リンク先が消えていたり、リンク先の内容が変わっている場合があります。
2002/12/31

リニアモーターカー、中国上海で開通式典を実施

上海で、世界初の磁気浮上式リニアモーターカーが開通したそうです。
しばらくは試験運転になるようですが、磁気浮上式リニアモーターカーは、数十年前から「次世代交通機関」として期待されていたものだけに、「やっといまごろ、本格運転までこぎつけたのか」と感じる人も多いことでしょう。
「理論」と「実用」との間には、それだけ大きな隙間があるわけです。

これは個人的な想像ですが、列車本体を浮かせるだけの磁気を発生させてるわけですから、磁気に金属ゴミも引き寄せられて、そのゴミをどう処理するかが大変そうです。
大量の磁気は、電子システムにも影響を与えるでしょうし、人体にもいろいろ影響を与えそうな気もします。
乗ると磁気で肩こりが治る、なんてことは、いくらなんでもないだろうなぁ。(ぉぃ)

2002/12/31

業歴30年以上の「老舗」倒産止まらず 破綻4社に1社

日本の企業破綻も、かなり特徴的な現状があるようです。
必ずしも大手ではないものの、創業30年以上の老舗と呼ばれる企業の倒産が多いとか。
2002年度上半期の倒産は9642件で、うち業歴30年以上の倒産は2582件で、26.8%。
特に製造業や卸売業が多いのだそうです。
倒産は、一つ潰れると、その関係各社に波及しやすい面があります。
営業面で「古い付き合い」を大切にしてきたところほど、「古い付き合い」といっしょに倒れやすいのではないでしょうか。

2002/12/31

駐車違反:警察庁、業務の民間委託推進へ 新法制定を検討

駐車違反の検挙数を増やすため、警察以外、たとえば自治体や民間企業でも取り締まれるように、法を改定しよう、という話。
迷惑駐車は確かに違法ですし、酷い停め方だなぁ、と思うこともありますが、ドライバーの立場で考えると、駐車スペースがロクになくて困ることの方が多いです。
一方的に、ただ検挙数を増やせばいいという発想にならないように願っています。

2002/12/31

米企業の破たん、2002年は過去最大

2002年は、潰れたアメリカの企業の数が、過去最大だったそうです。
それも、通信大手のワールドコムや、世界最大の航空会社・ユナイテッド航空など、大きな会社の破綻が目立ちます。
この状況は2003年も続きそうです。

2002/12/31

あけおめ携帯通話・メール、最高で8回に1回に規制
「おめでとう」コール、メールを規制 携帯電話各社

携帯電話での「おめでとう」のコールやメールは、できれば避けましょう。
元旦午前0時前後は、通常の数十倍の通信量になると予想されるため、携帯電話各社では「8回かけても1回しかつながらない」よう規制をかけるそうです。

2002/12/31

銀行、三が日ATMカラ!!
銀行ATM、正月3が日は大半が休止

1月1日から3日の間、コンビニ内に設置しているものも含め、大手銀行や郵便局のATMのほとんどが使えなくなるそうです。
あさひ銀行はシステム見直しの為、5日までATMが使えません。
UFJは正月の間も使えるそうです。

このATMが使えない期間、今年はATMの中身をカラにしておく金融機関がほとんどだそうです。
建設重機を使ったATM荒らしが、今年だけで、全国で54件も発生しているため。
物騒な世の中になったものです。

2002/12/31

年越しのお札、過去最高の75兆5000億円

この記事のタイトルを見て、私は一瞬意味が分かりませんでした。
要するに、現金の出回っている量が過去最高になり、銀行に預けている金は減っている、ということです。
貯蓄は日本人の美徳と言われていたほどですから、その美徳の習慣が消えつつある、とも言えるでしょう。
もちろんこれは、金利が低く、銀行を信頼できない状況があるためです。
不安材料が多いため、皆、銀行に預けるよりも、手元に置いている傾向が強くなっているのです。

2002/12/31

2003年株価はどうなる:景気の流れ捉えた循環相場に
東証:不安材料、03年に持ち越し 8000円割れも視野に

読売新聞と毎日新聞の、来年の株価予測です。
国際的には、まずイラク情勢がキーになってきます。
戦争になっても短い期間で終われば、上昇に転じる可能性が強くなりますが、長期化すればもっと落ち込む可能性が強くなります。
国内では不良債権と銀行問題、そして選挙がキーになります。
前者2つの解決は難しく、また選挙もどうなるか全く見えません。
こうして見ると、上昇に転じるための材料に乏しいことは明らかでしょう。
2003年はゼロ成長か、もしくはマイナス成長になる可能性が高いと思われます。

ただ、私はこれは、ある程度仕方が無いことだと考えています。
バブル時の膿を出し切れていない以上、プラス成長に移行できるはずはないからです。
思うに、今の生活は一般に見て、バブル前の暮らしよりも未だ贅沢とも言える状況ですから、もう少し清楚な暮らしになっても仕方が無いのではないでしょうか。
デフレによって生活費が安く上がる状況になっているので、少々の収入の低下は、さほど問題にはならないはずです。
元旦を海外で迎える人が過去最高というニュースが、これを象徴していると思います。
ただ、職を失ったり、会社が潰れたりという状況は、「少々の低下」では済みません。
私もこの一年はライターの仕事が激減し、最悪とも言える状況です。
だからこそ、「いいかげん景気が良くなって欲しい」とは思うのですが、「そろそろ景気が良くなってくれれば」という期待は、おそらく全くあてになりません。
景気が底這いである状況の中、なんとか無い知恵を絞っていくしかないのだと思います。

2002/12/30

大納会、日経平均は20年ぶり9000円割れで終了
東証大納会、長嶋さんが三本締め 20年ぶり9千円割れ

日経平均株価は30日、8578円95銭で年内の取引を終了しました。
日経平均が年末に9000円を下回ったのは、1982年(8016円67銭)以来20年ぶりだそうです。
日経平均も東証株価指数も3年連続で下落。
年内に何度も「底打ち」と報道されたものの、結果的には「底を打つたびに底が下がる展開」となり、何度も「バブル後の最安値を更新」しました。
この状態が今年で終わるのか、それとも来年に持ち越すのかというと、持ち越す可能性のほうが強そうです。

2002/12/29

出会い系規制「『少女被害者』論では解決しない」
出会い系規制――まず買う側の厳罰から

出会い系の規制について、読売新聞と朝日新聞の社説が対立しています。
今回の規制案は、「買った大人だけでなく、誘った少女側にも罰則規定を設ける」という点で、これまでの規制とは大きく異なっています。
読売は、これを評価し、「少女への罰則適用もやむをえない」としていますが、朝日は「一足飛びに大人と同じ扱いは良くないと思う」とし、まずは罰則規定なしの禁止のみにしてはどうかと提案し、同時に大人に「もっと厳しい罰を検討する必要がある」としています。

私の考えでは、本当に売春行為を減らしたいのであれば、少女側の罰則規定は必要です。
彼女らは、自分は法律上、犯罪者にならないことを十分に理解したうえで、言わば安全な金儲けとして、援助交際を行っているからです。
大人側のみを締め付けても、彼女達のモラルや損得の勘定が変わらない限り、援助交際を肯定する子供達は増え続けるでしょう。

ただ、性は所詮はモラルの問題です。
法律で締め付けることでは、モラルは解決しません。
昔のような管理売春はともかく、現在の援助交際は、本人が好きでやっているだけに、「どうして悪いことなのか」が説得力を持ちません。
モラルは本来、社会的な仕組みを維持するために必要なことです。
言いかえれば、未来のビジョンなしには、モラルのあるべき姿は語れません。
過去のモラルを、街並や自然と同様に破壊し続けてきたツケが、ここに現れているのだということを、もっと自覚しなくてはならないのだと思います。

2002/12/29

田中知事の似顔絵入りドラ焼き、肖像権侵害で製造中止

長野県の田中康夫知事の似顔絵入りどら焼きが、長野の土産品として、かなりの人気商品になってたそうです。
ところが、これ、田中氏本人には無断で作られていたそうで、知事側から「肖像権の侵害」と指摘され、製造中止になったとか。

製造業者は「長野県を応援したいと思って製造した」と言ってますが、でも所詮は商売でやったことだからなぁ。
最初に「いいですか?」ぐらい一言聞いておけば、何も問題なかったような気もするんですが。

田中知事は「一言の断りもなく私の顔を使って商売をしたのだから、県内の社会福祉施設に寄付するなどしてもらいたい」と語ったそうです。
本当に応援のつもりだったのなら、せめて利益の一部は寄付してもらえるかな?
それにしても、肖像権や著作権って、未だにこんな無許可でやっちゃう人がいるんですねぇ。
無知なのか、厚顔なのか、どっちなんだろう。

2002/12/29

西ナイルウイルス、米野生動物200種以上に感染

今年、アメリカで241人の死者を出した西ナイルウイルスが、アメリカの野生動物200種以上にも感染していることが分かったそうです。
また全米100か所の動物園でも、多種の動物が感染していることが分かっており、希少動物の絶滅など、生態系の破壊が一気に加速する可能性は高いでしょう。
西ナイルウイルスは、蚊のほか、食物連鎖、ふん内のウイルス等が感染源になるようですが、感染を食い止める具体的な処置については、現在未解明の部分が多いです。

2002/12/29

世界最古の漆製品など数万点が焼失
国内最古級の漆製品焼失 北海道で文化財事務所全焼
火事:世界最古の漆が焼失 北海道・南茅部町調査団事務所

北海道の大船遺跡の、埋蔵文化財調査団の作業事務所から火災が起き、世界最古(約9000年前)の漆の副葬品ほか、貴重な出土品数万点が焼失したそうです。
放火なのか失火なのかは分かっていません。
考古学上、漆は中国で発明されたのか、それとも日本が先だったのか、未解明だそうで、それだけに貴重な資料の損失は残念です。

2002/12/29

オークション:米カリフォルニア州の町 個人が2億円で落札
カリフォルニア北部の町、ネット競売で落札

先日ここに書いたアメリカ・カリフォルニア北部の町のオークションですが、結局落札額は178万ドル(約2億1500万円)でした。
ただし落札者がいたずらでない保証はないので、本当に売れたかどうかは未だ分かりません。
ちなみに、この町の現在の所有者は、1972年に15万ドルで買ったのだそうです。
このオークションが本当に成立すれば、30年間で12倍になったことになります。
もっとも、老朽化した町の設備を、快適な状態にするには、落札額と同程度の資金が必要だろう、という意見もあります。
安い買い物なのか、高い買い物なのか、現段階ではなんとも言えない感じですね。

2002/12/29

視聴率ベスト20に「サザエさん」しかなくなったフジテレビ

気が付かないうちに、ずいぶんエライことになっています。
一時期は“民放の雄”を自認していたフジテレビが、いまや視聴率ベスト20に「サザエさん」しかないという事態に。
これは全国ネットのTV放送局としては、最悪の事態と言えるでしょう。
記事では「フジ内部に危機感を持った社員が増えているのが唯一の救い」とまとめていますが、これで危機感を持てなかったら異常過ぎます。

2002/12/28

永田町陰陽師が「暗黒時代の幕開け」託宣
出国ラッシュは過去最高、帰省の混雑は例年以下

これは単なる占いの結果なんですが、どうにも不吉な結果が出ています。
小泉首相は10年に1度の大凶で、自民党の青木氏は裏切りもしくは病気に出会い、他の政治キーマンも、どうも気運はいまひとつ。
「日本経済はしばらく低迷」し、「政界再々偏の嵐が吹き荒れ」「治安悪化や社会不安がはびこり、政治テロが発生する」というのですが。
実際のところ、上向きの動向を示す材料はほとんど見当たらず、戦争・不景気といった不安が蔓延しています。
特にイラクや北朝鮮の動向は、来年前半、一番の不安材料になるのでしょう。
もっとも、そんな中でもこの年末、日本からの海外旅行者は過去最大という結果が出ています。
それほど悲観した雰囲気ばかりでもないのかもしれません。

2002/12/28

すれ違う車同士が「この先渋滞中」と会話

自動車がすれ違う際に、お互いの持つ交通情報を交換し合うという、ユニークな情報システムが開発中だそうです。
確かに走っていて、「この先は渋滞してるよー」とか言ってあげたくなるときがありますもんねぇ。
でも、センサー、無線、コンピューターの搭載は、結構お金がかかりそう。
カーナビもしくは携帯電話に組み込めるようになれば、コストも下がるかもしれません。

2002/12/27

最も称賛する人物にブッシュ米大統領 米調査

アメリカ人が最も称賛する男性はブッシュ大統領なのだそうです。
ブッシュ大統領は28%から支持されており、2位のノーベル平和賞を受賞したジミー・カーター元大統領の9%に大差をつける格好となりました。
積極的(攻撃的)なアメリカを好むアメリカ人は多く、しかし一方でそれに批判的な平和主義者も決して少なくはない…ということなんでしょうか。

2002/12/27

仏海岸部へ迫る、浮流の油の帯 スペイン沖タンカー沈没

何度かここに書いているスペイン沖のタンカー沈没ですが、未だ解決の目処がついていません。
現在、112kmにも及ぶ油の帯がフランスの海岸に接近しているそうで、1日あたり125トンの石油が今も流出中です。
艦内にはまだ6万トンもの石油が残っているはずですが、流出を止めるための処置は進めているものの、回収の目処は皆無。
このままだと、最長で2006年春まで、この事態が継続する可能性もあるそうです。
戦争も嫌ですが、環境破壊もなんとか止めてほしいものです。

2002/12/27

米大学アメフット最高峰の試合に初の女性選手出場
女性選手が初出場 NCAAのラスベガス・ボウル

アメリカの大学アメリカンフットボールの大会で、1部Aとしては初めて、女性の選手が出場したそうです。
残念ながら試合は負けたようですが、彼女のりりしい写真は、なかなか印象的です。

2002/12/27

米英軍がイラク爆撃 イラク側は市民3人が犠牲と発表
米英軍機がイラク南部で空爆
イスラエル軍、ベツレヘムに再侵攻

アメリカとイラクとの戦争は、既に始まっています。
お互いに「自衛処置」と言い合っているようですが、いずれにしても、犠牲者の命は戻ってきません。
なんとか歯止めをかける方法はないのでしょうか。

2002/12/27

日本は米英に次ぐ敵国…イラク副大統領が批判
イラク副大統領「日本は米英に次いで敵対的」

アメリカのイラク攻撃は、日本人の多くにとっては、「不安に感じながらも、所詮対岸の火事」という印象だと思いますが、イラクにしてみれば、「日本はアメリカ・イギリスに次ぐ敵国」という位置付けのようです。
つまり、戦闘は直接しないものの、アメリカの言いなりになって、経済的にイラクを苦しめていると。
イラクの副大統領は日本に対して、米国の情報に頼るのではなく「独自に代表をイラクに派遣し、現状を見てから公平に判断してほしい」と注文したそうです。
実際、日本はアメリカの機嫌を伺いすぎていて、独自の国際情報の収集を怠けている、という気がしてなりません。
イラクが善玉とも思いませんが、アメリカもまた、正義にはほど遠いところにあるように思います。

2002/12/27

「町、売ります」米のネットオークションに出品 価格は現在6000万円台
町をまるごとオークションに カリフォルニア州北部
OWN THE ENTIRE RUSTIC TOWN OF BRIDGEVILLE CA.

