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2008/04/27

【随時ライブ中継中】長野聖火リレー、現場からノーカット!
聖火リレーって一体何だ!?
オートバイ用品小売 株式会社光輪モータース 自己破産を申請 負債161億1100万円

聖火よりも光輪の方が個人的に目を引きました。

正直に言う。今日は、聖火関連のニュースは、夜になってまとめてナナメ読みしただけ。

そしてナナメ読みした結果出た言葉は「予想通り」。
私の中ではもうとっくに聖火リレーは終わっていたのだな、と思う。

リンクした二つ目の記事の中で、「これほどまでに感動しなかった聖火リレーは初めてである」と書かれている。

それは多くの人が感じたことだろう。
けれど、それでは言葉が足りないぐらいだ。

私は「これほどまでにくだらない聖火リレーは初めてである」と言いたい。

私の興味は、既にオリンピック終了後の中国に向いている。

国際社会においての中国の位置付けは、このオリンピックの前後で大きく変わるに違いないからだ。

今はもう、聖火なんてどうでもいい。そう思う。

それより個人的に目を引いたのは、上野のオートバイショップ、光輪モータースの倒産だ。

あれこれ悪い噂もなかったわけじゃないけれど、オートバイ本体も、パーツやアクセサリー類も、品揃えの豊富さは、おそらく世界で1番だったはずだ。
オートバイ乗りなら知らないはずがない店だった。

私もかつて何度も買い物させていただいている。

また一つの時代が過去になっていくなぁと、つい感じてしまった。

2008/04/25

北京五輪―いよいよ、聖火が走る
世界が憂う中国の愛国熱
長野聖火リレー ついに善光寺も辞退した

そもそも「聖火」ってなんなんだろう?

異常な聖火リレーをなんのためにやるのか、私には理解できない。

記事には『警察は約3000人の大警備陣を敷く方針だ。当初計画の500人態勢から6倍増となる』と書かれているが、当然、それは税金が6倍費やされることでもある。

怪我人が出た国もあれば、公表していたコースを当日急に止め、あえて声援者のいないコースを走った国もある。

聖火ランナーの報酬をすっぱぬいた雑誌もあった。
それだけに、聖火ランナーを辞退した選手の心を、私は貴重なものだと思う。

そうまでして運ばなければならない聖火とは、いったいなんなんだろう?

聖火の起源はアテネ神話がベースだろう。それはいい。

知りたいのは聖火の必然性であり必要性だ。

お祭りのための盛り上げイベントなのか、それとも聖なる儀式なのか。

聖火が走るたびに殺伐な印象ばかりが拡散している現状では、今年の聖火は盛り上げにも呼び込みにもなっていないし、とても聖なる儀式とも思えない。
火を持って走っているとしても、その火が聖なるものだとちっとも思えないのは私だけではあるまい。

いったい何の目的で聖火ランナーは走らされているのだろう。
彼等の心中にある虚しさを計るはかりがあるなら、ぜひ計ってみたいものだ。

2008/04/22

ラジオ波とパイ皿とホットドッグでがん治療法を発明した男

素人のおじいちゃんが切り開いたガンの新しい治療法。

この記事を読む限り、原理はすごく簡単です。

特定の周波数のラジオ波を当てると、肉体を熱することなく、金属だけを熱することができる。
そこで、ガン細胞に液体状の金属を注入し、そこにラジオ波を照射してみてはどうだろう。
肉体を傷付けることなく、ガン細胞だけを死滅させられるんじゃないか?

このアイデアをふと閃いた元TVラジオ局エグゼクティブのキャンザスさんは、ラジオの自作なら自信があるとばかりに、早速自作のラジオとパイ皿で実験。
試作機で感触を得て、『今度は約20万ドル投じ高度なラジオマシンの組み立てに挑戦』し、『ホットドッグに硫酸銅を注入し』て実験し、予想通りの結果を確認…!

