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2003/01/27

21世紀の公園は、どこに向かうべきか

数日ニュースの更新を休んでいました。
一つには、取り上げたいと思うニュースがあまりなかった、ということもあるのですが、実は、今のニュースの書き方に対して、疑問が生じてきました。

ニュースを自分なりの勝手な視点で論評していくのは、私自身の楽しみでもあったのですが、「それに費やす時間でやるべきことがあるのではないか」「パソコンの使い方やインターネットの楽しみ方といった、最初にまとめていこうと思っていた内容を未だ書き始めていないのは、結局のところ怠慢だろう」と強く感じ始めました。

「この公園にとって、あるべき方向と、ずれてきているのではないか」ということですね。

当サイトがどこに向かうべきか、そしてどういう構成のサイトになるべきか、一度頭をからっぽにしたうえで、考え直してみようと思います。

そのため、ニュースの更新はしばらく休み、近日、サイトの構成を一新します。
掲示板やチャットルームは、その間も使用できます。
2003年1月27日
21世紀の公園で・管理人(ちゅん)

2003/01/23

「見知らぬ人とのセックス」約7割肯定

いきなり過激な見出しですが、このアンケート結果を「7割が肯定」とまとめるのは、少々強引なのではないでしょうか。
これでは7割の中高生が「私は知らない人とでもセックスできます」と言ってるかのようですが、そうじゃないですよ。

アンケート内容は記事を見ていただければいいと思いますが、要は「悪いことであろうと良いことであろうと、それをどう選択するのかは本人の自由であり、他人に干渉する気はない」という中高生が圧倒的に多いということだと思うんです。

これはよくよく考えてみれば、大人の考え方なんです。
自分の友人や近所の人に対して、自分がどう接しているか、ちょっと思い出してみれば、分かることだと思うんです。
子供は大人の鑑であることは、昔も今も変わりません。
むしろ大人の世界の「建前と本音(表では性風俗はけしからんと言いながら、裏では性風俗に通うような)」というダブルスタンダードが消え、「本音だけでいい世界」になってきているのではないでしょうか。

もちろん、こうした状況に対して危惧はあります。
しかし、中高生の性が金になるように仕向けているのは、中高生ではなく、むしろ大人だということを押さえておくべきです。

2003/01/23

イルカさんが中学校歌 大分・宇目町

あのイルカさんが中学校の校歌を作ったそうです。
どんな曲か、ちょっと聴いてみたいかも。
校歌って、あまりにも硬い曲が多い一方で、妙に変な曲も多いですよね。
自然や郷土の良さを再確認できるような、素朴で美しい曲だといいな、と思いました。

2003/01/23

国内7頭目のBSE感染牛を確認 北海道・網走で飼育
7頭目のBSE感染牛確認

国内の狂牛病、7頭目だそうです。
これも同じ時期に誕生した牛だそうで、これまでの6頭との共通点が多い様子。
早く原因がはっきりすれば、もっと安心できるのでしょうが。

2003/01/23

スズキ、国産最安値の5万円台のスクーター発売
5万円台のスクーター発売 スズキ、価格破壊に火つける
スズキ、国内生産で59,800円の50ccスクーター「チョイノリ」を発売

スクーターの値段が、とうとう6万円を切ったそうです。
デザインのテイストは私好みではありませんが、こういう生活品が安くなるのは有難いです。
ちなみに昨日、うちの近所では、自転車が「その日限り」で6千円を切って販売されていました。
最近ディスカウントショップで電動キックボードというのも見かけますが、あれは実際、使い勝手はどうなんでしょう。
電動キックボードは一万円切ってるものもあるので、かなり気になります。
もっとも電動キックボードも、原付として登録しないと、公道では走行できないみたいですが…。

2003/01/23

1歳になったネコのクローン、性質は「親」と大違い

猫のクローンは、同じ遺伝子から作ったものでも、全然性格が異なり、また毛並みも体型も異なるのだそうです。
つまり、遺伝子だけが同じでも、成長過程(生まれる前の状態を含みます)で全然違ってしまうわけですね。
とすると、遺伝子によるクローンでは、親のコピーは作れない。
SFやなんかで容姿も性格も同じクローンがいくつも存在するようなシーンがたまにありますが、どうも、クローンという技術は、そう単純なものではないようです。
もちろん、クローンの技術が進めば、容姿も性格も同じものを作れるようになるのかもしれません。
しかし、そんな大変な手間をかけてまで同じコピーを作る理由は、果たして存在するのでしょうか。
記事にある「動物保護施設には捨てネコがたくさんいるのに、それでもネコを増やす新しい方法を考えようというのか」という米人道協会の人のコメントは、おそらく正論なのでしょう。

2003/01/23

携帯電話、女性はシャープ、男性は松下支持

男女によって携帯電話のメーカー選択がかなり違うみたいです。
グラフを見ると、NECと松下の強さがよく分かります。
また一方で、シャープとソニーの印象が良くなっていることも分かります。
一方、サンヨー、京セラ、東芝、富士通は、買った人が気に入ってないみたい。
カメラ機能は3割のユーザーが支持。音楽再生は1割強、GPSは1割弱。
もっとも、この3つのどれもが流行り物の感があるので、将来も支持されるかどうかは分かりません。
ただ、こういう機能が当たり前になっていけば、デジカメの安価で使い勝手の半端なものは、生き残れなくなっていくのでしょう。

2003/01/23

北野監督で「座頭市」復活

勝新太郎氏の当たり役であった座頭市を、北野武(ビートたけし)が演じるそうです。
かつての座頭市シリーズは、かなり殺伐とした印象の強い映画であっただけに、この時代に合う話なのか、少し疑問も感じます。
しかし北野武で座頭市というのは、確かに合いそうで、見てみたい気もします。

2003/01/23

脱北者続々、人民解放軍も困惑 中国紙、異例の逃避ルポ
「脱北者」を北朝鮮に送還しないよう 国連が中国に要請
中国、脱北者は「人道主義的に処理」

北朝鮮から脱出する者は跡を絶たず、国連も当事者である中国に「脱北者を北朝鮮に送還しないよう要請する」という異例の処置を行いました。
中国としても不法入国者をそのまま受け入れるわけにもいきませんが、国連から要請されたとなれば、強制送還を続けるわけにもいかないでしょう。
これまで中国は、強制送還を原則としながらも、縁故のあるものは国内で、また受け入れ国があるものはその国に渡すという形で処理してきたようです。
しかし、あまりにも数が増えている状況のため、どう処理をしていいものか、困り果てているのが現状でしょう。