カリフォルニア州にある、約33万平方mの町(っていうか、村だよなぁ)がまるごと、オークションに出品されています。
写真を見る限り、とても風光明媚で美しい町ですが、サンフランシスコの北400キロという位置にしても、「山小屋4軒、住宅9軒のほか、先住民の墓地もある」というデータにしても、確かにかなり田舎っぽいです。
これを書いている時点で、約2億円の入札が入っており、あと半日ほどで締め切りです。
ちなみに、サンフランシスコあたりでは、並の家なら、2000万程度で建てられます。
土地を切り取って、ウチの近所に運べたならなぁ、などとついつい考えてしまいました。
(先住民の墓地と聞いて、一瞬、スティーブンキングの小説を思い出してしまったことは秘密です。)

2002/12/26

2ちゃんねる管理人の控訴棄却 名誉棄損訴訟で東京高裁
「2ちゃんねる」に400万円賠償命令
ひろゆき氏、上告へ

管理する掲示板に、名誉毀損に該当する発言が書きこまれたとき、管理人はそれを削除すべきなのか、また2ちゃんねるのような巨大な掲示板において、名誉毀損にあたる書きこみを管理人が見つけ、それを管理・削除していくことは、本当に可能なことなのか。
この2点が焦点と言える裁判なんですが、判決は「名誉毀損にあたる発言には公益性も真実性も認められない」「管理者には該当する発言を削除する義務がある」とし、2ちゃんねる管理人のひろゆき氏に400万円の賠償を命令しました。

名誉毀損というのは、実はかなりやっかいな行為でして、その内容が事実であろうが、事実でなかろうが、特定の人物や会社の評判を落とす意図があれば、その発言をした時点で、全て名誉毀損になってしまいます。
つまり、悪徳業者にひっかからないように注意を促したい、という意図で書かれた発言も、それが本当に悪徳業者であっても、特定業者の名前を挙げたとたん、名誉毀損になってしま可能性がかなり高いんです。
このあたり、かなり理不尽な法律のように感じるのですが、実際にそれがデマだった場合を考えると、こうした規制がなければ、不当に名誉を傷つけられる個人が続出することも十分想像できると思います。
ですから、法の精神から言えば、真実かどうかが不明な、名誉毀損にあたりそうな発言は、やはり削除していくしかないのでしょう。

問題は、むしろ、それが管理人に本当に可能なのかどうかではないでしょうか。
あれほどの書きこみがあれば、掲示板の全ての書きこみをチェックできるとは、とても思えません。
だとしたら、管理できないほど巨大な掲示板を作ってしまったこと自体が彼の罪なのだと、裁判長は言わんとしているのでしょうか。
そのあたり、もう少しきちんと突っ込んだ判決が欲しいと、私は感じました。
なお、ひろゆき氏は上告し、最高裁で争う方針だそうです。

2002/12/26

<子供置き去り>親はクリスマス休暇で海外旅行 英国で2件
「ホーム・アローン」が現実に 少年残し家族は旅行
消えた母親、少年が必死の名“演技”

映画のホームアローンは素晴らしいコメディーでしたが、あれが現実になると、かなり悲惨な話と言えるでしょう。
家族が海外旅行を楽しんでいる中、11歳の子供がひとりぼっちで留守番するわけですから。
そんな事件がロンドンで2つも起きていたそうです。
詳しくは記事を読んでいただいたほうがいいでしょう。
それにしても、こういうことを平気でやれる親っていうのは、本当にどういう神経をしているんだか。

2002/12/26

ネットカフェの捨て子、店員の機転で一命を取り留める

池袋にあるインターネット・カフェで、生まれたばかりの赤ん坊が捨てられていたそうです。
どうやら女子トイレで生まれ、そのままゴミ箱に捨てられた様子。
店員が掃除の際に気づき、急いで119通報するとともにお湯で温めたタオルで赤ん坊をくるむなどし、そのおかげもあって、一命を取りとめたそうです。

2002/12/26

少女売春、高校生の半数が「本人の自由」

高校生の2人に1人は、金銭目的で性的交渉を持つことについて「問題はあるが本人の自由」と考えているそうです。
まぁ、そうだろなぁとも思いつつ、金目当てのセックスはやめてくれよ、と自分の子供や知り合いには呼びかけたい今日この頃であります。

それはともかく、この記事の終わりの方なんですが、「小学生時代に暴力シーンのあるテレビ番組が好きだった」中学生は暴力衝動が多い傾向にあることから「映像が暴力衝動に少なからず影響を及ぼしている」とまとめようとしているのは、少々強引な論理だろうと思います。
そうした論理も確かに成り立ちますが、「当時から暴力衝動が強かったから、そういうTVを見て憂さ晴らししていた」とも考えられますよ。
「ホラー映画を見ると殺人鬼になる」みたいな安易な論理は、これはもうマスコミの暴力の一つではないかと思うんですけどね。

2002/12/26

反米感情:「米国好き」は19カ国で減少 シンクタンク調査

「アメリカ人はアメリカの理念や習慣に自信を持っているが、アメリカ以外の国(特にヨーロッパ)では、アメリカの理念や習慣が広まるのは悪いことだと考えている人が多い」
だって、アメリカ人って、アメリカ以外の国の意見を聞かず、アメリカの論理を押し付けるのが、本当に得意ですからねぇ。
貿易摩擦にしても、CO2の排出規制にしても、イラク攻撃にしても、とにかく自分勝手に動きたがる。
世界のためとか言いながら、実際にはアメリカの国益しか考えてないのがモロ見えでしょ。
そのくせ自分達の行動を正当化するのも好きだから、そりゃあ周りはイライラしますよ。
ハリウッドやポピュラーミュージックがなかったら、アメリカのイメージって、もっと酷くなってるよね。

2002/12/26

ローマ法王、クリスマスミサで平和を呼びかけ
ローマ法王がXマス談話「イラク攻撃回避を」

ローマ法王がクリスマスミサで「世界のすべての宗教の信者に、平和に向けた努力を求めたい」と語ったそうです。
バチカンの枢機卿達は、最近「予防的戦争は侵略戦争にすぎない」「イラク攻撃は、イスラム社会にキリスト教社会に対する強い反発を招く」といった発言を繰り返しており、アメリカの姿勢に批判的とのこと。

2002/12/25

米スーパー大手が指紋で買い物サービス 1万人が利用

指紋の照会だけで買い物が出来るスーパーが、テキサスには既にあるのだそうです。
大学生や高齢者にユーザーが多く、現時点では試験的な導入だそうですが、高齢者が現金を持ち歩かなくて済むのは、確かに大変有難いことだと思います。
ハイテクの国・日本では、どこが最初に導入するんでしょうね。

2002/12/25

罰金の代わりにクリスマスキャロル テネシーの裁判所

テネシー州コロンビアの某裁判所では、クリスマス前の最後の審理で、軽い交通違反者には、罰金の代わりにクリスマスキャロルを歌い、缶詰5つを困っている人のために寄付することを命じているのだそうです。
こういうしゃれた措置ができる街って、素晴らしいと思います。

2002/12/25

みずほ、半年間で中小企業向け貸し出し5兆円減

公的支援を受ける銀行は、自らの融資計画に沿った中小向け融資を義務づけられています。
みずほフィナンシャルグループは、今年度の中小向け融資を「昨年度より100億円増やす」としていたのですが、実際には半年で5兆円も減らしており、金融庁は「説明がつかない減少規模で、本気で中小企業融資に取り組んでいるのか疑わしい」と指摘。
年度末を待たず、1月にも業務改善命令が出るようです。

もっとも、5兆円もの減は酷すぎるにしても、他の大手銀行も中小向け融資は減っているところばかりのようです。
その理由は、中小企業の多くが「倒産だけは避けたいと、新規融資を受けないばかりか手形も切らなくなっている」からだそうで、不況の深刻さが伺えます。

2002/12/25

「いいとも!」ギネス認定
タモリの「いいとも!」司会5千回、ギネスが世界一認定

フジテレビの「笑っていいとも!」が「生放送単独司会世界最高記録」としてギネスブックに認定されたそうです。
「笑っていいとも!」のスタートは82年。
今日(2002年12月25日)で5188回を迎えるそうです。

2002/12/25

米国民データベース計画のリーダー、個人情報をネットで公表される

アメリカで計画中の全情報認知プロジェクトは、個々人のクレジットカード、旅行、医療、教育などの記録を統合することで、テロ等の犯罪捜査をよりスムーズに行えるという触れこみですが、これは言わば「国民監視システム」でもあり、個人のプライベートを脅かすものだという危機感が大きく広がりつつあります。
そんな中、このプロジェクトの推進者の個人情報が、インターネット上で公開される、という事件が起きました。

公開された情報は、基本的には「誰でもその気になれば入手できる」程度の情報ですが、自宅の写真、電話番号、履歴、納税記録などが、インターネット上で他人に容易に見られてしまう状況を体験して、本人はそれをどう感じたことでしょう。
日本の住基ネットは、全情報認知プロジェクトとは規模や方向性が異なるようですが、今後同様の規模のシステムに成長していく可能性は十分あります。
それが何をもたらすのか、私達は本気で警戒しておく必要があると思います。

2002/12/25

マイクロソフトに是正命令、サンとの訴訟で米地裁
MSにJava配布強制の仮処分命令
マイクロソフトはJavaを使え 米裁判所が仮処分決定

SunがMicrosoftを訴えている独禁法訴訟に関して仮処分命令が出たそうです。
その内容は、ほぼSunの訴えを認めた形で、MicrosoftはSunのJava言語をWindowsに含めなくてはならないとしています。

JavaはSunが作成した、OSや機種を問わずネットワーク系の機能が使用できる、汎用性の高いプログラム言語です。
Microsoftは当初、Javaの開発に協力的でしたが、Javaの方向性とWindowsの方向性の違いが顕著になってくるにつれて、Microsoftはオリジナル開発者であるSunを無視した展開を始めました。
まず、Microsoftの方針に沿って独自拡張したJavaをWindowsに載せ始めました。
これによって、Javaの機能は確かに増えたものの、汎用性は狭まり、また多くのセキュリティホールを抱えることになりました。
ユーザーにとって2種類のJavaが存在するわけですから、開発もユーザーも、常に2種類のJavaを意識しなければならないという面倒さを抱え込むことにもなりました。
こうしたMicrosoftの身勝手な展開によって、Javaの魅力が薄れてきたことは間違いありません。
それについてSunが苦言を呈すると、MicrosoftはSunとの協力体制をあっさり捨て去り、WindowsにJavaを標準装備しないことにしました。

こうした流れの中、Javaが、それもSun版のJavaが、Windowsに復帰するということに、私はかなりの期待感を持っています。
ただ、仮に今後の出荷分のWindows全てにJavaが搭載できたとしても、Javaのピュアな環境がWindowsユーザ全てに行き渡るわけではありません。
Microsoft版Javaの存在は、今後もJava開発者にとって、目の上のたんこぶで在り続けるのでしょう。

2002/12/24

「痴漢無罪」勝ち取った苦闘の2年間 逮捕・失職の男性

痴漢はもちろん悪いことですが、現在の「痴漢」や「セクハラ」の訴えほど危険なものはないと思います。
なぜか。
この2つの犯罪は、他の犯罪と違い、「疑わしきは罰せず」の原則が通用しない…少なくとも通用しているとは思えない現状があるからです。
つまり、女性が誤解や悪意を持って誰かを訴えたとたん、訴えられた「誰か」さんは犯罪者扱いされ、社会的に抹殺されることになります。
無罪を勝ち取ることはあまりに難しく、無罪になっても以前の状態に戻れるわけではありません。
この記事は、こうした現状を、具体的な例を示して解説しています。
私は実際にこの記事を読んで、想像以上に恐ろしい状況であることに戦慄すら覚えました。

2002/12/24

TRONの坂村教授、「ユビキタスの誤解」を斬る
デジタル家電PC化は日本にとって最悪--経産省・IT産業室長

以前、確かNHKの子供向けのIT解説番組だったと思うんですが、「近い将来、全ての家電がインターネットに接続され、インターネットを使った操作が当たり前になる。なんて便利なんだろう」みたいな話があって、それをたまたま見てた私は「それって、むちゃくちゃ怖い話じゃないのか?」と思ったものです。
だってねぇ。インターネットのデータのやりとりなんて、そんなに信頼できるものじゃないですよ。
ハッキングされちゃったり、データが届かなかったり、あるいはデータ化けを起こす場合だってあるわけで。
というわけで、TRONの坂村教授の話を読んで、私はやっとほっとしました。
私の不安は正しかったようです。
経産省のIT産業室長さんの話は、この話と同じ内容ではないのですが、将来のIT像をきちんと考えるうえで結構近いものがあって、これも大変参考になりました。
IT=インターネットだと思っている方、IT=Windowsだと思っている方は、とにかくこの2つの記事を読んでみてください。
そして、誤認識を改めましょう。

2002/12/24

国の研究資金「年功序列」で配分 特定研究者に集中も
同一人、同一研究テーマなのに…複数の省庁から補助金

国の研究資金の配分にはかなり問題があるみたいです。
まず「年功序列」型の配分のため、若い研究者には金が回らない。
また特定の研究者ばかりが重複して補助金を受け取っている傾向が強く、それも一人の研究者が10件も重複しているような状態だとか。
1件当たりの平均配分額は480万円だそうですが、中には8件で3億6000万円を得た研究者もいるそうです。
それにしても、こうして配分した研究費が実際にどのように使われているのかという話は、記事には見当たりませんでした。
もしかして、その使い方はノーチェックなんでしょうか?

2002/12/24

「ツタンカーメン王の呪い」は作り話?

ツタンカーメンの墓を発掘した関係者は「王の呪い」で次々と死んだ…という話は有名ですが、実際に関係者の寿命を調べたところ、その平均寿命は70歳で、しかも王墓に刻まれていたとされる「王の平穏を破る者は、死がもらたらされる」という碑文が本当にあったのかどうかすら分からないのだそうです。
発掘の資金援助をしていたカーナーボン卿が発掘開始から数週間後に急死したのは事実ですが、どうも当時のマスコミによる作り話だった様子。

2002/12/24

自由党は「菅首相」推す・小沢氏

自由党の小沢党首が、次期首相指名選挙で菅直人民主党代表に投票すると表明したそうです。
やや気が早い発表のようにも感じられますが、それほどに次期選挙を重要視しているということでしょう。
実際、このところ野党の動きはぱっとしないものの、与党内も思惑はバラバラで、経済問題と北朝鮮問題に進展が見られない以上、小泉内閣崩壊がいつ起きてもおかしくありません。

2002/12/24

「人種に遺伝学上の根拠ない」ブラジルで研究

不思議な話ですが、肌の色など外見に基づく「人種」と、祖先の出身地を示す遺伝子との間には、相関関係はないのだそうです。
あれだけはっきり外見が異なれば、少なくとも傾向ぐらいはありそうなもんなんですが…。

2002/12/24

重機でATM盗…携帯で「実況中継」
神奈川県でまたATM盗難、目撃者通報も間に合わず

またも神奈川県で「パワーシャベルでぶっ壊してATMを盗む」という事件が起きました。
今回は110番通報した目撃者がいたにもかかわらず、わずか3分後に警察が駆け付けたときには、ATMはトラックで持ち去られた後だったそうです。
この犯行手段、今後も増えそうな雰囲気です。

2002/12/22

在日米軍:少女暴行事件契機の外務省研修、実態は接待

外務省っていうのは、本当に腐った役人しかいないのか!!
そう思わせるほど酷い実態がまた明らかになりました。
95年の米軍兵による沖縄小学生女児暴行事件をきっかけに、こういう事件はなくそうと、外務省は毎年1回、270万を負担して、在日米軍幹部を対象にした研修を行っています。
ところが、これが事実上、単なる観光旅行に過ぎない内容であったのだそうです。
事実、参加者に行っているアンケートでは、暴行事件についてのコメントは全くなく、接待を感謝しているような内容ばかり。
日本としてはむしろ、米軍に対して苦情を言い、怒るべきなのに、その代わりにわざわざ少なくない金を使って接待しているわけで、しかも米軍兵に関する事件はむしろ増加しているわけですから、これはあまりにも卑屈過ぎます。
こんな無駄な税金の使い方しかできないのであれば、外務省なんて早いとこ潰した方がいいです。