現在、大学とガンセンターで、専門家による実験が行われているそうで、専門家も「思いつく限りどんな種類のがんでも治療できる可能性」があると発言している様子。

実際には、身体に硫酸銅を注入するなんて乱暴な方法は取れません。
そこで、今流行りのナノテクを使います。

金属のナノ分子を注射し、ガン細胞にナノ分子が集まった状態でラジオ波を当てると、ガン細胞だけが死滅していくわけです。

少なくとも固体の腫瘍にはかなりの効果が認められるようで、しかもマウスを使った実験では、副作用も現時点では見当たらない様子。

なんというか、原理がすごく単純なだけに、画期的に「安く安全な治療」として定着しそうな気がします。

2008/04/18

どっちがかわいい? 同名「せんとくん」既に活躍中

命名も無神経だった様子。

「せんとくん」の同名キャラが既にいたとのこと。

しかも『事業協会は「同名キャラの存在は知っていたが、商標登録をしておらず、大丈夫だと思った」としている』と言う。

知らずに決めたのならともかく、知ってて決めて、勝手に広報までやっちゃうわけ?
同名キャラの存在を知ってたなら、まず先方に確認するとか、了解を求めるとか、普通しないのかな?

既に活躍中の同名キャラは、『神戸市兵庫区で続いているイベント「福原遷都まつり」の「セントくん」』。

こっちはカタカナなんだね。

キャラクターというより雑誌のイラストカットみたいでちょっと地味だけど、こっちの方が普通に可愛いな。

2008/04/18

イラク判決―違憲とされた自衛隊派遣(4月18日付・朝日社説)
イラク空自判決 兵輸送は武力行使ではない(4月18日付・読売社説)
違憲判断を機に集団的自衛権論議を(4月18日付・日経社説)

名古屋高裁判決をどう読むか。

『航空自衛隊がクウェートとイラクの間で実施中の空輸活動の一部について、名古屋高裁は、国際紛争解決の手段としての武力行使を禁じた憲法9条に違反するとの判断を示した』が、これに対しての大手新聞社の反応はどうか。

朝日は『もともと、無理のうえに無理を重ねた法解釈での派遣だった』ことを改めて指摘、『本来、政府や国会をチェックするのは裁判所の仕事だ。その役割を果たそうとした高裁判決が国民の驚きを呼ぶという現実を、憲法の番人であるはずの最高裁は重く受け止めるべきだ』と、かなりのところ納得し、尊重している。

読売は真逆だ。いきなり『イラクでの自衛隊の活動などに対する事実誤認や、法解釈の誤りがある。極めて問題の多い判決文である』と断じ、『仮に掃討活動が武力行使だとしても、憲法上の問題はない』と判決内容は誤りだと断定する。あたかも高裁よりも読売の方が法律の専門家だと言ってるようで、また、政治的判断を憲法上の解釈よりも優先しているのがあまりにもミエミエで、私の目には見苦しく映った。

日経は大人というか、あえてあまり踏み込まずに『イラク特措法の国会審議でも問題になった「戦闘地域」「非戦闘地域」の区分け基準のあいまいさと、その大本にある集団的自衛権を巡る政府の憲法解釈の無理を浮かび上がらせたものとして注目したい』とし、『名古屋高裁の判断は、福田政権のちぐはぐな姿勢に対する批判のようにも見える』と傍観者的な態度で論説をまとめる。

もともとが、日本の平和憲法と、国際政治上の立場とのねじれに起因する問題であって、そのねじれは70年代からずっと指摘されていることだと思う。

イラク戦争での派遣は、本来、憲法上できないことだった。そのため、イラク特措法を作り、かなり無理をして派遣を行った。
それは「政治的に必要」とされたからだ。
政治的に必要なら、法をあえて変更して対処しようという流れである。
イラク特措法が成立したときでさえ、それでも憲法と矛盾するのではないかという議論は残っていたのだ。

したがって、今回の判決内容は、十分想像できる範囲のものだったと思う。
むしろ、主文と傍論で「ねじれ」が生じていることが、すなわち政治と憲法との「ねじれ」でもあることを、きちんと認識すべきなのだと思う。

私は、短期的なねじれは、ある程度仕方ないものだと考える。
それは理想と現実との乖離は、どの時代でも生じることだと思うからだ。

しかし、現実を優先するあまり、理想を忘れるようでは困る。

ここで言う「理想」が、第二次世界大戦終焉時の「理想」であったことも思い出さないといけない。

当時の理想と今の理想に大きな差が生じているのであれば、その差を吸収し、埋める作業も必要だろう。

どのように吸収し、埋めるかは、とても難しい判断になるだろうが、それを行わない限り、ねじれが消えることもないはずだ。

今そこにある「ねじれ」をきちんと認識する意味では、今回の判決は必要なことだったのではないかと思う。

2008/04/17

平城遷都1300年祭キャラ 愛称は決まったけど…
「仏様を侮辱」 僧侶ら平城遷都祭マスコットの再考要請

本気でこのまま使うつもりなんだろうか?