2003/01/23

ヤフー:問題のある出品者の振込先を公開 ネットオークション
ヤフー、詐欺の多い口座をサイトで公表

Yahooのオークションが、悪質な出品者の振り込み先を公開し始めました。
トラブルが多くてもロクに対応もせず、ずっと放置していただけに、やっと本腰を入れてくれたか…と思いそうにはなるのですが、よくよく考えてみれば、この対応方法は前進ではあるものの、少々変な内容です。

口座データの公開は、「詐欺犯」もしくは「詐欺に準じる悪質な行為を繰り返すユーザー」と確信を持てるものに限定しているはずです。
でなければ、口座データの公開そのものが問題となるでしょう。
口座データは基本的には個人情報ですし、万一詐欺などしたことがない人の口座データを公開したとなれば、それこそYahooが訴えられかねません。
しかし、詐欺犯と確信できるのであれば、そういう人の出品そのもの、いや、オークション参加そのものを認めるべきではありません。
そういう口座を使っている悪質なユーザーが出品できる状況を残すこと自体が問題となるべきです。
結局のところYahooは、出品者の管理をまともにやる気がないのではないでしょうか。
だからこういった中途半端な対応でお茶を濁そうとしている…。
そう勘繰られても仕方が無いような気がします。

2003/01/23

「イラク攻撃急ぐのは間違い」NYタイムズ社説

アメリカのニューヨーク・タイムズに、「ブッシュ政権がイラク攻撃を急ぐのは間違い」とする社説が掲載されたそうです。
新聞も「攻撃反対」の立場を取ったことで、アメリカの世論は大きく変わっていく可能性があるでしょう。
戦争突入が避けられると良いのですが。

2003/01/22

アコムの水増し請求、総額1億円近くに さらに575件
アコムの顧客債務水増し、575人分9780万円

やはり汚い商売やってるんだなぁ、と思いました。
それ以上は言いたくても言えないやね。

2003/01/22

ビートルズ:禁煙派圧力でアビイ・ロードの写真を変造 英国

ビートルズをある程度知っている人なら、4人がアビイロードの横断歩道を渡る写真は「よく覚えている」と思います。
4人のうちポールだけが裸足だったことは、当時いろんな憶測の元になったので、今も多くの人は思い出せることでしょう。
しかし、そのポールの手にタバコがあったことまで覚えている人はどれぐらいいるか…。
もちろんタバコがあるのが正解なんですが、最近実は、コンピュータ処理をしてタバコを消した写真が、ポスターに使われているのだそうです。
どうやらこれ、禁煙家が圧力をかけた結果らしいです。
CDのジャケットも、近いうちにタバコなしに変更されるかもしれない、と記事にはあります。

私も実は禁煙家ですが、こういう「過去の記録」と言えるようなものを改ざんしていくことには反対です。
特にレコードジャケットというのは、一種の作品であり、文化でもあると思うんです。
当時ポールが、わざわざ一人だけ裸足になって紫煙を煙らせていたことには、おそらく何かの意図があったのに違いない…そう思われるだけに、こうした改ざんによって消してしまうのは「作品に対する暴力ではないか」という気がしてなりません。

2003/01/22

サンフランシスコ市議会、セグウェイの通行禁止を可決

久しぶりにセグウェイ(ジンジャー)の話題ですが、サンフランシスコではセグウェイの通行を禁止したそうです。
「身体障害者や高齢者の通行に危険そうだ」という意見は分かるのですが、そもそもアメリカのほとんどの州では、一切の免許もなしにエンジン付きの乗り物であるセグウェイに乗れるみたいで、日本のように「危険度は低くてもエンジン付きは原付扱い」という感覚ではないらしいんです。
「無免許でもok」か「禁止」かという両極端な制度ではなく、その中間の許可制にすべきなのではないでしょうか。
私はセグウェイには乗ってみたいですが、一応エンジン付きである以上、無免許で乗れる社会にはなって欲しくないような気がします。

2003/01/21

訪問介護の報酬2.3%引き上げ 事業者への新単価諮問
介護保険料が来年度4.3%アップ、月額3043円に
介護報酬:ケアマネジャーはキーパーソン=解説

介護保険の金額が大きく変わります。
変更部分はかなり多いので、興味のある方は記事を一通り読んだほうがいいでしょう。
本当に簡単にまとめれば、「訪問介護の報酬を引き上げ、複合型(身体介護と家事援助の中間)は廃止。より良質なケアマネージャを増やすためにケアマネージャの報酬を条件付きで加算。」といったところ。
一方で、施設での介護は報酬は引き下げとなり、40〜64歳が支払う介護保険料は増加となります。
介護制度は導入からまだ日が浅いため、まだ当分は試行錯誤が続きそうです。

2003/01/21

フリーター歴、平均3.1年 収入月10万円未満が4割

このデータ、サンプル数が417なので、少々荒い数字だとは思いますが、月収10万以下が39%、10〜15万が33%。
つまり、フリーターの3分の2は、月収が15万以下なのだそうです。
40代の男性の78%は「就職先がみつからないのでフリーターになった」そうですが、40代の男性の回答者って、何人ぐらいいたんでしょうね。
それによって数字の持つ重さが変わってくるような気もします。

2003/01/21

刑法犯、7年連続で最悪

この7年間、国内の犯罪は増え続けており、軽度な犯罪まで含めた検挙率は改善されているものの、重大な犯罪の検挙率は約50%と、史上最低レベルになってしまったそうです。
記事によると、特に外国人による窃盗犯が急増しているようですが、犯罪数が増えれば増えるほど、操作の手が足りなくなるのは当然のこと。
決して「警察の質が落ちた」という訳ではないのだろうと思います。
それにしても、こういう数字を見てしまうと、やはり「外国人の入国に制限を設けるべきか」という気もしてきますね。
人権や差別の問題も絡むだけに、大変難しいことなんですが。

2003/01/21

電話番号に「666」変更求める神学校

キリスト教にとって、13や666はあまりにも縁起が悪すぎる数字ですが、特に666は「悪魔の数字」と言われるだけに、こうした電話番号を使わないといけなくなったキリスト教の施設というのは、確かに悲惨な気がします。
実際、「なぜ電話番号に666がついているのか?」という問い合わせがあるのだそうです。
そのたびに「またか」と思いながら言い訳するのは、実に気がめいる仕事でしょうね…。

それにしてもとても不思議なのは、別の局番ができてから半年もの間、電話会社に「変更するよう求めつづけていた」ということです。
半年経ってもなお、電話会社の代表が「早急に番号を変更する」と言ってることも異様です。
電話番号の変更処理って、アメリカではそんなに難しいことなんでしょうか?