ついでに書いておきますが、記事に「日本に親しみを覚えるためのプログラムとして効果がある」などというコメントを出している人がいますが、日本という国は、「金を払って遊んでもらわないと親しみがわかない」ような酷い国なんでしょうか。
「金を払って遊んでもらえば親しみを覚える」と本気で思っているなら、そんなゲスな考えは早いとこ捨てて欲しいです。
「金を簡単に出してくれる、たかりやすい国だ」と思われるだけで、むしろ逆効果でしょう。
やくざに「店を守ってもらうため」という建前で、実は「やくざに店を壊されないため」に金を出しているのと全くレベルで外交をやるのは、いいかげん止めて欲しいと思います。

2002/12/22

北朝鮮:国民の3人に2人が国交正常化に賛成 内閣府調査で
日朝国交正常化、3分の2が賛意・内閣府世論調査

北朝鮮との国交正常化について、「賛成」と「どちらかといえば賛成」の合計で66.1%だったそうです。
ただし調査時期は10月中旬。
北朝鮮が日本人拉致を認めたばかりで、解決への期待感が一番強く、問題の膠着化する以前。
また北朝鮮の核開発問題が表面化していなかった頃とも言えます。
調査の頃、日本人の多くは、拉致問題解決のためには国交が正常化した方が良く、また謎の国でいるよりは、ある程度の情報がきちんと入ってきた方が、まだ安心だ、と考えていたのだろうと思いますが、その後また、だんだんと懐疑的になってきているような気がします。

2002/12/22

教科書:「雪国はつらいよ“常例”」条文を募集 誤記を逆手に
「雪国はつらいよ」誤記の村に励まし続々

中学公民教科書に新潟県中里村の「雪国はつらつ条例」が「雪国はつらいよ条例」と誤記されていた件ですが、その後、全国から励ましの応援が多数届き、これに気をよくした中里村では、誤記を逆手に取って「雪国はつらいよ“常例”」を全国から募集することにしたそうです。
募集は「雪国はつらいよ」と「農山村はつらいよ」「都会はつらいよ」の3部門で、「日常のつらさを訴えながらも、明るさが感じられるような文章」を7条以内の条文形式で書くのが条件。
4月上旬で締め切り、優秀作品には5月、村で採れた山菜などを贈るそうです。
うんうん、いい話だなぁ。

2002/12/22

南京大虐殺:犠牲者は長江デルタで30万人 英紙記者の電報

旧日本軍による南京大虐殺に関する貴重なデータが見つかったようです。
これまで南京大虐殺の犠牲者数は、南京だけで30万人という説(中国側の公式見解)のほか、数千人に過ぎないという説、20万人ほどではないかという説もありました。
今回見つかったデータは、当時英紙記者が上海から打電しようとして日本人検閲官に差し止められていた電報文。
この内容によると、犠牲者数は30万人。
ただし南京・上海などを含む長江デルタ地域全体の数字として記載されているそうです。
この電報文では、情報の出所は「有能な外国人観察者の調査」と記されているそうで、どうやら当時出回っていた情報の大元にあたるのではないかと思われます。

2002/12/20

消費者金融のCM、午後5〜9時の放送自粛要請
午後5時〜9時、消費者金融CM自粛を 青少年委員会

私も前々から、これ、気になってました。
借金をいかにも手軽に、安易にやらせるのは、やはり良くないことだと思います。
それどころか、最近のCMでは、借りることが良いこと、遊ぶ金を借りるのは当たり前、窓口の女性の笑顔が可愛いから借りちゃえ、みたいな雰囲気になっていて、とてもじゃないけど、見てて、子供の世代が不安になって仕方がありません。
子供が集中して観る時間帯は、やはりこういうTV CMは止めてほしいと思います。

2002/12/20

しまった!鍵がない!でも、大丈夫!?

鍵穴がなく、玄関横にあるパネルに指を置くと、指の血管の形を認識し、住人を確認してドアを開けるマンションができるそうです。
防犯性の向上が目的のようですが、こういう特殊な仕掛けは、それだけで、もう大好きです。
ただ心配なのは、指を怪我したときですね。

2002/12/20

AOL、スパム訴訟で勝訴、賠償額約8億5千万円

スパムメールの業者に対して、8億5千万円の損害賠償を支払えという判決が、アメリカ・バージニア州で下されました。
これはAOLが訴えていたもので、AOLを介してメール会員に流れるメール総量の4分の1以上、なんと10億通のスパムメールを送信していたのだそうです。
AOLは既にこれまで、20件以上、同様の訴訟を行っており、今回の賠償金額が最高額になったとのこと。
バージニア州って、反スパム法なんてのが既に成立しているんですねぇ。いいかも。

2002/12/20

世界初の半透明CD、ディーティージャパンが年明けに投入

CDの色が銀でも金でもなく“半透明”という「シースルーディスク」が来年1月に登場するそうです。
「シースルーならではの妖(あや)しさ、セクシーさで、CDデザインの可能性が広がる」という意見は(特に前半)やや微妙ですが、あながち外れてもいないでしょう。
これがもし、CD-RやDVD-R(ROM)あたりでも可能になると、めちゃ嬉しいです。

2002/12/20

千と千尋:米でも絶賛だが… 上映館少なすぎ「配給戦略ミス」

これだけアメリカでも絶賛されているにも関わらず、「千と千尋の神隠し」の上映館は少なく、見たくても劇場が探せない。
これはディズニーの配給ミスだ、という記事なんですが、私が想像するに、これはわざとじゃないのかなぁ。
ディズニーにしてみれば、「アニメはディズニーこそが本家」であって、いくら宮崎アニメが優れていようと、宮崎アニメがディズニーアニメを超えるのは不味い。
それでいろいろと工作していると、私はそう感じるんですよね。
もちろん、アメリカ人に受けるアニメかどうかが判断できずに配給を絞ったのだけど、絞りすぎてしまった、というふうに考えるほうが素直ではあるんですが、それにしても同じくディズニーが配給している「トレジャー・プラネット」の上映が3227館に対して「千と千尋」が32館というのは、あまりに極端すぎますよね。

2002/12/20

ご飯食べるだけで花粉症治療 抗原含むイネ開発

遺伝子操作により、花粉症の治療薬となるイネを作ることに成功したそうです。
お米を食べるだけで、通常なら2〜3年通院する治療法と同等の効果があり、しかも低コストで大量供給可能とのこと。
花粉症とやっとオサラバできるんでしょうか。

2002/12/19

KDDI、携帯電話のデータ通信に定額料金を検討

まだ1年近く先の話ですが、携帯電話のデータ通信に、定額制が導入されそうです。
通信速度が速くなる一方、やりとりするデータはどんどん大きくなっていますから、定額制ができるのはすごく有難いと思います。
来年秋なんて言わずに、来春からでも、どんどんやってほしいです。

2002/12/19

イラクの生物化学兵器攻撃で核報復支持 米国民6割

アメリカの世論調査の結果です。
「イラクが生物化学兵器を米軍に使用した場合、核兵器による対抗措置を支持する」が、国民の60%。
「イラクを大きな脅威とみている」が、同79%。
「ブッシュ大統領は、米国の対イラク軍事攻撃を正当化するより多くの証拠を提示すべきだ」は、同58%。
大ざっぱにまとめてしまいますが、「やられたら徹底的にやりかえすべきだが、現時点では、攻撃を正当化するだけの証拠は乏しいのではないか」と感じてる人が多いんでしょうね。

2002/12/19

東京電力から、お話しさせていただきます

東京電力のTopページに、全面広告ならぬ全面お詫びが掲載されています。
一連の事件のため失った信用を回復させるためには、何をしなければいけないのか、やっと本気で考え始めたのでしょう。
しかし私は、このお詫びを読んでも、まだ不充分だと感じています。
このお詫びでは、「良かれと思ってやったことだ」という意味のことが書かれていますが、その「やったこと」は「不祥事」という簡単な言葉でまとめられています。
電力会社が謝るべきは「不祥事」だけなのでしょうか。
少なくとも私は、「不祥事」という言葉では納まらない、もっと重い問題だと思うのです。
「国民を大きな危険にさらしていたこと」も「原子力発電の安全性や低コストを、長期にわたって、現実とは異なる数字でアピールしてきたこと」も、あまりに大きな問題過ぎて、「不祥事」などという言葉ではまとめてほしくありません。
経営陣が十分な責任を取ったとは思えない現状では、「謝るだけで済ますつもりか」と言いたくなってしまうのです。

2002/12/18

マンション7階以上の高層部分に撤去命令 東京地裁
マンション一部撤去の判決

高さ約44メートル、14階立てのマンションに対して、高さ20メートルを超える部分、つまり7階以上を撤去せよ、という判決が、東京地裁であったそうです。
「景観が破壊されることを十分認識しながら建築を強行したのは、私企業といえども、社会的使命を忘れ利益追求のみに走る行為」
大学通り沿いの景観は「住民の相互理解と結束によって、独特の街並みが形成され」ているので、土地所有者には「景観の維持を求める利益(景観利益)」がある…
判決には、全体的に、住民側の環境(維持努力してきた景観)を積極的に保護すべきという強い姿勢が現れています。
ただ、この訴訟が始まった時点での仮処分申請では、東京地裁八王子支部が住民側の申し立てを却下しており、即時抗告でも東京高裁が「受忍限度内にある」と棄却していました。
言わば「一気に方向転換したかのような判決」だけに、負けた建築会社としても、容易には受け入れにくいことでしょう。
上告され、最高裁までいく可能性が、かなり高いのではないでしょうか。

2002/12/18

TOPIX、バブル後最安値
TOPIX終値815.74、バブル後最安値更新
12月の月例報告、2カ月連続下方修正

株式市場がまた落ち込んでいます。
日経平均株価は8344.01円で、バブル後最安値の8303.39円に接近中。
東証株価指数(TOPIX)に至っては815.74円で、バブル後最安値を更新しました。
また、月例経済報告では、景気は「持ち直しに向けた動きが弱まっており、おおむね横ばい」で、このままでは、いつ上昇に変われるのかも危ういところ。
今年は「今が底打ち、これから上昇」というアナウンスを何度聞いたことでしょう。
もちろん、この状況は日本だけの責任ではありません。
アメリカ経済の減速と、戦争への懸念が大きく影響しています。
うまくすれば今週末が「本当の底」になりそうですが、うまくいかなければ、来年も「未だ本当の底が見えない」ことにもなりかねません。

2002/12/18

私学助成、「金持ち学校」は大幅減額を 総務省が勧告

運営資金に余裕のある学校法人に対する補助金を大幅に減らし、法人運営の適正化を指導することを、総務省が文部科学省に勧告したそうです。
どうも記事を読むと、補助金不要としか思えない学校にも多額の助成金を渡している様子。
また、財務状況をきちんと公開していない大学も対象になっている点も、税金の垂れ流しという印象が強いですね。

2002/12/18

サウジ、アジア向け原油出荷23%削減を通告

世界最大産油国のサウジアラビアが、来年1月から日本をはじめとするアジア向けの原油出荷量について、あらかじめ決めた契約量から23%前後削減すると通告してきたそうです。
さらには他のOPEC加盟国も追随しそうとのこと。
それでなくともこの年末、ガソリンや灯油の価格が値上がり気味ですが、来年はもっと高くなりそう…。

2002/12/17

「食べるワクチン」が通常の食用穀物を汚染

遺伝子組み換えによって、通常の穀物を「食べられるワクチン」にする、という技術があります。
商品化の目処もほぼたっており、これによってガンやエイズ、糖尿病の治療が容易になることに期待がかけられています。
しかし先月、「製薬目的で栽培している遺伝子組み換えトウモロコシが、通常の食用穀物を汚染する」という事件が起きたそうです。
病気の人には有効なワクチンも、病気でない人には毒になる可能性があります。
この汚染が広まると、通常の食用穀物の安全性が脅かされる可能性が高いわけです。
環境団体などから非難の声が上がっているのは当然の帰着でしょう。

バイオ技術には、一つ予想外の事故が起きると、それが地球規模の汚染につながりかねないという危険性があります。
たとえばミツバチの遺伝子を操作して、環境に強いミツバチを作ったとします。
このミツバチが一匹、外に漏れたとき、わずか十数年後、世界中のミツバチに、この特殊な遺伝子が引き継がれている可能性があるのです。
これはもちろん、生態系の破壊を意味します。
さらには、このミツバチに刺された動物に、この特殊な遺伝子が影響を与える可能性すらあります。
(そのため現実には、遺伝子改良したミツバチは、子孫を残せないようにして使われています。)

生態系の大きな変化(ヒトの進化や恐竜の絶滅など)が、地球のあちこちで、ほぼ同時に起きていたという歴史的事実について、「特殊な遺伝子を持つ虫が発生し、それが世界に広がったためではないか」という説もあるぐらいです。
バイオ技術の持つ危険性は、他の一般的な技術の危険とは、全くレベルが異なるわけで、安全対策が不充分なバイオ企業ほど危険な企業も珍しいのではないでしょうか。
バイオハザードは、決してゲームやSFの中だけにある話ではないのです。

2002/12/17

アトピー抗体抑制の遺伝子を解明 京大教授ら米誌で発表

アレルギー症状の原因が、また一つ解明されました。
「寄生虫を持たない現代人はアレルギーになりやすい」という説がありましたが、記事を読む限り、どうやらこの裏付けにもなりそうです。
私もアレルギーで困っているので、早く有効な治療法が確立されてほしいです。

2002/12/17

カナダが京都議定書に批准

カナダが地球温暖化防止のための京都議定書の批准書に署名したそうです。
これで批准国は99か国となり、地球で現在排出されているCO2の40%をカバーする国が、CO2削減に賛成したことになります。
しかし、アメリカもしくはロシアのどちらかが署名してくれないと、発効条件の55%を満たさない状態が続きます。
ここでも「アメリカの我が侭が、世界を当惑させている」と言えるでしょう。

2002/12/17

EU、たばこ広告の禁止徹底 新聞、雑誌にネットも

ヨーロッパでは、2005年から、新聞、雑誌、さらにはインターネット上でも、たばこの広告を禁止することになりました。
たばこ広告の禁止処置が、さらに徹底されることになったわけです。
私はたばこを吸わないので、基本的にはこれに賛成なのですが、F1レースのスポンサーが消え、F1自体が開催できなくなりつつあることには、少々の戸惑いがあります。
まぁ、本質的な問題ではありませんけどね。

2002/12/17

アクション映画から文学までイラク市民、実は米国大好き

イラクにおいても、アメリカの映画や文学は愛されているようです。
「米政府の方針と米国人は別」と語るイラク人。
「でも米国はきっとイラクを攻撃するだろうな、とため息をつく」という部分が印象に残りました。
アメリカも「イラク政府の方針とイラク人は別」と思っているのでしょうか?
アメリカでも、戦争を推進する政府がある一方で、反戦集会もたくさん開かれています。
私は、一番の問題は、アメリカ政府が、戦争を回避するための努力をしていないように見えることだと感じています。

2002/12/17

劣化ウラン弾:イラク南部のがん発生率、10倍以上に増加
劣化ウラン弾:「薬が手に入らない」 イラクの医師訴える
劣化ウラン弾:病院で苦しむがん患者たち イラク南部

1991年の湾岸戦争でアメリカ軍がイラクで使用した劣化ウラン弾のため、イラク南部のがん発生率が17倍にも増加しているそうです。
当時使用された劣化ウラン弾は300トン。この汚染を解決するには、2000平方キロにわたって土壌表面を深さ約50センチ分取り除く必要があるのだそうです。
被災した患者に効果のある薬が、国連経済制裁のため入手できないので、病院でも対処のしようが無い状態が続いているとのこと。
また体に障害を持って生まれてくる赤ちゃんも急増しているそうです。
こういう、長期にわたって人を苦しめる武器を安易に使うアメリカを、私は野蛮で冷酷な国だと思います。
もちろんアメリカには、異なる顔もたくさんあるのですが。