平城遷都1300年祭(2010年)のマスコットキャラクターに愛称が決まったそうだけど…愛称どころではあるまいに、と思うのは私だけではないと思う。

2月にこのキャラクターが発表されて以来、反発意見が多々続出していたはずだ。
当然だと私は思う。

2頭身半の仏様に鹿の角を生やしたデザインは、仏教への侮辱と受け取られても仕方ない。
いくら可愛くデザインされていようが、聖なる人物を動物化させれば、それは聖なる者を汚したのと同じだ。(私は可愛いデザインになっていると思っているわけではない。)

もちろん仏教信者でも「汚された」と感じない人もいるだろう。
「可愛いから別にいいんじゃない?」で済ます人もいると思う。
しかし、なんとなく「汚された」と感じる人は、決して少なくないと思う。

なにせ仏教の言葉には「畜生道に堕ちる」などという言葉まであるのだから。

いや、仏教でなくとも、動物を不浄、下等とみなす感覚は結構普遍的なものだ。
聖なるものと動物との合体は、あまりにも危険過ぎる。

「人と動物の合体程度なら、キャラクターとしてもよくあるものじゃないか」という意見もあるかもしれない。
しかしそれは違う。

動物を擬人化することと、人物を動物化することは、似ていても、全く異なるものだ。
動物の擬人化には、多くの場合「賢い」「可愛い」というニュアンスが含まれる。
しかし、人物の動物化には、ほぼ常に軽蔑的な、侮辱的なニュアンスが含まれる。
だからこそ、動物のあだ名を付けられて傷付く人が多いのだ。

2年ぐらい前に、マホメットを風刺マンガにしたどこかの新聞が、国際問題化したことがある。
今回のマスコット問題は、それとも通じるものがある。

宗教に熱心な人は、その宗教を何よりも大切にするものだ。
しかし、宗教に鈍感な者には、その感覚が理解できない。

しかし、鈍感だからで許されることではない。
信心を汚されたと感じる人にとっては、何よりも許し難い行為であり、宗教の自由を脅かす行為でもあるのだから。

ましてや、公共事業で使うマスコットだ。
そうした配慮が不可欠であるはずだ。

私は基本的には無宗教であるけれど、宗教の尊厳を傷付けるようなことはしたくない。
特定の宗教の者が傷付くようなキャラクターを使う無神経さを許したいとは思わない。

2008/04/15

【独占インタビュー】西武・後藤社長が日教組会場使用拒否への批判に反論

プリンスホテルの言い分は、私はほぼ正しいと感じる。

グランドプリンスホテル高輪で予定していた日教組による「教育研究全国集会」の全体集会が、プリンスホテル高輪の契約破棄によって中止になったことは、既に多くのメディアに取り上げられている。

民主主義において守られるべき「集会の自由」を損なうものとして、プリンスホテルを弾劾する意見が多い。
その意見は確かに正しい。

しかし、プリンスホテルサイドの意見もまた正しいのではないか。

『過去の(日教組の)教育研修全体集会のケースを調べると、(右翼活動家の)街宣車が150台も押し寄せ、千数百人の警察官が大掛かりな警備を行っている』

『当日は結婚式を挙げられる方が7組おられた。病院には重篤な患者さんとご家族もいらっしゃる』

『同集会の前日、当日の2月1、2日は当ホテルの半径2キロメートル圏内で入試があり、約7000名の生徒さんが受験する予定だったことだ。当ホテルにも受験生450人が宿泊していた』

『厳戒態勢のなか、身分証明書を提示して検問を通過し、大騒音のなかで受験しなければならなくなったら、受験生やご家族の長い間の努力の成果が存分に発揮できるだろうか。お客様、近隣の方々の安心安全を優先することこそ、われわれの義務だ』