2003/01/21

ソフト最大手エクス・ツールスが民事再生法適用申請
エクス・ツールスが破たん
「Shade」のエクス・ツールスが民事再生手続き

純国産で人気の高い3D CGソフト「Shade」を開発・発売してきたエクス・ツールスが、事実上経営破たんしたそうです。
今後は営業を譲渡するものの、Shadeシリーズの開発・販売・サポートは継続するようで、まだしもホッとしましたが、とても素晴らしいソフトだけに、「それでも倒産する」という現実は重いです。
実は私も正規ユーザーなんですが、あくまでも趣味の範疇で使っていたもので、バージョンアップはかなり前に止めたままになっています。
おそらくそういうユーザーが多いんでしょうねぇ。

2003/01/21

原発電力の優先利用ルール化…経産省が促進策

経済産業省は原子力発電所の建設を後押しするために「包括的促進策」を固め、20日開会の通常国会に関連法案を提出するそうです。
今回の案では、原子力発電所の優遇の度合いがずいぶん徹底しています。

「電力需要が落ち込む時期には原発を持たない新規参入事業者の火力発電所などの出力を絞る」
「異なる営業区域間の送電は原発電力を優先する」
「原発が建設される地元地域への交付金の使い道を多様化して、誘致意欲を高める」
「原発の発電コストが安全対策によって高くなった場合には税制の優遇措置を盛り込む」

しかし、なぜわざわざ、そこまで徹底して原発を促進しなければならないのかが、私には全く理解できません。
別の発電方法と自由に競争させ、その結果原発が残るのならともかく、最初から別の発電方法以上に優遇してまで原発を増加させる必要性が、いったいどこにあるのでしょうか。
これでは原発以外の電力供給の道を、あえて塞ごうとしているとしか思えません。
もしかして、電力の自由化は、経済産業省にとって邪魔者なのでしょうか。

2003/01/20

BSE:6頭目の感染牛が和歌山でみつかる 農水省が調査へ
BSE感染牛、国内6頭目
BSE:6頭目も「消費に大きな影響ない」農水省が見解

和歌山県で国内6頭目の狂牛病の乳牛が見つかりました。
5頭目の発見から、約半年経っています。
これまでの6頭の出生日が、全て1995年12月から1996年4月に集中しているため、感染源はある程度絞られそうなのですが、これまでの調査では未だ特定できていません。
その理由の一つは、飼料に海外製造品が含まれており、これについては海外からの回答に頼るしかない…つまり、独自の徹底調査に限界があるからです。
農水省では、今回の件は「かつてのような大きな消費減退にはつながらない」と見ているようです。

2003/01/20

世界各地で反戦デモ イラク攻撃に反対
「石油のために血を流すな」、全米各地で反戦集会

18日、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、エジプト、日本など世界各国で、イラク攻撃に反対する大規模な抗議集会が行われたようです。
記事内にあるプラカードをまとめてみました。

「武装解除すべきは米国だ」
「石油のために血を流すな」
「国連査察団にもっと時間を与えろ」
「戦争はテロリズムを助長する」
「ブッシュを止めろ! 戦争をやめろ!」
「イラクはあなたの牧場じゃない」

何のための攻撃なのか、それは私にはよく分かりません。
しかし「戦争はテロリズムを助長する」という言葉は、最も確信できる正論のように思えます。

2003/01/20

お年玉付き年賀はがきの当選番号決まる
お年玉年賀状の当選番号

お年玉付き年賀はがきの当選番号が発表されています。
明日、空いた時間でチェックしてみようかな。

2003/01/18

“ポストW杯”キャンプ地、明暗分ける

昨年のサッカー・ワールドカップでは、全国にずいぶんスポーツ施設が作られました。
「あんなに作って、結局税金の無駄遣いになるんじゃないのか」と、当時からすごく不安だったんですが、案の定…。

7億円かけて作った奈良のナイター施設は、この半年の間に一回しか使われていないのだそうです。
記事を読んでみると、この施設の使用料が高額なことが原因のようです。
3時間使って最安でも4万5千円、最高で15万の使用料じゃあ、そりゃあ使いたい人は滅多にいないでしょう。
ただ、安価に設定した島根や和歌山の施設は、それなりに使用者も増えているようで、決して無駄遣いにはなっていない様子です。

2003/01/18

日本のCMで引っ張りだこ

サッカー選手を使ったTV CMが増えている、という話なんですが、私もカーン選手を使ったCMは「すっごくいいなぁ」と感じています。
カーンに肩車されている少女がほんとに可愛くて、あの獰猛そうな(失礼!実はインテリだということも重々承知しています)カーンが見せる穏やかな笑みが、実に見てて気持ちいい。
もしかすると、本当の親娘なのかな?

それにしても、あの名審判コリーナがたこ焼きのCMに出てるのは知りませんでした。
この人も基本的には厳しい表情が印象的な人だけど、実はすっごく優しい(ひょうきんな?)人なのかも。
このCMは九州でしか放映されていないそうなんですが、ぜひ一度見てみたいもんです。(^^;

2003/01/18

モアイ像:名前彫った日本人男性を逮捕 イースター島
日本の恥! モアイ像傷つけた邦人逮捕

実に嘆かわしい事件ですが、あのイースター島のモアイ像に名前を彫りこむという大馬鹿を、28歳の日本人観光客がやったそうです。
彼は地元警察に逮捕されたものの、既に釈放され、タヒチ経由で日本に帰国したとか。
一年ぐらい牢に入れられても文句は言えないと思うけどね。
彼の実名は今のところ公開されていませんが、落書きが写真付きで公開されれば一発で分かることでしょう。

