疑問が残ります。

アメリカでは全頭検査をしておらず、1%未満の抜き打ち検査しかしていません。
この環境では、「感染の可能性の高い牛を、あえて検査から除外する(もしくは業者が勝手に処分する)」という、意図的な工作がありえるように思えてなりません。

また、日本では焼却処分されている危険部位が、『米国では牛以外の家畜やペットの飼料になっている』という指摘もあり、これは感染連鎖が起きやすい状況を作っている可能性があります。

当面「月齢二十カ月以下」に限定しての輸入になりますが、アメリカでは全頭を個別管理している牧場はほとんどないので、月齢の判断は見た目だけとなり、生体であればまだともかく、バラされた肉を見ての判断が正確である保障はありません。

最近の日本国内の世論調査では、約7割が「アメリカ産牛肉を食べたくない」と答えています。
これは少なくとも、十分な説明が行われていないということでしょう。

こんな中、読売新聞は、輸入再開を歓迎すると共に、検査基準を国際基準に合わせることを、社説で主張しています。
日本の基準は厳し過ぎるから、甘くせよとの意見です。

基準を下げても感染事故は起きない?
いえ、違うでしょう。
基準を下げた結果、感染事故が起きたとしても、その因果関係は曖昧で、特定できないのです。
被害者が出てきても、加害者が特定できない。
だから、無責任に「甘くせよ」と言えるのではないか。
私にはそう思えてなりません。

少なくとも、肉を消費する際に、消費者がその産地を特定できるべきだと思います。
アメリカ産を国産だと不当表示するスーパーが現れないか、厳重に監視する必要があるでしょう。

しかし、実はそれだけでは不充分なのです。
肉のまま購入する時は、通常、産地は表示されていますが、加工食品の場合、肉の産地の表示は義務付けられていないのですから。
したがって、今後たとえば、レトルト食品等に入ったアメリカ産牛肉を、知らずに食べることが増えていくでしょう。

アメリカ産は安全だとアメリカは主張していますが、少なくとも私には、安全性を十分にアピールできているとは思えません。
安全という言葉を連呼するのみで、安全のために何をやっているのか、きちんと説明できているようには感じられません。

しかし来週には、アメリカ産牛肉が出まわりはじめます。

2005/12/09

「今日の日本を作った原動力の一つは韓民族」

記事の主旨そのものに反論する気はないのですが…。

自分でも「ちょっとイヤミな突っ込みかなぁ」とは思うのですが、どうにも違和感があるので、ここに書いておこうと思います。

とても気になる部分は3箇所。

一つは『(略)朝鮮日報の事業団も、せっかくの生徒たちのそばを離れて学生の立場に立ち戻った教師たちも、仲尾教授の歴史に対する愛情の前では脱帽するしかなかった。』という一節。

これ、「本来ならば礼を返す必要もない相手だが、感じ入ったので脱帽した」というニュアンスですよね。
「70歳の客員教授」に対して、ずいぶん失礼な書き方だと思いません?

もう一つは『京都大学の美術学部の学生が』というくだり。

京都大学には美術学部なんてありません。
京都市立芸術大学か京都造形芸術大学、どちらかの間違いだと思われます。
教授の話の一部を紹介するのなら、正確に紹介してほしいものです。

そして『(略)教授の姿を一部の教師たちはすべてビデオで収録した。後で弟子たちに見せるためだった。』という文もずいぶん変です。

弟子って言葉はここで急に出てきたのですが、これはいったい何をさしているのでしょう?
もしかしたら生徒という意味で使っているのでしょうか?
そもそも「一部の教師たち」が「後で弟子たちに見せるため」というのは、記者の想像でしかないような気がしてなりません。

他にも突っ込みたいとこがいくつかありますが、なんだかずいぶんいいかげんな、無神経な記事だなぁと感じてしまいました。

2005/12/03

年配ほど左手で携帯を扱う?

携帯電話の操作について、面白い調査結果が出ています。

携帯電話の操作について、2386人にアンケートを取った結果、次のような結果が出たそうです。

携帯を主に左手で使う:67.6%
携帯を主に右手で使う:24.1%

利き手別では「右利きユーザーの左手使用率は66.4%」で「左利きユーザーの左手使用率は80.5%」。
左手を使う人が圧倒的多数のようです。

ところが、これを年代別に分けてみると、40代では8割以上が「主に左手」なのに、若くなるにつれ左右の差は減り、20代では「主に右手」と「主に左手」が共に40%台と差がすっかり消えます。

メール操作についてもほぼ同様の結果が出ていますが、全体に若干「右手」が増えています。
また、男女での差はほとんどなかった様子。

アンケートを取った編集部では「ビジネスマンは左手になりやすく、学生など若年から携帯を使い出した人は素直に利き手になりやすいのかも?」とまとめています。

「右手でペン、左手で電話」という、かつては当たり前だった使い方は、若年になるほど薄れ、臨機応変に左右を使い分けるスタイルが、次第に定着しはじめているのかもしれません。

21世紀の公園で