仮に当日の混乱が最小限で抑えられたとしても、検問だの騒音だのが無くなっていたとはとても思えない。

そんな中で私の子供が受験することになったら、私はそれを「民主主義のコスト」だと割り切る事はできないだろう。

ましてや、それで受験に失敗したら、その怒りや悲しみを、いったいどこに向けたら良いのだろうか。

私の親がその当日、隣接する病院に入院していたとしたら、騒音を「民主主義のコスト」だと甘受できるものだろうか。

交通事情の悪化によって患者の運搬に滞りが出ていた可能性もある。

民主主義も権利も自由も大切なことだが、それが特定の第三者の人生に取り返し様の無い損害をもたらす可能性があるとしたら、そうした損害が出ないように最大限努力する義務が、やはり当事者にはあると思う。

判断が遅かった点は残念なことだが、少なくとも私には、ホテルの意見は間違っていると言い切ることはできない。

2008/04/10

Vistaに見切りをつけたMicrosoft
Microsoftが超低価格PC向けにWindows XP Homeの販売期間を延長

続くVistaの悪評の中、XPは一部販売延長に。

そして、早ければ来年、Vistaの次のWindowsが販売されるそうで。

リリース時期は眉唾だけど、それってますますVistaの立場ってないなぁ。
お店でVistaを勧められて買ったお客さんは、本気で可哀想だよ。

ただ、Windows XPの販売は、原則今年の6月30日までで、以降はWindows XP Home Editionだけが、限定したマシン(小型ノート)に対してのみインストールされて販売されます。

近日パソコン購入を検討している人は、6月までにXPマシンを手に入れた方がいいんじゃないかな。
Vistaには手を出さないで済ます方が、きっと幸せだと思う。

Vistaを既に買ってしまった人は、頑張ってそれを使うしかないけど、本当に使いにくいようなら、XPに入れ直す方法もないわけじゃないから。少し費用がかかるけどね。
あるいは来年に出るかもしれない新しいWindowsに期待しておくか…。

ところで、私の生徒さんの一人が、Vistaノートを使っているのだけれど、昨日いきなり外付けマウスが使えなくなった。
昨夜2時間格闘したものの、解決せず。
SP1への自動アップデートが原因かもしれないけれど、どうもはっきりしない。。。
う〜ん。。。

2008/04/02

韓国大統領、任期中の給与を恵まれない人に寄付へ

思わずファンになってしまいそうです。。。

「わたしは公職で得た給与はすべて公共の福祉のために使うと約束した。大統領の給与を恵まれない人に寄付するというのはその約束の一環だ」

5年間の大統領任期中の給与を、全額寄付するのだという。

いくら資産家とはいえ、そうそう出来ることでも、また言えることでも無いでしょう。

かつては日本にも、こうしたタイプの政治家がいたように思いますが、私が物心付いて以降、トンと見かけません。

韓国の大統領は、当初の印象と、任期切れあたりの印象が、全く別人のようになってしまう人が多いですし、また、そもそも話があまりにも美談過ぎて、にわかには信じられない話です。
しかし、この志は、素晴らしく尊いと思います。

李明博氏には、ぜひ頑張ってほしいものです。応援したくなりました。

2008/04/01

埼玉の世界一砲丸作り職人 「北京五輪提供しない」
円と球(1)たった1人の五輪ボイコット
円と球(2)砲丸が消えた!

昨年11月の時点でオファーを蹴っていたそうです。

辻谷政久さん(75歳)が手作りで製作する砲丸は、「アトランタ・シドニー・アテネの3大会連続でメダリスト全員が辻谷さんの砲丸を選んでいた」ほど。

重心の精度が全然違うため、他社の砲丸とは飛距離が1〜2メートルも違うのだという。
まさに職人技である。

しかし辻谷さんの砲丸は北京オリンピックには参加しない。
2004年のアジアカップでの現地サポーターのマナーの悪さや度重なる反日デモを見て、昨年11月時点で既にオファーを蹴っていたのだそうだ。

「ギョウザの問題やチベットの問題以前に決めていたんですが、最近のニュースを見ても送らなくてよかったなと思います。やっぱりこの国にオリンピックをやる資格はありませんよ。」

「砲丸は私の分身です。とても中国には出せない。大事に使ってくれる選手には申し訳ないが、職人としての意地があります」

政治とスポーツ交流は別のものだという意見もあるだろうが、最終的には、参加するかどうかは個人が決めるべきことだろう。

辻谷さんは早々と不参加を決めた。
そんな「職人のガンコさ」が爽快と感じる人は、私だけではないはずだ。

21世紀の公園で