2003/01/18

東電原子炉大半停止で、国から節電要請「室温19度」検討−都・本庁舎/東京
ベルギーで原発全廃法案が成立 稼動7基、25年までに

東京電力の原発トラブル隠しの影響で、原子炉の大半が点検のため停止。
そのため東京は、かなり深刻な電力不足に。
というわけで、都庁では、これまで24度に設定していた室温を19度に変更するべく検討を始めたそうです。
ただ、インテリジェントビルの設計は案外微妙で、19度に設定したらしたで、20度になったとたん自動で冷房になってしまう現象も起き、かえって電力の無駄を生む可能性もあるとか。
これじゃインテリジェントどころか馬鹿じゃん…。
ビルの設計者を問い詰めたいところですが、それはそれとして、家庭でも少々厚着をして、節電するよう心がけましょう。

ところで、ベルギーでは原発を2025年までに廃止にする法案が成立したそうです。
ヨーロッパでは、原発を止め、天然ガスや風力発電に移行する方針の国が増えてきています。
ただ、原発に依存しているエネルギーを完全に別物に代替できるかと言えば、現在の技術では困難であることも確かです。
そのため、この法案が現実化できる保証はありません。
日本でも風力発電や太陽電池、地熱発電の研究は少しずつ進んでいますが、未だ電力会社の方針は「原発の増加」です。
原発の廃炉は容易なことではありませんが、せめて増加を抑えるためにも、省エネルギーは、今に限らず常に意識しておきたいものだと思います。

2003/01/18

WTO:米国の「バード修正法」が協定違反と認定

前々からちょっと納得できない法律だなぁと思っていた人、多いんじゃないでしょうか。
アメリカの「バード修正法」です。
と名前を言われても、ピンと来ない人は多いかもしれませんけど。

日本からアメリカに輸出した鉄鋼が、アメリカ国内の製鉄メーカー品よりもあまりに安かったため(実際には、日本国内での卸値よりも安かったと記憶していますが)、これはアメリカの製鉄業界を破産に追いやるための悪質な値引きである、と断定されました。
そして、その不当値引き分を課税して、アメリカの製鉄メーカー品よりも安くできないようにし、さらにはその課税分をアメリカの製鉄メーカーで分配するという「バード修正法」が2000年に施行されました。
バードというのは、この法案を提出したアメリカ民主党議員の名前で、クリントン大統領はこの法案に反対しながらも最終的に署名しました。

しかし、この「バード修正法」の論理では、海外のメーカーはアメリカのメーカーよりも安い価格を付ける事ができなくなります。
究極の国内保護貿易なわけで、過去に何度も「保護貿易は止めろ」と日本に言ってきたアメリカが、いざ自分の立場になったとたん「保護貿易」でアメリカのメーカーを守るというのは、あまりに身勝手な酷い矛盾だと感じていました。
日本やEU(欧州連合)、韓国、インド、ブラジルなどはWTO(世界貿易機関)協定違反として、「バード修正法」の廃止を要求していましたが、このほどWTOは米国の協定違反を認定し、この法を改正するよう求めた報告書を各国に提示しました。

アメリカは正義の国という顔をしたがりますが、実際には我が身を優先する身勝手さをしばしば見せ付けます。
バード修正法はその顕著な例ではないでしょうか。

2003/01/17

生物系学会、教科書検定に意見書 進化もないなんて…

ゆとり教育のため、ということで高校の教科書から外された内容には、「進化論」や「イオン」などの、かなり身近で分かりやすい、基礎的な事項が含まれています。
そのため、「進化論」や「イオン」に触れないで、別の項目を説明しなくてはならないことになり、その結果、「科学的に明らかな間違い」や「かえって理解しにくくなった」部分が生じている…と、生物科学学会連合が指摘しています。
生物科学学会連合の総会員数は延べ約7万人で、生物学研究者のほとんどが所属する団体だとか。
分かりやすい教科書は欲しいですが、分かりやすくても嘘が混じっている教科書では話にならんとゆーか、なんとゆーか。

2003/01/17

バナナが10年以内に絶滅も、科学的な助力ないなら=学説

バナナと言えば、身近な果物の代表という気がしますが、実は絶滅の危機にあるのだそうです。
なんだかあまりにも「嘘だろ」って感じなんですが、どうやら本当の話らしい…。
ただ、記事だけでは「何が原因で絶滅しそうなのか」が、どうもはっきりしません。
もう少し詳しく説明してほしいなぁ、と感じました。

2003/01/16

「今の十代、親を尊敬せず」5割超

「自分の親を尊敬している」と答えた十代の子供は50%だそうです。
逆に「尊敬している」と答えたのは44%。
一方、「今の十代の子供たちが自分の親を尊敬していると思うか」という質問を一般対象に行ったところ、「尊敬していないと思う」が56%。
「尊敬していると思う」は37%。
つまり、子供以上に親の自信がなくなっていることがうかがえます。
そりゃあ、今の世の中、あんまりうまく動いているとは思えないだけに、私も子供には申し訳なく感じるところも多いです。
でも、親として尊敬されなくてもいいと思うんです。
それよりも、共感ができ、信頼もできる、打ち解けた人間関係が、子供との間に出来ていて欲しいと、私は思います。

ちなみに記事では、「十代の子供の印象」として、かなり散々なことが書かれています。
でも、私はこの部分は、ある程度(かなり?)割り引いて受け取るべきだと思います。
だって、ほぼ同様のことを、私達も、私達の親達も、その親の世代からは言われ続けているんですから。
「今の子供達は自分達より出来がいい」と言う人は、いつだって珍しいもんなんです。

2003/01/16

JR山手線内で夢追う写真展、静かな共感を呼ぶ

「Live?」と題した写真展が、JR山手線の車内の広告スペースを使って、今日いっぱい行われているそうです。
この写真展は、写真家の立木義浩さんが、夢を追う若者28組31人をモデルに撮影した広告写真を集めたもの。
企画は出版社のマガジンハウス。
車内吊り広告というのは、「暇つぶしに読めるものが有難い」のは基本でしょうが、こうして画廊のように使われるのも、確かに面白いと思います。
こうした企画が定期的に出るようになると、電車通勤や電車通学も、楽しみが増えると思います。

あ、そうそう。
ことのついでに書いておきますけど、車内吊り広告なんかで、週刊誌やなんかの、やたらとエロい見出しが並ぶの、あれはどうにかなりませんかねぇ。
車内が大人だけのスペースなら別に気にしなければいいだけですが、小学生や中学生だっているんですから…。