2002/12/17

「雪国はつらいよ条例」は「はつらつ条例」の誤りでした
「雪国はつらつ」を「雪国はつらいよ」…教科書でミス

東京書籍発行の中学公民教科書で、新潟県中里村の「雪国はつらつ条例」を「雪国はつらいよ条例」と誤記し、自治体名も「中里町」と書いてたそうです。
うっかりミスにしても面白すぎます。
わざとじゃねえのか、と言いたくなります。
ただ、中里村の方々も、「イメージダウン」と嘆くこともないかと思います。
お腹立ちの方の気持ちも分かりますが、「これはこれで町の宣伝になった」と笑い飛ばしてしまうのが吉でしょう。

2002/12/17

オノ・ヨーコ、表記問題でマッカートニーの提訴検討

正直に書きますが、私はオノ・ヨーコが嫌いです。
ジョン・レノンの代理人として、また、あたかもビートルズの代理人のように、オノ・ヨーコは自分のクレジットを付けていろんな催しを開催していますが、私はそれに我慢できません。
私が好きなビートルズには、ヨーコの存在は不要です。
レノンにはヨーコの存在が必要だったかもしれませんが、レノンの音楽を純粋に鑑賞したいとき、ヨーコの存在はむしろ邪魔です。
彼女が単に、催しの裏に存在するだけなら、私はそれでも構わないのです。
しかし、彼女は催しの中で、常に彼女自身にスポットライトを当てようとします。
彼女の自己掲示欲によって、レノン像がどんどん歪められていると私は感じてしまいます。
レノンのスピリッツはレノンのものなのに、どうしてヨーコが、ヨーコの顔で、レノンの代理人を務めなくてはならないのでしょうか。

そのヨーコが、ポールを訴訟することを検討しているそうです。
その理由は、ポールが新しいアルバムで、ビートルズ時代の曲に「マッカートニー―レノン」とクレジットしているからだとか。

「レノン―マッカートニー」のクレジットを使い始めた頃、レノンとポールは無二の親友であり、対等の協作者でした。
その表示が逆になったとしても、その関係がいまさら変わりようがないことを、世界中の誰もが知っています。
ポールにしてみれば、自分のアルバムでは自分の名前を先に持っていきたいと感じて当然でしょう。
しかしヨーコは、訴訟すべきか、わざわざ検討せずにはいられないのです。
なぜかと言えば、ヨーコの認識では、ビートルズはレノンのバンドだからです。

レノンが生きていたら、果たして訴訟を検討したでしょうか。
もしレノンが訴訟したとしたら、私はレノンへの尊敬の気持ちが揺らいだだろうと思います。
レノンは、もしかしたら「別に構わない」と思ったかもしれないし、あるいはビートルズ解散期の気持ちを今も引きずっていて「ポールは俗物だ」と冷笑したかもしれません。
しかし、少なくとも、訴訟を起こしたとは思えません。

ジョン・レノンは自由と平等を求め、音楽で戦う戦士でした。
彼の理想は、今も私の中にくすぶり続けています。
私と同じか近い世代の中には、同様に感じている人は決して少なくないはずです。
彼の音楽が、クレジットの順番にこだわるようなものだとは、私は決して思いたくないのです。

2002/12/16

教育を考える:強制連行の記述改めよ

戦前・戦中の“朝鮮人強制連行”の話。
この論評の記述が正確であるのかどうか、私は分かりません。
私が知っているのは、戦前から戦中にかけて、朝鮮から日本に強制的に連行された朝鮮人が、かなりの数いたこと。
そして、彼らは日本で、多くの場合差別され続けていたこと。
また、それが依然過去形になっていないことも知っています。
この点に関して、私は日本人の一人として、大変申し訳無く感じています。

しかし一方で、北朝鮮が“日本人拉致”を“朝鮮人強制連行”に比べればたいした問題ではないなどと言うことには、大きな怒りを感じています。
また同様に、韓国のマスコミが、なにかと日本は韓国の亜流に過ぎないと言うことにも腹立たしさを感じていますし、日本による占領によって、韓国が以前よりも良くなったことなど何もないと言いきることにも、かなりの疑問を感じています。
日本がアメリカの占領によって得たものがあったように、朝鮮も日本の占領によって何か得たものはあるはずです。

私はいつも思うのですが、まずは中立の立場で、当時の正確な記録を掘り起こすことが必要でしょう。
非難する、あるいは非難されることを前提に調べた資料は、客観性が薄く、信用に足るものなのか、結局分かりません。
これでは、お互いの溝を埋めていくことは、いつまで経ってもできないと思うのです。
日韓の学者が、互いのイデオロギーを排除して、共同で研究する、というふうには持っていけないのでしょうか。

2002/12/16

全家連「助成金の5割流用」と中間報告

これは酷いです。
全国精神障害者家族会連合会(全家連)に対してこれまで日本財団が交付していた助成金の約50%が、目的外に流用されており、帳簿類は計画的、組織的に偽造されていたそうです。
つまり、どう少なく見積もっても7千万以上、へたをすれば3億もの資金を、組織ぐるみで横領していたことになります。
これだけの資金が本来の目的で使用されていたらと思うと、精神障害者を食い物にしていた全家連への怒りはとても容易に収まるものではないでしょう。
日本財団では「流用はあったものの、全家連が行っている事業自体は社会的意義のあるもの」として、来年度以降も全家連に助成金を交付するそうですが、それで本当に大丈夫なんでしょうか。

2002/12/16

弱視の子供に「拡大教科書」を 著作権法見直しの動き

この記事を読んで初めて知ったのですが、検定教科書は、内容を変えずに文字を拡大するだけでも、検定教科書ではなくなってしまうのだそうです。
そのため、弱視の子供のために「拡大教科書」を作るには、大変な手間がかかっているのだとか。
厳密な法の適用っていうのは、ある意味弱者(もしくはマイノリティー)への迫害になることもあるという、典型な例かもしれません。
なるたけ早い時期に解決して欲しいものです。

2002/12/16

「教室冷房化」は税金でやるべきことなのか?

文部科学省としては「家庭の冷房普及率が9割近い中、学校だけが取り残されている」ので「教室冷房化」を進めたい。
しかし財務省側から「事業の優先順位を再考しては」と注文が付いたのだそうです。
それでなくとも国家予算が逼迫している中、税金を使ってまでクーラーを付けなきゃいかんのか、と言われたら、確かに私も後回しでいいような気がします。
実際、うちの娘から学校の実態を聞く限り、「男子はすぐに冷房を最強にしたがるので寒くて仕方がない」そうで、そんな使われ方をされるようなら、エアコンなど無い方がいいですよ。
子供が虚弱になるだけではないかという危惧もありますし。

2002/12/16

コラーゲン大量生産の可能性も 蚕から精製に成功

コラーゲンを、ヒトの遺伝子を組み込んだ蚕から取る技術ができたそうです。
コラーゲンが化粧品や医薬品に使われるようになってから、コラーゲンの生産はものすごい勢いで伸びてますが、コラーゲンは通常、牛などの哺乳類から抽出します。
一時期、コラーゲンは胎児の胎盤から抽出していて、東南アジアには日本向けに胎盤を集めている国がある、などという噂もありましたが、あれは単なるデマだったと思いたい…。
それはともかく、蚕から取るコラーゲンは、アレルギーが出にくく、また大量生産が容易なのだそうです。
ヒトの遺伝子を使うってあたりが、少々気になりますが…。

2002/12/16

光当てれば色自在、紫外線で元の色に 東大が新素材開発

実にユニークな楽しい素材が登場しました。
通常は褐色(茶色)で、光を当てると、光の色に染まるというもの。
つまり、赤い光を当てれば赤くなり、青い光を当てれば青くなるんですね。
紫外線を当てると元の色に戻り、自然光では数時間で元の色に戻るそうです。
しかもコストも結構安いとか。
電子ペーパーへの応用はもちろん、衣服やアクセサリーへの応用なんても考えられそうです。

2002/12/16

[学力調査]『おおむね良好』などと言えるのか

読売新聞の社説ですが、小中学生を対象として実施された一斉学力調査の結果について、文部科学省が「おおむね良好で、成果の表れ」とコメントしたことに噛み付いています。
実際、社説として噛み付くのは当然のような気がします。
「前回より結果がよかった問題は全体の四分の一にすぎず、悪かったのはその倍近い」のなら、学力低下を示しているのはほぼ確実でしょう。
文部科学省のコメントは、うがった見方をすれば、学習内容を減らした「ゆとり教育」を正当化するためのごまかしとも受け取れます。

ただ私は、学力低下は、ある程度までは時代の流れではないかという気もしています。
「勉強をして、いい学校に入って、大きな会社(役所?)に入る」などという目標は、今の子供達にとって、既に陳腐化しています。
「将来のために勉強する」という構図が説得力を持たなくなっているからには、多少の学力低下は避けられません。
学力低下は確かに困ったことですが、それよりも、モラルや個性、そして判断力を持たせることを優先したいと思うのです。
現代日本の企業犯罪の横行は、まさにモラルの低下と個人の判断力の低下を示していると思うからです。
現在の指導要領は、そうした方針が十分に練られているとは思えません。
私は学力低下以上に、そこが心配です。

2002/12/16

ホテルニュージャパン跡地に複合高層ビルが竣工

1982年に火災で33人の犠牲者を出した、ホテルニュージャパンの跡地は、焼け焦げた廃墟のまま、約20年、ずっとそのまま放置されていました。
が、やっとこのほど、店舗&オフィス&マンションの複合ビルとして生まれ変わったそうです。
それにしてもあの廃墟には、夜になると火災で逃げ惑う人々の声が聞こえる、なんて噂(都市伝説)もありましたが…。
マンションに入居するのは、ちょっと勇気がいるような気がします。

2002/12/15

車のガソリン、アルコール混合に転換へ 環境省方針

レギュラーガソリンを廃止し、今後ガソリンはアルコール混合にする、という方針が環境庁から提出されたそうです。
これによって、CO2の排出量を減らし、地球温暖化を遅らせよう、という意図。
ハイオクも、レギュラーが全対応になった時点でアルコール混合にしていく方針だそうです。

私は基本的には賛成ですが、今既に使っている車をアルコール混合に対応するための改造費がどれぐらいかかるのか、それが心配です。

2002/12/15

税制改正:消費税引き上げ論 与党に政治的思惑も

自民党および与党では、消費税引き上げをすべきという意見が大きくなっているそうです。
それに対して小泉首相は「おれに退陣しろと言うのか」と牽制したとか…。

私はこの記事の中には、見所(読み所?)が2か所あると思いました。
一つは《大野功統衆院議運委員長は「毎年1%ずつの引き上げ」を提唱。「方針を明示すれば、消費を喚起し、デフレ対策にもなる」と説いた。》というところ。
「毎年値上げすれば毎年値上げ前の特需が見込める」という明晰な思考には頭が下がります。
私のような凡人には「毎年値上げすると分かっているなら、誰もが貯金に必死になる」としか思えないのですが。
もう一つは《消費税引き上げを求めている人の大半は、現実の政治課題に上った途端、今度は反対の大合唱を始める連中だ》というところ。
つまり、消費税引き上げをやれば嫌われるから、小泉にやらせよう、ということですね。
自民党には、仲間思いの人がとても多いようです。

2002/12/15

法律ある以上、死刑執行は役目 森山法相発言に議連反発

「死刑は残酷である」という意見は十分に理解できます。
しかし私は、「だから死刑は廃止にすべきだ」という意見には頷けません。
その理由はいくつかありますが、ここでは一つだけ挙げておきます。

実際に死刑を求刑された事件で、その裁判を「それは残酷過ぎる」と書いたマスコミは、これまでどれだけあったでしょうか?
つい先日も死刑を求刑した裁判がありましたが、「死刑はやり過ぎだ」と発言したマスコミはいくつありましたか?
なのにいざ死刑を執行すると「残酷だ」と言うのは、2枚舌だと思うのです。

「死刑に値する罪はある」と考えていながら、「死刑は残酷だから廃止にすべきだ」とも考えてしまう。
この両方の間で揺れ動くのが普通の人間でしょう。
自分がその揺れ動いている人間である以上、私は少なくとも、死刑を執行している人間を責める気にはなれません。
森山法相の執行数は、確かに多いのかもしれませんが、だからといって彼は、自分の務めの範囲を超えたことをやっているわけではありません。
私としてはむしろ、死刑廃止議員連盟の方々に、先日の死刑求刑についてどう考えているかを聞いてみたいです。
私は、少なくとも「サリン」や「カレー」などの事件に関しては、死刑でも致し方ないと考えていますから。

2002/12/15

広島市長、金正日とブッシュに抗議文送る

「いかなる理由があろうと、戦争で核を使うべきではない」
これは日本では、ほぼ大半の人が同意できることだと思うのですが、アメリカはそうではありません。
アメリカは、核による悲惨な光景を「見るに耐えない」と言いながら、それを国外で使うことには鷹揚です。
アメリカ国民の命の重さと、非アメリカ人の命の重さは、おそらくアメリカ人にとって異なるのでしょう。
もちろん、これは全てのアメリカ人がそうだ、ということではありません。
私はアメリカを嫌っているわけではありません。
けれど、「核兵器の使用も排除しない」と言いきれる大統領が代表であるアメリカには、私は恐怖を感じます。

2002/12/15

ソウルで4万5000人が反米集会
過去最大規模の反米集会、米韓地位協定改定を要求 韓国
沖縄、日米地位協定改定のうねり広がる 強姦未遂事件で

韓国でも沖縄でも、地位協定に関する反米意識が高まっています。
日本や韓国で起きた、米軍兵士による犯罪について、米軍は常に「米軍兵士を守る」という立場を崩しません。
米軍基地のある街ならではの問題ですが、これはアメリカ人に、「アメリカ人は日本人や韓国人を守ってやってるんだから、少しぐらいの無礼は我慢しろ」という意識があるからとしか思えません。
(つい最近も、私は同様の意見を述べるアメリカ人に会っています。)
この「アメリカ軍だから許される」という感覚は、いったいいつまで続くのでしょうか。
北朝鮮やイラクの問題においても、またかつてのベトナムにおいても、この排他的優越感がアメリカを支配しているのではないでしょうか。
この排他的優越感をアメリカが「正義」と感じているのだとしたら、それはとても恐ろしいことだと思います。

2002/12/15

日本映画黄金期の作品守れ 著作権保護20年延長へ

日本映画の著作権を、公表後50年から公表後70年に延長しようとしているそうです。
公表後50年っていうのは、確かに短いですね。
たとえば小説の著作権が、作者の死後50年であることと比べると、その短さは異常なほどです。
だって、監督が若い頃(たとえば30歳のとき)に作った作品は、監督が(たとえば81歳で)死ぬ前に著作権が消えるわけでしょ。
「日本映画黄金期の作品守れ」っていうのは、なんだか「もったいないから金取れる状態に残そう」という意図がミエミエで、正直言って「嫌だなー」と感じましたが、まぁ、欧米並の著作権保護期間にはすべきでしょう。

2002/12/15

CO2海に溶かし隔離 日米などの実験中止に

地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)を海に溶かす、という実験が中止となったそうです。
理由は次の2つ。
「環境に悪影響を与える可能性がある」
「本当に温暖化を抑制する効果があるのか疑問」

実際、海に溶かしたからといって、CO2が消えるわけではありません。
ある程度、温暖化を遅らせられる可能性はあっても、根本的な解決にはならないのではないでしょうか。
「政府は革新的技術と位置づけ、20〜30年後の実用化を掲げ」ていたそうですが、所詮「邪魔なゴミは遠くに捨てよう」という発想の延長でしかない以上、問題解決を先送りにしているに過ぎません。
もちろん先送りにすることで、将来への期待をつなぐことができるのであれば、それはそれなりの効果があることになります。
しかし、いくらなんでも、この程度のアイデアが「革新的技術」なんでしょうか?