2003/01/16

マイクロソフト、ひっそりとMS-DOS/Windows 3.x/Windows 95のサポー トを終幕

Microsoftは昨年末をもって、MS-DOS x.xx、Windows 3.xx、Windows 95のサポートを終了したそうです。
まぁどっちみち、個人ユーザーにしてみれば、サポートしてもらったことなんて、無い人がほとんどでしょう。
ただ、企業や自治体で、これらを使っている部署って、結構残ってるんですよ。
そうしたところにとっては、「万一の際のサポートが消えるのは怖い」話なわけです。
どちらにせよ、これらのOSが入って売られていた機器は、いいかげん買い替え時期になっています。
特に理由がない限り、今後は何か不都合が起こったら、これらのOSのマシンは買い替えるべきでしょうね。

ただ、記事では「Windows 98/98 SE/NT 3.5x/NT 4.xxの現行ユーザー」も新しいWindowsに移行したほうがいいと書いてますが、私はこの点には異論があります。
Windows98SEやWindowsNT4には、MeやXPにはない利点もあります。
自分が支障を感じていないのであれば、まだしばらく使いつづけても、全然問題ありません。
実際秋葉原では、Windows98SEは、未だ値段がほとんど落ちていません。
少なくとも、それだけの需要が相変わらずあるということは、知っておいて損はありません。

2003/01/16

肌の色聞き、不動産屋に50万賠償命令

インド人男性が不動産屋さんに電話して家を借りようとしたら、肌の色を尋ねられたのだそうです。

不動産屋:「肌の色は何色か?」
不動産屋:「普通の色か?」
インド人:「普通の色ってどんな色ですか?」
不動産屋:「日本人みたいな色」
インド人:「・・・・」

と、まぁ、こういう会話があったらしい。
怒って当然かも。
で、訴訟となりまして、50万円の賠償となりました。
日本人かどうかにこだわる、家主さんの気持ちも分からないではないんだけど、肌の色ってのはねぇ…。
せめて尋ね方をどうかしろって感じですな。

2003/01/15

島津製作所、「田中記念研究所」設立

田中耕一さんのノーベル化学賞受賞を記念し、タンパク質の質量分析の手法や装置の研究・開発を目指した「田中耕一記念質量分析研究所」が今年の元旦付けで設立されたそうです。
現在の研究員は6名で、本格稼動は春からだそうですが、秋には研究員を公募するのだとか。

2003/01/15

独仏首脳、「EU大統領」新設で合意 2人制で
独仏、EU改革で「大統領2人制」を提案へ

EU、つまり欧州連合に、大統領制が生まれるかもしれません。
EUの現在の加盟国は15か国。
半年ごとに代表が変わる輪番制で議長国を務めていますが、これでは長期的な戦略が立てにくく、どうしても対応は遅れがちです。
そこで、5年ないし2年半の任期で大統領を置いてはどうか、という話が出てきました。
立場の異なる2名の大統領を用意し、その間で調整しながらEU全体を牽引していこうというもの。

ただ、この大統領制が開始されれば、EUの中の大国が、あるいは特定の国が全体を牛耳ってしまう可能性も出てくるでしょう。
たとえば、イギリスはイラクに対する武力制裁に積極的ですが、ドイツもフランスもこれには消極的です。
この間をどう調整するかは、大統領制度の有無にかかわらず、かなり頭が痛い問題でしょう。

2003/01/14

ソニー安藤社長、Microsoftとの「微妙な関係」を語る(1/2)
ソニー安藤社長、Microsoftとの「微妙な関係」を語る(2/2)

ソニーの安藤社長が、記者向けの懇談会で、先日の講演内容に関する補足的な話をしています。
今後のITやPC、ブロードバンドの流れについて、なかなか興味深い話が読めます。

2003/01/14

大手行、土曜ATM手数料を有料化 日曜・祝日と同じに

銀行のATMですが、土曜日は現金引き出しに手数料がかかることになります。
未だ大手銀行だけですが、今後この流れが普及していくのでしょう。
でもこれって結局、銀行を気軽に使えない場所に追いやっていく可能性もありそうです。
こないだ、郵便振替口座の残高が倍増しているニュースがあっただけに、少々気になります。
皆が有料になれば、逆に「土曜も無料」を武器にする金融機関も増えるのかな。

2003/01/14

スクウェア・エニックス、比率変更で予定通り合併へ

スクウェアの創業者・筆頭株主である宮本雅史氏の不満を解消すべく、スクウェア1株に対しエニックス株0.81株を割り当てる予定だったのをエニックス株0.85株に変更したそうな。
これは野村証券が算定した合併比率の範囲ぎりぎりの線なのだそうです。

これでおそらく、合併の白紙化は消えたのでしょう。
スクウェアの株主にとっては有利になりました。
それにしても合併時に、合併情報のリークとインサイダー取引があったのではないかと騒がれていましたが、この話はどうなったのでしょうね?

2003/01/14

1月14日付・読売社説[岐路の日本]戦後思潮のゆがみを正す時だ

朝日の記事にケチを付けてしまったから、というわけではありませんが、読売の社説にもケチをつけておきます。
正直に言いますが、私はこれを読んで大変不愉快に感じました。

『受験競争が緩和され、教科内容、授業時数の削減で「ゆとり」もでき、履修科目の選択拡大などで「個性化」への道も開かれた。
にもかかわらず不登校の小中学生は相変わらず増えつづけ、暴力行為も増加、嘘やサボることに抵抗は減り、学力も学習意欲も低下している』

社説ではいきなりこういう論旨が展開されていますが、そもそも前提が間違っていると思います。
子供達に未だゆとりはできていないし、履修科目の選択拡大などでは個性化は進みません。

さらに社説は『愛国心、伝統、宗教、家族などが抜け落ち、日本人としてのアイデンティティー形成ができない現状こそが問題なのだ』と展開していきますが、そうしたものが足りないから人間の出来が悪いなどという荒っぽい論理が本当に正しいと思っているのでしょうか。

愛国心、伝統、宗教、家族。
こうした文化を否定する気はありませんが、それらが素晴らしいものだと無抵抗に受け入れる精神を尊ぶようでは、結局個の確立などできるはずがありません。

国を愛するという気持ちは、我々に本当に必要でしょうか。
今の国や世界の悪しきところを憂い、未来をより良い環境に変えていこうという気持ちさえあれば、愛国心など不要です。

伝統を大切にし、宗教を大切にすべきでしょうか。
伝統や宗教の良い点を学び、同時に伝統や宗教の悪しき歴史を学び、そして伝統や宗教を大切にしたい人々の気持ちを尊重することを学ぶことが大切なのであって、特定の伝統や宗教を無批判に受け入れても仕方がありません。
そもそもエアコンの効いた部屋で洋服で生活しながら「伝統を」と気安く言える精神が分かりません。

家族を盲目的に大切にすることは必要でしょうか。
今や、酷い親、破壊された家族はあちこちに存在します。
「親だから」「家族だから」というだけで盲目的に愛すことは、むしろ危険になってしまったのです。
必要なのは、互いを尊重し、信頼で結ばれた絆を作るための技術を、きちんと一つ一つ理解していくことでしょう。
それは家族に限らず、隣人や友人も同じです。

「日本人としてのアイデンティティー」など不要です。
邪魔とは言いませんし、持っていても構いませんが、必要とは思いません。
「人間同士、国同士、隣人との関係をより良くし、今よりも良い社会を作るために頑張ろう」
そう思えるような教育が必要なのであって、日本ではそういう教育が長らく行われていなかったのです。

たとえば「何のために勉強するのか」と子供が尋ねたとき、「いい会社に入っていい給料を貰うため」などと答える親が当たり前だったのです。
ここには「社会とは個々の集団であり、個々が社会を作るのだ」という意識がありません。
だから日本人は、社会の中でどう要領良く立ち振る舞うべきかとだけ考え、社会を食いつぶしてきたのです。
そして気が付いてみれば、国の向かうべき未来像も無くなり、金を儲ける意味を失い、なんのために生きているのか分からない若者が溢れる世の中になってしまった…。

そもそも愛国心も伝統も宗教も家族も、全て大人達が壊していったものです。
壊すだけ壊して、抽象的な概念と化したそれらを「判断基準の土台とせよ」などと言われても、それらは抽象的過ぎて、もう判断の基準にはなり得なくなってしまっているのです。
この社説を書いた記者は、そのことに未だ気が付いていません。

愛国心とはどういったもので、どういう行動が愛国心の在り方として正しいのか。
大事にすべき伝統とはどういうものなのか。伝統の全てを残すことができない以上、どこかで振り分けるしかありませんが、その基準はどこに置くべきなのか。
宗教にはいろいろあり、時代とともに宗教の教義も変化しているが、どういう宗教を選ぶべきなのか。
家族を大切にすることと、個々の判断を尊重することには、何ら矛盾が生じないのだろうか。

少し考えるだけで、それぞれが、判断基準の土台になるほど確固としたものではないことが容易に分かるはずです。
むしろ哲学的命題と思えるほど難解です。
こういう難解なものをベースに「しっかりしたバックボーンを持つ個人」が生まれえるものなのでしょうか。
またこれほどに難解なものを教育の現場で的確に教えることが、果たして可能なのでしょうか。
私には大いに疑問です。
むしろ「隣人に良かれと思うことをせよ」という単純なものの方が、未来をしっかり掌握できるのではないでしょうか。

私が最も恐れるのは、この社説を読んで「愛国心が必要だ。だから国旗や君が代を必須としよう」などという短絡的な教育が増えることです。
それは愛国心などではありません。
愛国心も伝統も宗教も家族も、どれも重要な言葉ですが、それを教育でどう具体的に教えていくのか。
それが曖昧なままに「必要だ」とだけ書けば、短絡的で押しつけがましい教育が現場で繰り返されるだけでしょう。
私は我が子や隣人に、そういう教育を受けてほしいとは思わないのです。

2003/01/14

中島みゆきさん「地上の星」、発売4年でオリコン首位に

中島みゆきさんの「地上の星」が、13日発表、20日付のヒットチャート「オリコン」で、とうとうトップに踊り出たそうです。
そもそもこの曲が発売されたのは2000年の7月19日。
最初はオリコン15位で、その後130週もの期間100位圏内に居続け、先週は10位に返り咲き、そしてとうとう一位。
NHKの番組「プロジェクトX」のテーマ曲であったことが一番の後押しだったのでしょうが、昨年末の紅白でとうとう火が付いたわけです。
もちろん曲の良さ、特に曲の内容が「プロジェクトX」にぴったりで、しかも現代日本の企業戦士たちにとって慰めとも希望ともなる歌詞だったことが、これほどの記録に結びついたのでしょう。

しかし、朝日の記事にある評論家の「悲鳴であり、軍歌のようなものだと思う」というコメントは、半ばは当たっているものの、大きな違和感があり、いただけません。
軍歌は今でこそ別の意図をもって聴かれもしますが、元々は気持ちを鼓舞し、強制的に戦場に駆りたてるがためのものです。
「地上の星」にはそんな要素はないでしょう。
「地上の星」にあるのは、悲哀であり、慰めであり、孤独であり、しかし誇り高き魂です。

2003/01/12

景気一致指数、10カ月ぶり「下向き」判断

昨年11月の景気指数は33.3%だったそうです。
景気指数は、50%以上が「景気上向き」、以下が「下向き」。
つまり、景気が悪くなっている状況が確認されたことになります。
11月以降、起きた状況を見る限り、その後の変化はプラスにもマイナスにも、大きくは動いていない気がします。

2003/01/12

日本最古の戦争は3200年前だった?