2002/12/15

電話ボックスのピンクビラ、かたづけたいのに条例の壁

市民ボランティアが公衆電話ボックスのピンクビラを一掃しようとしたものの、電話ボックス内は「NTTが管理する建物の屋内」にあたるため、大阪市から「触ってはいけない」と指導され、困惑しているそうです。
法律を厳密に適用すると、そうなる、というのは理解できるものの、やっぱし理不尽ですよねぇ。
電話ボックスの外からも見える位置に貼られているのなら、貼られている場所が中であろうが外であろうが、同じだと思うんですけど。

2002/12/15

千と千尋にロス映画批評家協会アニメ賞
千と千尋:米で2度目のアニメ賞 米アカデミー賞も有力

「千と千尋の神隠し」がロサンゼルス映画批評家協会アニメ賞を受賞しました。
これにより、アカデミー賞受賞の可能性もかなり高くなったように思われます。
「千と千尋の神隠し」が海外でも評判が高いのは、日本ならではの情緒感、風俗、精神性を維持した作品だからだと、私は考えています。
多神教の神様という考えが、これだけ一神教の世界でも受け入れられているというのは、ある意味、本当に凄いことですけどね。

2002/12/14

イラク申告書に「重大な遺漏」米報道

先日イラクが国連に提出した、大量破壊兵器の開発計画に関する申告書には「重大な遺漏」があると、アメリカが指摘しています。
アメリカは戦争のきっかけを欲しがっているので、アメリカの指摘は必要以上に話を膨らませている可能性もあります。
しかし仮に、イラクが書類の不備を認めない、訂正もしないという状況になるなら、両国間の緊張度がより高まることは確実でしょう。

実際のところ、今回国連がイラクに要求した書類には、イラクにとって最高の機密事項が多く含まれます。
そうした機密事項を、仮想敵国の面前に、全てさらけ出したとは思えません。
ある程度の「重大な遺漏」は、おそらく最初から予定されていたことでしょうし、アメリカの今回の指摘もまたシナリオ通りだろうと思います。
問題は、この指摘を受けて、イラクがどの程度まで訂正してくるかでしょう。

2002/12/14

福井県知事、高速道路できなければ原発増設に「待った」

高速道路ができる前提で原発増設を許可したんだから、高速道路が消えるなら原発も消す。
これは正当な訴えですね。
原発も十分きな臭くなってますから、両方中止するのもよろしいのではないでしょうか。

電気は「将来」不足する可能性が出てきますが、道路を建設する費用は「既に現在」足りない状況ですし、原発の増設は今度、いろんな足かせとなっていく可能性の方が強いような気がします。
たとえば、原発設備を使わなくなった後も、廃放射能の管理は長期にわたって必要になりますが、この予算が将来確保できるのかどうかがまず不安です。
核廃棄物の処理にしても、現在は溜め込んでいるだけで、まともな処理はされていませんし、将来確実に必要になる処理予算は、現在の発電コストには含められていません。
これらの不安材料は、将来のため、少しでも減らしておいた方がいいのではないでしょうか。

2002/12/13

TRONは“100年OS”を目指す――坂村健東大教授

TRONとは、日本独自に発達した汎用OSです。
一時期は国内向けパソコンの標準OSになる可能性も検討されていたのですが、それでは閉鎖的なマーケットとなり、海外資本を締め出すことになると海外から圧力を受け、パソコンの世界からは事実上締め出されてしまった経緯があります(少々乱暴な説明かもしれませんが)。
その結果、日本でも事実上、マイクロソフトの占領下に置かれているのはご存知の通り。
もっとも、日本だけが世界と異なるOSを使う状況というのも、確かにあまり考えたくありません。
それはともかく、元々優れた仕様を持つTRONは、そのコンパクトさを武器に、機器組込用のOSとして大きなシェアを築いています。
そのTRONプロジェクトに関するインタビュー記事がこれ。
なかなか一般の目には触れないところで、TRONが活躍している様が分かります。
ただ惜しいことに、記事の内容が薄いですが。

2002/12/13

米、天然痘ワクチン接種へ

アメリカでは、バイオテロ対策の一環として、軍や医療関係者などを対象に、天然痘ワクチン接種を始めるそうです。
また2004年目処で、一般人希望者にも対象者を広げるとか。
せっかく地上から消えた伝染病と、また戦わなくてはならないとは、なんとも皮肉なものですね…。

2002/12/13

淀川水系5ダムを見直しへ

大阪でも脱ダムの流れが強くなっています。
ただ、日本という国には、「一度建設が決まったら、ダムであろうが道路であろうが堤防であろうが、もう誰にも止められない」という悪しき習慣が未だ「当然」という顔でのさばっています。
この状況を打破するためには、まだかなりのエネルギーが必要そうです。

「状況が変わったら考え直す」のは、たとえば「子供ができたから夜遊びは控えよう」とか「急な出費で金が無くなったから旅行を止めよう」とか、あるいは「病気になったからしばらく大人しくしてよう」という風に、個人にとっては当たり前のことですよね?
どうして国単位になると、考え直すことがなかなかできないのでしょう。
それは結局、国というものが抽象的な存在でしかないからだと思います。
国に金が無くなっても、自分に痛みが生じるという実感がなかなか持てない。
国と個人との関係が、それだけ希薄になっているのです。
別に愛国心なんて育てなくてもいいから、国と個人とのつながりがもっと感じられるような教育が必要なのではないでしょうか。

2002/12/13

自民税調、幹部会でたばこ1本1円増税を決定
ああ増税! 発泡酒…、たばこも…

先日公表された案の半分の増税、ということで決まったようです。
これで喫煙者が減るなら、それはおそらくいいことでしょう。
発泡酒の増税は個人的に悲しいですが、発泡酒とビールの税率がかなり違うだけに、多少の値上げは「最初から諦めていた」感じもあります。
一方、減税が決まったものも若干あります。
基本的に、個人には増税、企業には減税、という流れですね。

ただ、根本的な問題は、日本という組織を維持するのに、あまりもお金がかかっているという現状だと思います。
小さく効率の良い政府(公的機関)を作れない限り、税金の消費は今後も膨らむ一方でしょう。
もちろん公社の民営化もその流れで進んでいる改革なのですが、どうも「おこぼれ」に群がる亡者が減ってるような気がしません。

2002/12/13

NY市、バーやレストランでの喫煙、全面的に禁止へ
ニューヨークのレストラン、たばこ吸えません!

禁煙運動はニューヨークでも。
またシカゴやボストンも後に続きそうな気配。
従業員が健康に働ける環境を整備するための禁煙条例だそうです。

2002/12/13

アコムが虚偽記録、債務額を総額1800万円水増し
アコム、一部の客に債務残高水増し請求、総額1億円にも
アコムが顧客の債務残高を水増し

消費者金融…ようするにサラ金もしくは金貸しですが…のアコムが、最大500人の顧客に対し、水増し請求していたそうです。
その金額は1億円に達する可能性もあるとか。
アコムは「組織的に水増しを指示していたわけではない」と言い訳してますが、評判が落ちるのは避けられないでしょうねぇ。

2002/12/12

人工衛星の愛称「まいど1号」東大阪の中小企業が計画

中小企業グループで人工衛星を打ち上げる、というのは、なんだか「夏のロケット」の企業版みたいで、とても素晴らしいと思います。
と、ここまでは大人のロマンを感じさせる話(?)なんですが。

…「まいど1号」というネーミングセンスが、実にあほらしくていいですね。(笑)

いや、本当に素晴らしいですよ。このセンスは。
日常生活の延長にある言葉をあえて選んだということなんでしょうね。
技術を理想化して、大掛かりなお題目に潰されて「失敗は隠す」なんて言い出すどこぞの団体よりも、どんなにか健全かと思います。

2002/12/12

道路公団民営化、「丸投げ→骨抜き→看板倒れ」?

まぁ、記事を読んでください。
ある程度の誇張があるにせよ、日本の政治家は…。
小泉さんの丸投げ方式にも問題がありますが、扇さんの我がままな態度にはもっとうんざりです。
小泉内閣は、もうガタガタですね。
かといって、「じゃあ今度はあの人にお願いしよう」という人望のある人が見当たらないのが、日本の政界の最大の問題点です。
のろのろと現実対処するだけで、理想の国家を語る人がほとんどいないですからね。

2002/12/12

イラク攻撃 米支援に特措法構想、政府内で浮上
全米の約120都市でイラク反戦デモ

私はイラク攻撃には反対です。
せめて「攻撃されたから反撃した」なら分かりますが、アメリカの論理はそうではありません。
だからこそ、アメリカ国内でも反戦デモが起きていますし、カーター前大統領もノーベル賞受賞の際に反戦をアピールしています。
世界平和を願うのであれば、まず国連の手続きを優先すべきです。
アメリカの勇み足に安易に追従すれば、世界は日本をも野蛮な国…あるいはアメリカの言いなりの国と考えるでしょう。
イラクは危険な国かもしれませんが、「危険な国は潰せばいい」と単純に考える国は、それ以上に危険な国だと思います。

2002/12/12

「頭取には辞めていただく」竹中金融相、改めてきっぱり
竹中金融相「公的資金注入なら頭取辞任は当然」

私も当然だと思います。
ただ、頭取辞任だけでいいのでしょうか?
銀行の現状は、今の頭取だけに責任があるわけではありません。
過去の責任者にも、なんらかの形で責任をとってもらうべきです。
既に引退したのだから責任は無い、という話ではないでしょう。
彼らが受け取っていた高い給料は、経営に責任を負うことを前提に支払われていたはずです。

2002/12/12

原発トラブル隠し、原子力安全機構新設法が成立
原発不正操作、解職含め9人処分…東電

原子力発電所の安全基準法が変わりました。
おおざっぱに言えば、軽度な故障は公的機関に届ける義務を免除し、そのかわりに大きな違反は厳しく取り締まるぞ、ってことですね。
より現実的な“守りやすい法律”になったと言えるでしょう。

ただ、軽度な故障であっても、それが頻繁に起きるようなら、やはり危険度は高くなるのではないのでしょうか。
「いくら頻繁でも軽度だから報告しなかった」で済ましてしまえる“いい口実”を与えてしまったことにならないか、それが私は心配です。
放射能漏れは、一度起きてしまうと、容易には復旧しません。
しかも大量の人命を奪う可能性があります。
トラブル隠しが起きるような素地があったからには、むしろ軽度のトラブルも全て公開させるような、情報のオープン化が必要なのだと、私は思います。


2002/12/12

福岡市も「歩きたばこ」に罰金
トリンプ、「禁煙で3万円」で喫煙者ゼロに
あと“ピンクチラシ”も禁止です−福岡

東京都千代田区に続き、福岡でも“歩きたばこ禁止条例”が可決されそうです。
たばこは嗜好品ですし、人に迷惑をかけないところでなら、いくらでもご自由にと思うのですが、煙や匂いだけでも迷惑に感じる人が少なくないことを、喫煙者当人は自覚していないことが多いのが問題です。
また、無意識とはいえ、子供の目の高さでたばこを振り回すような人もいるので、人通りの多いところでの歩きたばこは、いっそ国を挙げて全面禁止にしてもいいのでは、と思います。

ちなみに下着メーカーのトリンプでは、全社的に禁煙運動をしているそうで、禁煙者に報奨金を出すようにしたら、ぴたっと喫煙者がいなくなったとか。
どうやら喫煙者には鞭よりも飴の方がよく効くようです。

また、福岡は、歩きたばこだけでなく、ピンクチラシも禁止にしたようです。
街から猥雑なものが一掃されるのは、ある意味面白みのない街になりそうな危惧もありますが、街の景観を維持する意味でも、ある程度のルールは必要でしょう。
私はピンクチラシやその手の立て看は、基本的に視覚的暴力だと思っています。
ある程度の風俗営業は、むしろあるほうが自然だと思いますが、少なくとも女性や子供の目に触れる場所にピンクチラシがばらまかれているような街には、住みたくありません。

2002/12/12

ベルギーGP、たばこ広告禁止で中止?
ベルギーGP開催不能に

スポーツ大会の場などでは、たばこ広告は禁止。
これはある意味、理にかなったルールだと思いますが、スポーツ大会のスポンサーって、案外たばこ会社が多いんですよね。
特にモーターレースに関して言うなら、たばこの宣伝は不可欠なほど。
F1マシンには、たばこのロゴが付かないと、なんとなく様にならないような気がしてしまうほどです。
そんなわけで、F1・ベルギー・グランプリが、とうとう開催不能になってしまいました。
より健康的なスポンサーがメインになれば、問題はないんでしょうけど…そう簡単には替えられないよねぇ。

2002/12/11

虚偽届け出の痕跡残さない改正戸籍法が成立

このニュース、マスコミでは扱いが小さめですが、結構重要な改定だと思います。
現行では、たとえば結婚の届け出は、本人が知らない状況でも、書類さえきちんと揃っていれば、受理されてしまうんです。
だから、知らない人に勝手に届を出され、気が付かないうちに戸籍上、既婚者になっている…という、とんでもない状況に陥る人が、毎年数人はいるそうです。
結婚して、その届をしようとしたら、「あなた、既に結婚してますよ」と役所で言われた、なんて笑えない話があるほどです。
ある意味、ここまでは仕方ないと思わないでもないんですが、悲惨なのはここからで、これまでの戸籍法では、そうした虚偽による届で「既婚者」になってしまった場合でも、その戸籍の表記を完全に消すことはできませんでした。
もちろん「結婚なんてしていません!」と訴えれば、結婚の届は無効にできるんですが、戸籍上の処理は記述に「×」印を付けるだけ。
これでは「一度結婚して離婚した」と思われても仕方がありません。
結婚してないのに離婚暦まで作られてしまうのでは、被害者は踏んだり蹴ったりです。
それで今回の法改正となりました。
新しい戸籍法では、虚偽の届け出内容をきれいに除いた、新しい戸籍書類が用意できます。
少なくとも被害者にとっては、大きな救済策になったことでしょう。
ただ、そうなればそうなったで、この新法を悪用する人間が出てきそうな気もしますけどね…。

2002/12/11

マイクロソフトの「Xbox」家電量販店が相次ぎ値下げ

2万より安い値段は既に当然でしょう。
うちの近所でも、2万以上の価格を維持している店なんて見たことがありません。
ただ気になるのは「年末・年始商戦で不振の同ゲーム機を在庫処分するのが狙い」というところ。
「在庫処分して、もう在庫は置きません。売りません。仕入れません。」
ということだとしたら、これでXboxは販路を急激に断たれることになります。
ネットゲームに関しては、それなりに期待できるゲーム機なので、もう少しがんばってほしいところです。
(個人的には、新品で1万円切れば、買っても悪くはないかなぁ、などと考えてます。(^^;)

2002/12/11

先制攻撃は破滅招く恐れ ノーベル平和賞のカーター氏
ブッシュ政権を批判 ノーベル授賞式でカーター元米大統領

カーター氏はノーベル平和賞受賞の演説で、以下のような内容を語ったそうです。
「戦争は時に必要悪かもしれないが、常に悪であり、決して善行ではない。互いに子供を殺し合いながら平和に共存できるとは思えない」
「大国が予防的戦争に走れば、破滅的な結果を招きかねない」

私もそう思います。
予防のために戦争を始めることが認められるなら、今後も戦争は絶えることがないでしょう。
安易に軍事力に頼るような野蛮な方法は、早く過去のものになってほしいと思います。