高知県の居徳遺跡の、縄文時代の人骨が、当初の推定よりも古い3200年前のものであることが分かりました。
この人骨は9人以上の成人のもので、鋭利な鏃(やじり)が貫通したあとや金属器で切られたあとがあることから、戦争によるものではないかと見られています。
しかし、これまでの通説では、戦争は弥生時代以降。
つまり、今回の測定に間違いが無ければ、通説を裏切って、縄文時代から、金属器を使った戦争が起きていたことが証明されたことになります。

2003/01/12

ロサンゼルスで2000人反戦行進

ロス警察が防犯上の重要な発表をしたのと同じ日、なのかどうかは分かりませんが、ともかく同じくロサンゼルスで、イラク攻撃に反対するデモ行進があったそうです。
このデモ行進に参加した人の中には、アメリカのTVドラマ「ザ・ホワイトハウス」で大統領役を演じている俳優マーティン・シーンさんや、同ドラマで大統領補佐官を演じている俳優ブラッドリー・ウィットフォードさんもいたそうです。

2003/01/12

誤報が多すぎる! LA警察、警報無視を開始へ

ロサンゼルスでは、防犯警報機を備えている家屋が多い一方で、防犯警報機の誤報も多いのだそうです。
そのため、警報が鳴ってもすぐには出勤せず、それが本物であることが確認されるまでは無視することにしたのだそうです。
「92%が誤報で、警官不足の警察で誤報にいちいち出動していると、時間と金の無駄になってしまう」という警察本部長のコメントはそれなりに理解できますが、本当に強盗事件が発生しているとき、そんな悠長なことをしていられるものなのでしょうか。

実はほんの数か月前、私の近所の家の警報機が深夜に鳴り出したことがあります。
通報して警察に来てもらったものの、結局はどうやら誤報であったようなのですが、しかし警報機が鳴った理由は未だにはっきりとはしていません。
猫が通って警報機が鳴った可能性もありますが、泥棒や強盗が警報機の近くにいた可能性もあるのです。
「警報機が鳴れば警察が飛んでくる」というのは、防犯上、最も重要なポイントではないでしょうか。
「警報機が鳴っても警察が来るかどうか分からない社会」には、あまり住みたくありません。

2003/01/12

内部告発:メディアへの告発除外 保護法制化で浮上 内閣府

企業不祥事の内部告発者を保護する法制化作業で、メディアなど外部への告発を保護対象から除外する方向で議論していることが分かったそうです。

告発するとなれば、告発した人も大きな被害を予想されます。
正義感に駆られ不祥事を暴いても、それによって自分やその回りまでが大きな打撃を受けるとなれば、実際に告発する勇気も失せるでしょう。
だからこそ、内部告発者を保護できる法は必要です。
しかし、告発する際、警察に話すべきか、マスコミに投稿すべきかは判断が難しいでしょう。
警察に話すとなれば、証拠が必要だろうし、自分の身柄が拘束される可能性も強く、よほどの確信なしには動けないと思います。
その点マスコミであれば、匿名性をある程度は確保できますし、話したうえで自分はどうすべきか、再度考えることもできそうです。(実際にそうであるかは、実は疑問もありますが。)
結局警察に告発するには、マスコミに向かえる以上の勇気が必要だろうと思えます。

しかし今回の記事では、マスコミへの告発は保護の対象にならない方針のようで、これでは「内部告発者を保護する」には不充分でしょう。
しかも告発は、企業内の秘密を漏洩することでもあり、企業秘密の漏えいを刑事罰の対象とできる法律見直しも進んでいる中、むしろ告発者の立場はより不安定なものになる可能性の方が強い状況です。
企業ぐるみの不正事件は、日本の建て直しのためにも、一掃されねばなりません。
本当に必要なとき、内部告発を正義のために行えるような社会であってほしいものです。

2003/01/12

マイクロソフト対ソニー ネット家電でぶつかる両雄
[特集] 世界最大の国際家電見本市、CES開幕
ブロードバンドがテレビの復権をもたらす―ソニー・安藤氏基調講演

何でマイクロソフトとソニーがぶつかっているかというと、ブロードバンドの主役は「PCとするマイクロソフト」と「TVとするソニー」…という話。
記事を読む限り、講演会場では「TVとするソニー」の方がウケが良かったようです。

私見ですが、私は最近、「なんでもできるPC」という話に懐疑的になってきています。
確かにPCでできることはどんどん増えており、それなりに便利になっているのですが、一般の人が使う機能は「インターネット」「メール」「チャット」「年賀状」「デジカメ画像の印刷」ぐらいなもので、他の機能は、たとえば私にとっては必要なものであっても、彼らにとってどうしても必要なものとは思えないのです。
逆に、機能が増えることによって、PCの使い方が難しくなっている側面が強く、これが大変気になっています。

この点から考えると、ごく一般的な機能のみで使いやすくメンテナンス性も高い「簡単なパソコン」と、メンテナンス性が落ちても、より複雑でいろんなこともできる「高機能なパソコン」という二極化が必要なのではないかと思えます。
そして、この「簡単なパソコン」というのは、実はTVが進化した姿なのではないか、とも思うのです。
通常のTVチャンネルのほか、さまざまなインターネットの機能を扱える端末にTVが進化してくれれば、それ以上の機能を欲する人は、案外それほどには多くはないのではないでしょうか。

もちろん、それとは別に、パソコンはもっと進化していって良いのです。
しかしその扱いが複雑である限り、一般の人全てが使う状態には絶対になれないし、また一般の人全てが使う必要があってはならないのだと思います。
もしインターネット…ブロードバンド…が家電のように気軽に使えないのであれば、そこには「使える人」と「使えない人」との壁が生じてしまうでしょう。
これは決して良いこととは思えません。
だからこそ、家電レベルで扱える情報端末が必要なのです。
そして、その座に今一番近いのは、TVとTVゲーム機、そして携帯電話なのだと思うのです。

2003/01/12

インフルエンザ流行本格化 学級閉鎖、昨年同期の6倍

確か先日、どこかのニュースサイトで「アメリカでもインフルエンザが流行っていて、何人も死亡している」という記事を見かけたと思うのですが、日本でも今、インフルエンザは大流行中のようです。
注意してくださいね。

2003/01/12

「一家4人、500万ドルから」競売サイトで即削除

人身売買のようなオークション出品は、過去に何度か、日本でも見かけたことがあります。
しかし、いずれも悪質な嫌がらせや悪質なジョークであり、売られる人間の合意を得たものではありませんでした(おそらく)。

ところが、今回の人身売買オークションは、いわゆる奴隷を意味する人身売買ではないものの、出品者が本人であることが確認済みであるらしく、どうにも穏やかではありません。
最初から削除されることを認識した上で、ジョークとして、あるいは売名行為として行った可能性も強いと思いますが、それにしても、子供まで巻き込むのは、あまりにも酷いように私は感じました。
ちなみに、掲示されていたのは、わずか数時間のみだったようですが、その間に入札者が一人いたようです…。