2002/12/11

米、イラク反体制派に9200万ドル支援

ブッシュ米大統領は、イラクの政権転覆を掲げた98年制定の「イラク解放法」に基づく反体制派への支援措置として、INCなど6団体に最高で計9200万ドル(約113億円)を支援し、「反体制派組織」として、新たに6団体を追加したそうです。

イラクと敵対しているとはいえ、これは「内政干渉」ではないのでしょうか。
下手をすれば、この資金がテロに使われる可能性もあるだけに、こうした挑発行為には疑問を感じてしまいます。

2002/12/11

コンビニ内にポストを 郵政事業庁とローソン提携発表

コンビニのローソン全店に、郵便ポストが設置されるそうです。
また、郵便貯金のATMの設置や、小包の取り扱いについても検討中だとか。
郵便事業の民営化が一歩進んだと言えるでしょう。
ローソンにしてみれば店に足を運ぶ人が増え、売上げに期待できるでしょうし、郵便局もコストダウンにつながるはず。
基本的には、いい流れなのではないでしょうか。

2002/12/10

「奈良の大仏」以前に「滋賀の大仏」

滋賀県から大規模な銅製品の鋳造工房跡が出土したそうです。
この中には東大寺に先駆けて大仏造立しようとした跡もあり、当時の国家的大事業についての認識が、大きく変わる可能性もありそうです。

2002/12/10

「P2Pファイル交換による違法コンテンツの撲滅は不可能」

P2P技術は、特に著作権保護の面から見ると、大変危険な技術です。
P2Pによる「インターネット上のファイル交換」は急速に普及しており、大手ソフトメーカーや音楽映像産業は、これを撲滅すべく対応策にやっきになっています。
一方で、最大大手ソフトメーカーであるマイクロソフト社に勤める研究者から、「P2Pファイル交換による違法コンテンツの撲滅は不可能」という論文が提出されました。

ただ、この論文の内容は、客観的事実に則したものであると、私は思います。
P2Pは、既に確立された技術であり、これを止めることは不可能に近いでしょう。
P2Pの存在を前提に、それでも成立する商売を考えなくては、今後の著作ビジネスは袋小路に入るだけです。
発表した研究者は、中立の立場から客観的な分析を行い、その結果を発表しただけです。
これを深読みするのも、これに反論するのも、あまり意味がある行為ではないでしょう。

2002/12/10

女性監禁の被告に懲役11年、併合罪の解釈「誤り」

新潟の女性監禁事件の被告ですが、1審での懲役14年という判決に対し、このほど懲役11年と再判決されました。
刑が軽くなったことには戸惑いがありますが、しかし1審での「下着4枚を万引きしていたので窃盗罪を併合する」という求刑には、確かに疑問がありました。
重罪への併合としては、下着4枚はあまりにアンバランスに感じたものです。
この度の判決は、簡単に言えば「窃盗罪の併合」を外したものです。

以下に裁判長のコメントを記しておきます。
「国民の健全な法感情からして、法定刑の上限が軽すぎるならば、将来に向けて法改正するほかない」
「解放から3年近く過ぎた今でも、女性は家族や社会との関係で適応になお相当の苦労を強いられ、女性と家族らの処罰感情がしゅん烈なのは当然だ」
「刑は短縮されたが、犯情がよいとか、情状酌量の余地があるわけではない。1人の人間のかけがえのない人生を台無しにした責任を重く自覚することを望む」

私はこの裁判長の言葉に同感できます。
いかに刑が軽く思えようと、法解釈をねじまげてまで重い刑にすべきではありません。
三権分立の原則から言えば、裁判官は現行法に沿った判決しかできませんし、法の解釈が法以外のものに左右されるのは、非常に危険だと思います。
そもそもの問題点は、逮捕監禁傷害罪が、懲役期間の上限を10年にしていることです。
一晩の監禁でも、20年の監禁でも、同様に上限が10年という、現行法にこそ問題があるのです。

2002/12/10

川田工業、出渕裕氏デザインの2足歩行ロボット

実は既にいくつかのメディアに取り上げられていますが、このページは写真が多く、ロボットの様子がよく分かります。
特に建築資材搬送のデモンストレーションは、本当に人間的な動きで、ロボットと言いながらも人間の子供が手伝っているかのような印象ですね。
ただ、個人的な感想に過ぎないのですが、出渕氏のデザインは、ちまちました感じが、どうもいまひとつではないかと。
もう一回り大きなロボットなら、これはこれでと思うんですが、子供サイズなだけに、いかにも玩具っぽく感じるんですよ。
特に頭部は、飾りが多い気がして。
ただ、それだけに、ロボットが身近になったということを実感させてもくれてますから、これはこれでいいのかもしれません。

2002/12/10

荒瀬ダム撤去 ダム完全撤去は全国初

熊本県の発電用の荒瀬ダムを、2010年には撤去することにしたそうです。
ダム完全撤去は全国初らしく、脱ダム運動に拍車がかかりそうです。
記事を読むと、放水時の振動、ダム湖周辺に赤潮が発生と、既にいろんな悪影響が出ていた模様。
完全撤去すれば、また別の影響はあるでしょうが、なにせこれまで完全撤去された例がないだけに、ある程度実験的な試みになるのは仕方がないでしょうね。

2002/12/10

介護報酬原則引き下げ 例外は在宅介護関連
介護報酬、4月引き下げへ

介護報酬の見なおしによって、全体に報酬は引き下げられることになりそうですが、在宅介護、生活補助、夜間ケア、ケアマネージャに関しては、逆に若干の値上げになりそうです。
少しはほっとしたかな。

2002/12/10

恐怖の大増税、痛いのは国民ばかりだ!

大手新聞ではここまで露骨に非難していませんが、「配偶者特別控除の廃止」「特定扶養控除の廃止」「たばこ税が1本2円、1箱40円の増税」「発泡酒が1缶20円の増税」「消費税の免税点の引き下げ」と、かなりの増税が予定されています。
中でも「配偶者特別控除の廃止」は、収入の比較的少ない家庭を直撃することになるでしょう。
また来年4月からは、医療費の自己負担額も引き上げられそうです。
来年こそは景気が良くなる…と、思えるだけの材料は、いったいどこにあるんでしょうか。

2002/12/09

「人体通信」手を触れるだけでデータをやり取り

「機械や人に手を触れるだけで、データをやり取りする」
こんな技術が、ほぼ完成しているそうです。
生産コストも量産すれば数百円程度。
あとは何に応用するか…。

たとえば腕時計やアクセサリーに通信部品を組み込んでおく。
それを2人が身に付けていれば、握手するだけで、互いが持っているデータを交換できる。
2人はスパイで、データは極秘書類かもしれないし、2人は医者と患者で、データは体温や心拍数の記録かもしれない。
両者が人間である必要はない。
たとえば定期券のデータを身に付けて、改札はボタンを一つ押すだけ…という使い方もある。

しかし、確かに応用範囲は広そうですが、「これは」という応用例は案外思い浮かばないもんですね。
スパイはともかく、日常範囲では医療や介護ぐらいかなぁ。
他は別に「人体通信」でなくても十分かな?
いいアイデアを思いつけば、一刻千金のチャンスなのかもしれません。

2002/12/09

「千と千尋」青と緑を圧縮?色分布図を証拠提出

「千と千尋の神隠し」のDVDですが、画像のヒストグラム(度数分布)を計測してみると、赤は0〜255(255が最大値)にまんべんなく分布しているのに対し、緑は0〜180、青は0〜150と、明らかに圧縮されていたとのこと。
「圧縮は本編全部にわたって等しく生じており、意図的なものではなく、製作過程における何らかの事故ないし手違いによるものと考えられる」
もちろんこれは、原告側の訴えなので、反論が出てくる可能性はあります。
しかし、信憑性はかなり高いでしょう。
発売元は「これは本来の色であり、意図通りの色調である」と主張していますが、普通の映画ではこんな偏ったヒストグラムはありえません。
監督の宮崎氏は、この件については沈黙したままです。

2002/12/09

首都圏を大雪“急襲”交通網混乱、転倒者続出
師走の積雪、都心は11年ぶり 千葉市では最も早い初雪
師走の初雪、首都圏交通機関を直撃 平年より24日早い

東京は雪です。
昨夜(早朝?)から初雪は知っていたのですが、少しだけ降るのかなと思っていたら、しっかり積もっていて、しかもまだ振り続いています。
今、家の向かいにある屋根には7cmぐらい積もっていますが、そろそろ雪も小粒になってきたかな。
一応今日中には止みそうです。

この影響で、東京の交通機関は酷く乱れています。
東京は昔から雪には弱いですね。
特に高速道路は通行止めも多数出ているようです。

ちなみに、12月に雪が積もったのは91年以来で、水戸や千葉では観測開始以降最も多い積雪量だそうです。

2002/12/09

アルカイダが犯行声明 米などへの攻撃予告
ケニアのテロ、アルカイダが犯行認める

イスラエル人を狙った同時テロが、国際テロ組織アルカイダの犯行であるとの声明が放送され、また同様の内容が、アルカイダ関連のウェブサイトにも掲載されたそうです。
声明では、今後イスラエルやアメリカに対しても新たな攻撃が予告されています。
これでまた、戦争の火種が大きくなってしまいました。

結局のところこれは、イスラム対ユダヤという古からの対立が根にあります。
この2つの宗教は、同じ聖地を共有しているが故に、聖地を守るための戦いを繰り返してきました。
それがますますややこしくなったのは、世界大戦の折、連合国が聖地を餌に、ユダヤにもイスラムにも、戦争参加を呼びかけてしまったからです。
当然、一つしかないものを両者に与えることはできません。
結局連合国は、ユダヤに聖地を与えました。
それが現在のイスラエルです。

イスラムにしてみれば、アメリカを含む連合国に、裏切られたことになります。
イスラムがアメリカを眼の敵にするのは、実はそういう過去があるからです。
さらに言うなら、あの十字軍もまた、キリスト教によるイスラム教への迫害でありました。

日本にいると、フセインにしても、どうしてあれほどにアメリカを嫌うのか、よく分からないと思います。
けれど、こうした過去のしがらみを考えると、イスラムが持つ、キリスト教国を中心とした世界経済への不信が、多少は理解できるのではないでしょうか。
もちろん、いくら感情が理解できたにしても、テロ行為は許されることではありません。
ただ、「力でねじ伏せる」ことで解決しようとすれば、イスラムの持つ“不信”は、一層強く育っていくだけのような気がします。
戦争回避は、相互理解をいかに進められるかにかかっています。
まだ間に合うと、思いたいものです。

2002/12/08

パソコン価格、デスクトップ型がノート型より高く

「ノート型パソコンの平均小売価格が、初めてデスクトップ型を下回り、「省スペースだが割高」というノート型のイメージは過去のものになりつつある…。」

という記事なんですが、個人的には、この記事には間違っている、あるいは大きな盲点があるように思えます。
そもそも最近のデスクトップ型は、本当にデスクトップ型なのでしょうか?
最近のメーカー製デスクトップは、本来ならば「省スペース型セパレートタイプ」もしくは「コンパクトタワータイプ」とでも呼ぶべきものです。
昔のデスクトップとは、もう全然形も仕組みも異なっていて、ATXの仕様では作られていないものも多いのです。
つまり、「ノートのイメージが変わった」という指摘は間違っています。
むしろ変わってしまったのは「デスクトップ」なんです。

さらに言うなら、本来の「デスクトップ」である横型のパソコンは、もう全く売られていません。
現在「デスクトップ」と称して売られているのは、縦型の「タワータイプ」と「コンパクトタワータイプ」で、ATXの仕様で作られているタワータイプは、相変わらずノートより安いのです。

タワータイプは自作向きのパソコンであり、メーカーにとって旨みはありません。
だからメーカーは高価な「コンパクトタワータイプ」に移行しています。

「パソコンにはデスクトップタイプとノートタイプがある」という説明は未だによく見られますが、これは既に過去のものです。
デスクトップタイプは消え、自作向けの安価なタワーと、メーカー製の高価なコンパクトタワー、そして以前からあるノートが生き残っているのです。

2002/12/08

「国を愛する心」めぐり様々な意見

反対意見も賛成意見もあったそうですが、「すれ違いの印象が強い公聴会だった」そうです。
これは「国を愛する心」というものが、そもそも抽象的すぎる概念だからだと思います。

たとえば、「まったく日本って国はひでえな」と、常時ぶつくさ言ってるような人は、一見「国を愛していない」ように見えます。
しかし彼は、だからこそ日本を変えたいと思い、日本の指導者を目指すかもしれません。
だとしたら彼は、「日本を愛しているがゆえに、日本に厳しい意見を持っていた」に過ぎません。
「日本はいい国だ。カモがいっぱいいるからよぉ」なんて言ってる詐欺師もいそうです。彼は果たして国を愛しているのでしょうか?

国という概念も、人が住む環境を指すこともあれば、国民を指すこともあります。
「日本人は好きだけど、日本は嫌いだ」と言う外人はよくいるようですが、ではこの人は親日家なのでしょうか?それとも違うのでしょうか?

人に対しても、国に対しても、愛する方法は、人それぞれで異なります。
祖国を愛する心は、あるときは祖国を憂い、祖国を罵倒し、祖国を甘やかします。祖国を破壊しようとする場合だってあるでしょう。
そもそも「愛」という概念自体、物差しで計れるようなものではないはずです。

2002/12/08

額賀氏、道路民営化委の最終報告を批判

「政府や政党は(高速道路整備計画の)9342キロの建設を決定している。第三者機関で検討するのは結構だが、最終的には国会で審議し決定するのが民主主義のルールだ」

これは自民党の額賀福志郎幹事長代理という人の発言らしいのですが、なんだか「過去に一度決めたことは修正すべきではない」と言ってるように見えて仕方がないのです。
本当にそう思っているのだとしたら、私はそんな人には、政治家なんてやってほしくないです。
「案には現実的ではない点がある」と言うのであれば、それを具体的に示せば良いことです。
それをやらず、「過去に決めたことだ」で通そうとする。
これでは現実の問題は、何ら解決しません。

「決定した時点では見えていなかった問題が出てきた。だから一度白紙に戻して、もう一度検討しなおす。」
これはごくごく当たり前のことです。
「人間は神様ではないので先が読めない。だから間違うことがある。間違うことは仕方ないから、その都度正しい道を探し、よりよい道を模索しなければならない。」
間違ったまま進んで自滅するのは、個人なら勝手や我がままで済みますが、国民の将来を巻き込むのは止めていただきたいものです。

2002/12/08

「逆ギレ」か、オニール米財務長官は突然の辞任発表
NY市場、ドル売られ株は反発 財務長官辞意

米国の経済政策の要でありながら、人気のないオニール財務長官。
彼が急に辞めたとたん、アメリカの株価が急上昇しました。
よほど信頼されてなかったのかなぁ。

となると、日本の株価も、週明け、また上昇ラインに乗ってくる可能性が強そうです。
週明けまでにまだ日があるので、現時点では未だ、決め込めませんけどね。

2002/12/07

国連査察官の間に対米不信?英紙が報道
米国内で反戦決議続々

「国連査察は武力行使に根拠を与えることを目的にしているわけではない」
ごもっとも。

アメリカは武力行使したくて仕方がない。
しかし意外なほどスムーズに査察が進んでいるので、「査察は手ぬるいんじゃないか」と言い出した。
これは分かりやすく言いかえるなら、「早くアラを探して、俺に殴らせろ」ってことです。

まるで国連を自国の手先のように考えてるという点も不快ですが、世界平和を守るためにやっていることを、逆に、戦争開始のために利用しようとしている点も、血の気が多いとしか言いようがない。
これじゃあ国連の査察官がいらだつのも当然でしょう。

ただ、アメリカ人も、皆が皆血の気が多いわけではありません。
ベトナムの二の舞になるのではないかと心配している人も多い。
武力行使に頼らない、平和的解決を望みたいものです。

2002/12/07

厚生労働省、たばこ自販機を撤去か

喫煙対策の旗振り役の厚生労働省は、「まずは足元から」と、庁舎内のたばこ自販機を撤去する方針を固めたようです。
「せめて何台か残して」と話している職員もいるそうですが、なくなったらなくなったで、買い置きを机に入れておけばいいだけでは?
これがもし「絶対に吸うな」という話なのだとしたら、確かにかわいそうな気もしますけどね。

2002/12/07

「北の国から」カップル、吉岡さんと内田さん結婚

長寿TVドラマ「北の国から」の最終話で結ばれた二人が、実際に結婚したそうです。
21年続いたドラマだけに、ドラマがそのまま人生になってしまった出演者もいる、ということですね。
ファンにとっては、これほどに嬉しいニュースは滅多にないかもしれません
(…唯一あるとしたら、続編の製作発表かな? それは流石に無理そうですけど。)

2002/12/07

当てずっぽうの恐喝で100万円脅し取る

「あなたには秘密がある。100万円を用意しろ、さもなくば…」
あなたの手元にこんな手紙が届いたとしよう。
さて、あなたならどうするか。

実は犯人は、当てずっぽうに手紙を出しただけだったのだが、ある社長さんは、本当に100万円を渡してしまった。
味をしめた犯人は、「会社四季報」を参考に、50人ほどターゲットを選び、また同様の手紙を送りつけた。
しかし今度は、警察に届けた社長さんがいて、あえなく犯人は逮捕されてしまった。

なんだかイソップ童話のような、本当の話でした。

2002/12/07

EU、旧式石油タンカーの航行禁止で合意
EU、老朽タンカー航行を禁止
伊豆のアワビ漁場など壊滅状態

スペイン沖での老朽タンカー事故による重油漏れ事件を受けて、EU(欧州連合)は、旧式タンカーのEU内運航を禁止することにしました。
最近のタンカーは重油保管部が2重になっているのが普通になっているのに対して、旧式タンカーは単層なのだそうです。
大規模な環境破壊を防止するためにも、これは世界的に足並みを揃えていくべきでしょう。
ちなみに、スペイン沖の重油流出は、今もなお拡大中のようです。
また、タンカーではありませんが、伊豆諸島の自動車運搬船の座礁事故による被害もかなり大きいようです。
現場周辺のイセエビ、アワビなどの漁場は壊滅状態で、「今年の漁獲高は4割減」だとか。

2002/12/06

「悲観的なのに悩みなし」米調査機関の「日本人像」

日本人は自国の経済に悲観的で、現状への不満も多い。しかし一方、自分の生活については、具体的な大きな悩みはほとんどない…。
そんな世論調査の結果が発表されました。
「ああ、やはり」とも感じますし、また「矛盾している」とも思いますが、それが日本人の国民性なのでしょう。

今の生活にそこそこ満足している人が大半だろうと思います。
「悩みもあるし、不満もあるが、上を見ればキリがない」というやつです。
しかし、将来には強い不安を感じています。
今より悪くなるどころか、壊滅的な危機が訪れるのではないかと、常に漠然と感じているのではないでしょうか。
その理由は、確かに数えられないほどありますから…。

2002/12/06

住基ネット、利用範囲を大幅に拡大
オンライン三法が衆院本会議で可決、成立

住基ネットは99年に「システム利用の安易な拡大はしない」と附帯決議したものです。
しかし今日、わずか18時間の審議だけで、早くも拡大されることが確定してしまいました。
これによって住基ネットの対象業務は、93件から264件に、一気に広がりました。
これは結局、附帯決議には何の効力もないことが、はっきりしたようなものでしょう。
今回の決議では、住基ネットの悪用を防ぐための制度も盛り込まれましたが、既に住基ネットの内容が漏れているという報告もあるだけに、大きな不安が残ります。

2002/12/06

最終報告は慎重派案で決定、今井委員長辞任
委員長辞任、「慎重派」案を多数決で決定
行革相、道路公団民営化案を首相に答申

道路関係4公団民営化推進委員会は、結局、今井氏が辞任し、基本的には慎重派案で決定する、という形となりました。
今井氏にしてみれば、案件にしても、進行にしても、また委員長として頼まれたうえでの小泉首相の裏切りとも取れる発言も、どうしても納得できないものだったのでしょう。
それはさておき、問題はこれで終わったわけではありません。
この案を国会が認めるかどうか、あるいは小泉首相が道路族議員を納得させられるかどうかという、さらに大きなバトルが始まることになります。
この案件に関しては、野党はむしろ自民党そのものとなるでしょう。

2002/12/06

宗教法人課税強化に野中元自民党幹事長が言及

「宗教法人だから無税」というのは、以前から「変だ」と感じていたことなので、私は基本的に賛成です。
だって、どう考えても金儲けやってますよ。大半の宗教法人は。
少なくとも、金儲けと宗教活動を区分けする目安は、もっと必要でしょう。

2002/12/06

少年ジャンプが米上陸、創刊号は売り切れ

ジャンプはアメリカのティーンにも人気のようです。
売り切れということは、予想以上に評判が良かったのでしょう。
私も正直なところ、売れ切れになるとは思ってもいませんでした。
ぜひ向こうでの評判を聞いてみたいものです。
それにしても、600円(4.95ドル)は安いですね。
手間を考えたら、もうちょっと高くてもおかしくないような気が。
基本的には「英訳した再販本」なので、だからこの値段でできるのかな?

2002/12/06

中国人「日本へ親しみ」わずか6%

調査を行った研究所の所長の分析コメントは、なかなか分かりやすいように思いました。
「日本人の礼儀正しさ、勤勉さなどを知っているから『親しみを感じない』とは言い難い。しかし、歴史問題での態度から、『親しみを感じる』と答えるのは言い過ぎと考え、『普通』と答えた」
日本は中国に侵略したことがありますが、中国は日本を侵略したことがない(中国がモンゴルに支配されていた時代は別として)。
だから余計に腹立たしく感じる面もあるのでしょう。
私達は水滸伝や三国志演義で、かつての中国に憧れる面もありますが、その世界は今の中国とはまた別物です。
同様に、中国から見た現代日本も、近くて遠い存在なのでしょうね。

2002/12/06

「千と千尋」に全米映画批評会議がアニメ賞
2冠目!「千と千尋」、米国でもアニメ賞

目出度い話です。
それだけに、DVDでケチが付いた(付いている?)のが惜しいですね。

2002/12/06

小学校の校則で女性教員の化粧を義務づけ

日本で同じコトやったら、女性団体が黙っちゃいないでしょうね。
そう。これは中国は北京市の話です。

それにしても、「女性教員たちもこの規定に賛成している」というのは、なんだか不自然なように思います。
だって、皆が賛成しているのなら、そもそも規定を作る必要すらない状況だっただろうと思うんですよ。
化粧をしない女性がいるからこそ、わざわざ化粧を強制したんじゃないのかなぁ?
考え過ぎですか?

2002/12/06

今井道路民営化委員長、小泉にブチ切れ

小泉首相が「国会を通るか考えなくてもいい」と発言したことが、今井委員長を怒らせています。
まぁ、怒りたくもなるでしょうねぇ。
あれじゃあ、間に入って苦労してたつもりの立場がなくなっちゃいますから。
私もこの件に関しては「国会を通るか考えなくてもいい」と考える者ですが、せめてもうちょっと、今井氏の立場を考えて、うまい言い方を考えてあげるべきだろうとも思います。
だって、今井さんは小泉さんに頼まれて引きうけた訳でしょう?
頼んだ本人が、頼まれて頑張ってる人の仕事をクサしちゃいけませんよ。
せめて「私の頼み方が悪かった」とでも言ってくれないと、今井さんだって格好が付かないじゃないですか。ねぇ。

2002/12/06

田中・長野県知事、知事多選自粛条例案を提出

知事や政治家の任期が長期化すると、時として腐敗を呼びます。
そうした状況を未然に防ごうという意味でしょう。
知事の任期を連続三期12年を超えないよう自粛する条例案を、長野県の田中康夫知事が議会に提出しました。
知事本人がそうした案を提出するところに、田中知事の面白さがあります。
ただ、任期の長い知事の中には、県の看板となって活躍し、その指導力を最期まで惜しまれていたような方も、何人か存在します。
条例を作ってまで制限すべきなのか、いや、腐敗が実際に生じてからでは遅いだろうし…。
なかなか微妙なところですねぇ。

2002/12/06

有毒部位を除去せずフグ出荷

背びれや尾びれなどの有毒部位が除去されていないままのフグが、青森、石川、秋田各県に流通していたそうです。
しかも記事を読む限り、全品回収されたとは思えません。
他県に出荷された可能性も、若干ながらありえそうです。

2002/12/05

ユナイテッド航空、倒産

あの有名な「ユナイテッド航空」が倒産しました。
以前から経営がやばいとは聞いてましたが、十分な再建計画が建てられなかったようです。
当面は通常通り運航するそうなので、便を予約している人は安心してよさそうです。

このニュースで、また景気が冷えるんでしょうか?
個人的にはそっちの方が気になります。

2002/12/05

パワーショベルでATM壊し2300万円盗む・神奈川

どのニュースサイトでも取り上げられているニュースですが、これは特に写真のインパクトが強烈です。
一見の価値あり。
にしても、こうした荒っぽい手法が増える時代になるとは思わなかったなぁ。
個人的には、数年前の、夜間貸し金庫の張りぼてを作って、中でお金を受け取っていた詐欺(?)がとても印象に残っています。
同じ大掛かりな泥棒でも、スマートさにおいては対極ですね。
いや、どちらもイケナイことなんですけど。

2002/12/05

米に「好ましい印象」減少、一極支配に不満

アメリカの民間世論調査機関の発表によると、アメリカの音楽や映画などに対する人気は世界であいかわらず高い一方、アメリカの思想や文化に対する警戒心は強くなってきているそうです。
冷戦時代がソ連の崩壊で消えたあと、アメリカは「世界の指導者」として君臨しています。
それはアメリカの実績として評価すべきことでもあるのですが、地球にはアメリカと同じ指向性を持つ国だけがあるわけではありません。
アメリカとは異なった環境では、また別の思想や文化が必要ですし、そもそも全ての国がアメリカと同様の消費大国になれば、世界はあっという間にパンクしてしまうでしょう。
この調査の責任者であるオルブライト前国務長官は、「我々が唯一の超大国であり、様々な面で世界から孤立していると見られていることが分かった」と語ったそうですが、一方でブッシュ大統領は「米国を不当に悪く描こうとする海外のプロパガンダが反映されている」と切って捨てたそうです。
アメリカによる一極支配には、その裏に「私達は正義だ」という強い信念があります。
それは単なる思い上がりではないのか、私はその点に不安を感じずにはいられません。

2002/12/05

Yahoo! BB、光ファイバにも対応

BBテクノロジーは集合住宅向け「Yahoo! BBマンション」を来年夏以降販売するそうです。
これは光ファイバを使っており、NTT方式よりも高速なのだそうです。
ただ、BBテクノロジーは、これまでもかなり強引にサービスを拡大してきている印象があるので、プレスリリースをそのまま鵜呑みにしてはいけないかもしれません。
いずれにせよ、インターネット回線の選択の幅が広がるのは歓迎すべきことですが。

2002/12/05

44ダムの貯水池は、土砂で半分以上埋まっている

土砂で埋まり、貯水量が半分以下になっているダムがかなりの数あるそうです。
特に電力系のダムはその傾向が強く、酷いものは97%埋まってしまっているとか。
ダムには電力供給と洪水対策という2つの側面がありますが、少なくとも後者についてはかなり深刻と言えるでしょう。
どうやら設計時の堆砂容量の見積もりがかなり甘かったようで、100年分と計算していた堆砂量が、実際には2〜9倍もあったとか。
これもバブル期の「経済発展を優先し、弊害を過小評価した」結果の一つと言えそうです。

2002/12/05

パソコンゲームにパソコンはいらない?

高速なインターネット回線の普及によって、パソコンがなくてもパソコンゲームできる…そんな一見冗談のようなシステムが発売されました。
サーバ上でゲームを動かし、その画面をインターネット回線を通じて端末に送り表示させる、という仕組み。
これはコンピュータとしてはさほど特殊なアイデアではありません。
UNIXや大型汎用機では当たり前のように使われている方式ですし、一時期クライアントPCといった名称で普及化されかけた時期もありました(頓挫しましたが)。
この方式は、一瞬のタイミングを逃せないアクション系ゲームには使えないものの、パソコンに限らず、「ビデオゲーム機がなくてもビデオゲームができる」システムも考えられるわけで、なによりも自宅の設備が簡単になるというメリットがあります。
所持欲の強いユーザーには向かないだろうなぁ、と思う一方で、うまく普及してくれると面白いかも、とも思います。

2002/12/05

介護報酬額引き下げへ 幅めぐり調整

介護報酬額が平均5%程度引き下げられそうです。
介護保険利用者が予想以上に多く、自治体の負担が大きくなっており、その一方で施設サービスを中心に事業者の多くが黒字。
ならば事業者利益を多少圧迫しても、自治体負担を軽減しよう…という論理なんですが、現実には人件費の切り詰めによってサービス内容の低下が生じるのではないかという不安があります。
“パソコンの家庭教師”をやっていると、高齢の方と話す機会も多いのですが、「適切な介護認定体制ができていないのではないか」「きちんとした介護ができる人材は少ない」という印象があります。
介護保険制度が始まって未だ日が浅いこともあって、人材、特にケアマネージャが不足しているのでしょう。
報酬低下が、人材育成においてマイナスに働かないよう、監視するシステムが必要なのかもしれません。

2002/12/04

道路公団「改革七人の侍」は腰砕け
森氏が推進委の猪瀬氏批判「元左翼の人だ」
財務相、道路公団で建設慎重派「5人組」に加勢

道路公団民営化は酷い迷走に入ってしまいました。
妥協に次ぐ妥協によって、なんのために民営化するのかという一番大事な部分が不透明になってきています。
やはり一番問題なのは、「国会で通る案にしないといけない」などという半端な態度ではないでしょうか。
確かに国会でスムーズに通る案であるべきですが、そのために本来あるべき理想の姿を歪めてしまっては、なんのための委員会だか分かりません。
委員会の役割と政治家の役割は異なるはずです。
理想をきちんと押さえ、理想に近づくためのベストの道を示し、それが理解されそうにないなら、理解してもらうために、その裏付けを明示し、十分な説明をすべきなのです。
それでも通らないとしたら、案が間違っているのか、それとも理解しようとしない国会議員に問題があるのかのどちらかです。
後者であれば、それはもう委員会の問題ではありません。
頑迷な議員のために理想を曲げるような委員会であれば、おそらく解決の道は示せないでしょう。

2002/12/04

「バウリンガル」博士をインタビュー

犬の鳴き声を翻訳する「バウリンガル」を作った日本音響研究所長の鈴木松美博士のインタビューです。
開発期間は約2年。
大型犬から小型犬まで、50種類の犬の声紋を集め、データベース化するのが大変だったそうで、スタッフは「毎朝6時から研究所近くの公園に出かけ、犬の散歩に来る方に協力をお願い」したのだそうです。
また、マイクで拾った音からノイズを消去する仕組みも含め、声紋の判断は、「わずか4ビットの小さなコンピューターで処理している」のだとか。
また、販売のタカラの社長は「犬語を翻訳するのが前からの夢だった」そうで、「社運をかける」とまで言った、というのも、なかなかいい話だと思いました。。

2002/12/04

過度のマウンテンバイクは精子活動に悪影響

マウンテンバイクにまったく縁がない35人と、バイクの走行距離が年間約5000キロ以上である愛好者40人を比較してみたら、陰嚢に腫瘍や静脈瘤が発生率が、前者26%に対し、後者はなんと88%だったそうです。
また精子の数も、後者は前者の3分の1しかなく、精子の運動能力も低めだったとか。
サンプル数は少ないですが、数字の開きがあまりに大きいので、信憑性はそれなりに高そうです。
確かにサドルが股に当たるとき、自転車によっては、かなり痛い場合があります。
普通の自転車やバイクの場合はどうなんでしょうね…。

2002/12/04

ワン切り業者に罰則、改正有線電気通信法が成立
「ワン切り」防止法が成立

携帯電話の「ワン切り」を規制する改正有線電気通信法が成立したそうです。
これによりクリスマス以降、意図的にワン切りを行った業者は、1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金を求刑されることになります。
個人が手動でワン切りを行う分には、規制の対象にはなりません。

2002/12/04

問題山積、米国防総省の国民データベース計画

アメリカでは、対テロ対策として、米国民についての個人情報を集めた巨大データベースの構想が持ちあがっています。
クレジットカード、医療、教育、移動に関する記録を「空前の規模」で統合するそうで、これは要するに「国民監視システム」と言えるでしょう。
当然、これに対する反発も多く出てきています。
個人プライバシーの侵害にあたる可能性は大きいですし、その割には、対テロ対策として、どの程度有効かどうか疑問であるというもの。
また入力されたデータにミスが生じる可能性は常にありますし、そのミスによって個人がそれほどの被害を受けるか、想像もできません。

しかし個人的に一番気になるのは、日本の住基ネットは、これの縮小版なのではないか、という疑問です。
住基ネットには、これらの個人情報は含まれていないことになっていますが、既にデータ範囲や使用範囲の拡大は検討されていますし、国防体制のために密かに拡張されていく可能性も考えておかねばならないでしょう。
アメリカでこうしたシステムが本稼動となれば、住基ネットがその後を追うことになる可能性は、かなり高いように思います。

2002/12/04

北支援「外交協会」個人的関係で40万食糧?

致被害者の家族が“人質”にとられ、日朝交渉が暗礁に乗り上げているなか、しかも外務省が事前に支援の見合わせを要請していたのにもかかわらず、外交協会は独断で食糧40万食を送っていた…。
これだけでも「なんだかなぁ」という印象はぬぐえませんが、その支援は「支援要請の正式文書もなく、理事会も開かず、専務理事ら3人だけで決定したこと」なのだそうです。
しかも支援要請があった熊谷遊技業組合の組合長と外交協会の専務理事は中学時代の同級生で、その個人的関係での要請だった可能性が強いとか。

民間団体は国の意向に縛られるべきではありませんが、かといって、これほど大きな影響を与える支援をわずか3人の判断で行ってしまう協会の在り方には疑問を感じてしまいます。
せめて支援食料が飢餓状態と言われる一般民衆の手に渡ればいいのですが、その可能性もほとんどないでしょう。
安易な支援食料によって、日朝交渉がさらに長期化する可能性の方が強そうです。

2002/12/04

カドミウム汚染、12品目が国際基準案超す

国産農水産物12品目の一部から、安全基準案を超える濃度のカドミウムが検出されたそうです。
12品目は以下の通り。
オクラ、大豆、サトイモ、ナス、ゴボウ、ニンジン、コメ、小麦、ホウレンソウ、ヤマイモ類、豚肉、スルメイカ。
このうちオクラは調査対象の4分の1、大豆は6分の1が基準案を超えていたそうで、いくら「直ちに健康に影響があるわけではない」と言っても、カドミウム濃度は店頭で確認しようがないだけに、消費者にとっても、生産農家にとっても深刻です。

ちなみに「安全基準案」は食品の国際規格を決める国際機関「コーデックス委員会」で検討中のもの。
カドミウムが体内に多く蓄積すると、腎臓の機能低下、骨をつくるカルシウムやリンなどが尿に溶け出して骨がもろくなるといった症状が出て、酷い場合はイタイイタイ病になります。
WHOの資料によると、日本は人の腎臓に蓄積しているカドミウム濃度が世界一高いとか…。

2002/12/03

油断禁物、「猫引っかき病」がまん延中

私は猫にひっかかれると、たいていそこがミミズ腫れになってしまいます。
アレルギー体質だからなのかぁ、ぐらいに考えていたんですが、実はこれ、細菌に感染している可能性もあるのだとか。
猫引っかき病は「バルトネラ・ヘンセレ」と呼ばれる細菌が原因で、国内の飼い猫のうち1割弱が感染しており、人間に感染すると、最悪、脳炎になるケースも。
脳炎は少々大げさにしても、発熱やリンパの腫れが出ることがあるので、猫に引っかかれたときは、きちんとアルコールや石鹸で消毒しておきましょう、ノミの駆除も予防になりますよ、という話でした。

2002/12/03

お巡りさん、高架から自殺図った男性をキャッチ

高さ8mの高架から飛び降りた男性を、駆けつけたお巡りさんが「とっさに体が動いて受け止め」、2人とも軽傷で済んだそうです。
受け止めた巡査は2月に警察官になったばかり。
体重100Kgの巨体に童顔で、柔道初段。
しかも名前が「神」だそうで…いかにもぴったりな名前。
まるでドラマのエピソードのようなニュースです。

2002/12/03

民主党・鳩山代表が辞任表明
小泉首相「政界、一寸先は闇」分裂騒動に同情的

鳩山氏の辞任がほぼ確定したようです。
民主党と自由党を合流させる計画も、一旦は白紙に。
小泉首相にとっては、野党の混乱は基本的に有難いことのはずですが、自民党内でも足並みが揃っていない中だけに、少々複雑な心境でしょう。
小泉人気も複雑で、北朝鮮の件がなければ、もっと人気が陰っていたはず。
その北朝鮮との交渉も目処が立たなくなってきています。
株価が上昇に転じていることが救いですが、これも政策に起因する上昇なのか、微妙なところです。

2002/12/03

韓国警察庁「日本の運転免許証を認めない」

韓国警察庁は、日本警察庁が韓国運転免許証を認めないことから、相互主義の原則に沿って韓国でも日本の免許証を認めない方針だそうです。
ほとんど「報復」ですね。

A君「車貸してよ」
B君「やだよ、お前すぐ事故るから」
A君「なんだよそれ」
B君「俺が1回しか事故ってない期間に、お前5回も事故ってるじゃん」
A君「気にするなよ」
B君「気にするってば。おれの車なんだから」
A君「そんなこと言うなら、もう俺もお前に車貸してやらない!」

どうにも低レベルな話です。別にいいけど。

2002/12/03

大人が漫画、日本だけ…「ジャンプ」米進出に冷めた目

先日アメリカで「ジャンプ」の英語版が発売されたのを受けての記事です。
しかし、この記事には若干無理があるように思います。
ジャンプは大人の読者も確かに多いコミック誌ですが、決して大人向きというわけではありません。
メインターゲットは、あくまでも10代のはずです。
ジャンプがアメリカの大人に歓迎されるか、という視点でまとめるのは、あまり意味があることではないでしょう。
また、日本の漫画には日本独自の記号化表現が多いうえに、特にジャンプ系のコミックは、ある程度その世界に浸りこんでいかないと、その面白さが分からない、という傾向が強いと思います。
たまたまその週だけ手に取ってみても、「面白い」どころか「わけが分からない」のは、日本人でも同様のはずです。
ジャンプは日本で一番発行部数が多いコミック誌ですが、その感性は、日本のコミック読者の平均値とは、かなりかけ離れているのが実情でしょう。
日本のコミック読者は、それだけ多様化しています。
「日本で一番売れているコミック」は、既に「平均的日本人にとって一番面白いコミック」ではないのです。

2002/12/03

千と千尋、DVD色調以上で購入者が控訴

発売時、かなりの騒ぎになっていた「千と千尋DVDの色調が赤い」という苦情ですが、一部のユーザーが決起して、とうとう裁判ごととなりました。
個人的予想ですが、「交換」も「一人一万円の慰謝料」も、おそらく認められないのではないかと思います。
しかし、そういう結果を求めての訴訟では、おそらくないでしょう。
訴訟の目的は弁償にあるのではなく、メーカーの態度を公式の場で問い質すことにあるのだと思います。
実際のところ、「再生環境によって色味に差が生じる場合がある」「DVDの色調は製作者の意図によるものである」とするブエナ側の説明には、私も納得できないものがあります。
初期出荷量が異常なほど多かっただけに、そう言いきってしまいたいのかもしれませんが、購入したファンにとっては、それで納得できるものではないでしょう。

2002/12/02

オウム真理教への観察処分、3年間の更新請求
公安調査庁、オウムの観察処分更新を請求
オウム真理教の観察処分、3年延長を請求

オウム真理教(アレフに改称)に対する観察処分期間を延長すべく、公安調査庁は公安審査委員会に請求を行ったそうです。
私の家から車で10分程度のところでは、未だに「オウムは出て行け」の看板がたくさん並んでいます。
また私の実家近辺にもオウムの村ができており、実家に顔を出すたびに「不安だ」という声を聞きます。
マスコミによる報道は下火になり、一般には話題に上ることはほとんどなくなりました。
しかし下火になった分、彼らの動向が分からず、オウム信者に接する可能性のある人は、余計に不安に刈られているように思えます。
この不安は、当面…おそらく10年、20年単位で…残るのではないでしょうか。

2002/12/02

スペイン沖の重油流出、漁業被害が深刻化

スペイン沖の重油流出が、予想通り深刻化してきています。
大量の重油が着岸し始め、漁業禁止区域は沿岸約400キロに達したそうです。
沈没したタンカー内にはまだ6万トン前後の重油があり、タンカーを撤去する見通しも全くたっていない状況。
対策が一向に進まない中、行政当局を非難するデモも始まっているそうです。

2002/12/02

株譲渡益課税、新規購入は無期限で10%に軽減

景気の冷え込みの中、個人資産家による株式購入が激減していると言われています。
今回の処置は、株の新規購入に対して、その売却時に税金を20%から10%に値引きするというもの。
個人資産家離れを食い止め、新規参入を後押しする意味ではある程度有効な処置と言えるでしょう。
しかしながら、来年から、株式売買に関する課税が申告分離方式に一本化されます。
税率は減るとはいえ、面倒な申告をしたくないと考える人も多いでしょう。
その「面倒な申告」が、市場をより冷えさせていると指摘する人もいます。
個人的には、もう少しインパクトのある処置が欲しかった気がします。

2002/12/02

北朝鮮、1日から米ドル使用禁止

アメリカからの圧力に抵抗する姿勢をアピールするために、北朝鮮では1日から米ドルを使用禁止にしたそうです。
どの程度有効な手段なんでしょう。
外国人旅行者が減って、外貨が余計に不足するような気もします。
まぁ、ユーロは使えるそうですが。

2002/12/02

燃料電池車、官邸で納車式
燃料電池乗用車、日本で世界初の実用化

トヨタとホンダがそれぞれ、燃料電池乗用車5台を中央官庁に納車したそうです。
トヨタは今後1年で、日米で20台程度、ホンダも2〜3年で30台程度を販売する計画。
パワーもガソリン車とほとんど変わらず、エンジンは静かで排気ガスがないので、燃料電池乗用車が普及すれば、環境汚染は激減するだろうと言われています。
もっとも、現在は生産コストがかなり高いうえ、燃料となる水素の補給場所が限定されます。
月あたり100万前後のリース料を支払える顧客がほとんどいないのも確かでしょう。

2002/12/02

官庁にチェック機能はないのか!(読売社説)

計検査院の2001年度決算検査報告によると、中央省庁や政府機関の不適切な支出や予算の無駄遣いは、総額で二百四十三億円…。
日本国民一人あたり約200円だそうです。
「懲戒処分を含め三十九人の追加処分を決めた」とか書いてますけど、それよりも、この金額の補填はあるんでしょうか?
「責任の所在を改めて明確にする必要がある」と社説にはありますから、誰も責任を取っていないってことですよね。多分。
やはり、無駄使いした金は、無駄使いした人が責任持って補填すべきが筋だと思うんです。
おそらく全額返金は無理でしょうけど、それでも可能な限り返金すべきですよね。
だって、これって結局、税金を泥棒してるのと同じなんですから。

2002/12/02

交通事故死亡者、韓国5.5、英国2〜3、日本1.1

韓国の運転免許証は、現在日本国内では、免許証として無条件では認められないことになっているのだそうです。
その理由として警察庁は、韓国の交通事故死亡率が高すぎることをあげているとのこと。
なんでも、自動車1万台当たりの年間交通事故死亡者数が、韓国は5.5人、英国やドイツは2〜3人、日本は1.1人なのだそうです。
こうしてみると、確かに差が大きすぎますね。
この差はどこからくるんでしょうか。

2002/12/01

偽造高速回数券5万枚以上 磁気判別クリアする精巧さ

朝日新聞はこのようなタイトルを付けていますが、これは認識が甘いと思います。
偽造高速券が磁気判別をクリアしているのは、偽造レベルが精巧だからではありません。
単に、たいした技術がなくとも偽造できるような、お粗末なシステムだからに過ぎません。
システムのお粗末さは、回数券が登場した当時から、何度も指摘されていることです。
偽造グループの検挙は当然行われなくてはなりませんが、そうしたお粗末なシステムを導入した道路公団も追及すべきでしょう。
きちんとしたシステムを導入していれば、少なくとも3千5百万円以上、赤字は減ったはずなのです。
これは結果的に、税金を3千5百万円以上無駄使いしたのと同じことなのではないでしょうか。

2002/12/01

ノルウェー、バーなどの全面禁煙計画を国単位で

ノルウェーでは、全国のレストランやバーが2004年1月から全面禁煙だそうです。
国単位で禁煙を推進できるというのは凄いと思います。
喫煙者から見れば、地獄のような状況なのかもしれませんが…。

2002/12/01

gooドメイン訴訟、NTT-Xの勝訴が確定

gooドメインを元々持っていたカラオケ業者「ポップコーン」が上告を断念、これによりgooドメインはNTT-Xに移管されることが確定しました。

しかしこの裁判、やはりひっかかる部分があります。
そもそもNTT-Xは、gooという、既に別会社が持っている名称でサービスを行う必要はなかったはずだからです。
他社が持っている名称を使った時点で、混乱は目に見えてたわけで、NTT-X側が別の名称でサービスを開始すれば、それで何も問題は出なかったはずなのです。
その意味において、NTT-Xは純粋な被害者ではありません。
しかし裁判の結果は、NTT-Xを純粋な被害者とみなし、ドメインは一方的に移管され、買取り処理すらされませんでした。

ポップコーンがgooドメインの混乱につけこみ、アダルトサイトへの転送を行ったことも事実でしょう。
しかし、ポップコーンがgooドメインを取得した時点では、NTT-Xがgooドメインを使うという情報すらなかったはずです。
混乱の種を蒔いたのは、むしろNTT-Xであったことを考えると、一方的な移管処理は、大企業を優先した判決内容に思えてなりません。

2002/12/01

「7人の侍」仲間割れ、トップ解任図る

道路4公団の民営化議論が難航しています。
7委員が5対2に分離してしまい、5の側が「多数決しかないのではないか」といえば、2に含まれる委員長が「多数決では決めたくない」と言い、完全に泥試合化。
2の側は国土交通省寄りの事務局案を支持しており、既存の道路計画は全て残したい意向。
5の側は既存の道路計画のほとんどを破棄し、出費を最小限に抑えるところからスタートすべきとする意向。

私の個人的意見でしかありませんが、事務局案は危機感が薄すぎるように感じます。
無駄遣いが多すぎる現状があるからこその民営化論なわけですから、まずはばっさり切っておくべきかと。
で、黒字化して後、復活すべき計画があるかどうかを、また改めて検討すればいいのではないのでしょうか。

21世紀の公園で