2003/01/12

日本選手、男女4階級すべてで優勝 嘉納杯柔道初日

日本武道館で開かれた柔道国際大会で、初日行われた4階級全てを、日本選手が制したそうです。

私はオリンピックでもなんでも、「日本がいくつメダル取ったか」という類の話には、あまり興味がないのです。
だって、彼らは日本という看板のために戦っているわけではないし、常に彼ら自身と戦っているのだから、自分に勝てたことこそを祝福してあげたい…私はそう考えるからです。
しかしそれでも、「全階級を制した」なんて言われてしまうと、ついつい熱いものが込み上げてきてしまいます。

2003/01/12

「出自を知る権利」15歳から 生殖補助医療部会方針

不妊治療のルールづくりを進めている厚生労働省の生殖補助医療部会が、生まれた子どもが遺伝上の親を知る「出自を知る権利」を15歳から認めることで、同意に達したそうです。
自分を振り返ってみても、親と自分との関係を本気で考え始めるのは、中高生の頃だと思うのです。
そしてそうした思考の中から自分の将来像を固めていく傾向が強いと思うので、15歳というのは確かに必要な年齢でしょう。

ただ、当然のことながら、大きなショックを与える可能性の強い年代でもあります。
おそらくは、不妊治療に限らず、親が犯罪者である場合や、クローンによって誕生してしまった子供の場合も、全て一様に同様の指針になるのだろうと思うと、この基準が適切なのかどうか、私も不安になってしまいます。
知る権利と共に、十分な精神的なケアも、保証されていなければならない…。
むしろケアを受けられる環境を整備することの方が、大切なのかもしれません。

2003/01/10

郵便振替口座、1年で残高倍増

民間金融機関の当座預金に当たる、郵便局の振替口座の残高が、1年間で倍増しているそうです。
理由は「預金限度額がない」「全国で使える」等いくつか考えられますが、民間金融機関が信頼を失いつつあることが、やはり大きいのではないでしょうか。

そういえば、つい先日気がついたのですが、郵便局でもインターネットや携帯電話を使ったオンライン送金や入金確認ができるようになったのですね。
少なくとも、昨年の夏の時点では、できなかったはずなんですが。

2003/01/10

クリスマス商戦、予想以上の不振 米小売業界

先日、アメリカIT業界のクリスマス商戦の販売数は(利益率はともかく)予想通りの数字であったというレポートがありましたが、対象をITに絞らないクリスマス商戦全体の小売の売上高は、1970年以降最低の数字だったようです。
専門家の多くは、この消費の冷え込みは当分続くと予想しているそうです。

2003/01/10

研究費の年度繰り越し使用OK、不要物購入など防ぐ

大学や国立研究所に文部科学省や厚生労働省から出ている補助金について、これまで認められていなかった「研究費の年度繰り越し」を認めることが決まったそうです。

「使いきらないといけない」というこれまでのやり方では、無駄な購入や不適切な会計操作が生みやすいから、…という理由だそうですが、これは、税金全ての使い方についても言えることだと思います。
年度末にやたらと行われていた道路工事は、やっと悪い慣習にさよならを言えそうな状況となってきていますが、こうした「年度末の予算消化」を止め、繰り越しを認めていけば、足らないと言われる税金にしても、かなりの金額が(おそらく億単位で)変わってくるのではないでしょうか。

2003/01/10

コウモリの唾液から脳梗塞の治療薬 マウス実験

吸血コウモリの唾液には血液凝固を妨げる作用があるのだそうです。
これを脳梗塞の治療薬に使えるかどうか、マウスで実験してみたところ、これまでの治療薬よりも副作用も小さかったそうです。
高年齢社会になるにつれ、脳梗塞の症状は増えていきます。
安全で効果の高い治療薬が登場するといいですね。
(吸血コウモリの唾液、と先に聞いてしまうと、少々抵抗がありますけども。)

2003/01/10

スクウェア筆頭株主、エニックスとの合併に反対

エニックスとスクウェアの合併が白紙になる可能性が出てきました。
ゲーム業界では最大の話題とも言える合併が消えれば、またいろいろと波紋が広がりそうです。

2003/01/10

北朝鮮、NPT脱退を宣言 IAEA協定からも離脱
北朝鮮、NPT脱退を宣言
北朝鮮、NPT脱退を宣言

北朝鮮は核不拡散条約を脱退する旨発表しました。
北朝鮮は同時に「NPTから脱退するが核兵器を製造する意思はなく、現段階での核活動は唯一、電力生産を始め平和目的に限られたものだ」とコメントを出しています。
しかし、この脱退によって、核兵器開発をいつでも開始できる状況になったことは確かです。
北朝鮮のこの脱退が「瀬戸際戦術」の一部なのか、それとも戦争準備も含めた意図を持つのか、現段階では判断のしようがありません。
はっきりしているのは、これによって、緊張度がいきなり上がったということだけでしょう。

2003/01/10

ゼネコン:諌早湾干拓の受注業者が献金上位に 自民長崎県連
ゼネコン:債務免除受けていながら献金 自民長崎県連に3社

諌早湾干拓の受注業者が、自民党の長崎県連にずいぶんたくさんの献金をしていたようです。
献金で仕事を受注したとなれば、これは献金じゃなくて賄賂ですな。
しかもその業者、再建中で巨額の債務免除を受けている、飛鳥建設、ハザマ、フジタも混じっています。
免除を受けながら献金しているということは、これは税金を横流ししているも同然でしょう。

献金した業者も業者ですが、それを当然のように受け取る政治家の方が罪が重いと思います。
悪質な賄賂として、業者と政治団体、両方を処分すべきだと思います。
しかも干拓によって、地元では海苔不作など、多くの悪影響が出ています。
湾内に住みついていた多くの生物も壊滅状態です。
それにも関わらず中止にできなかったのは、この賄賂のせいなのでしょうか。

2003/01/10

NTTが低価格パソコン、ブロードバンド対応

NTTブランドのパソコンが、直販方式で登場するそうです。
「デルコンピュータと比べ1割程度安い製品を提供する」そうなので、都心はともかく、地方ではそれなりに売れるのかもしれません。
地方ではメーカーサポートをロクに受けられないユーザーが多いので、全国にサポート窓口を持つNTTならではのサポートに期待したいところです。

2003/01/10

主婦狙い撃ちの悪徳「内職商法」急増中

「パソコンでできる在宅ワーク」が、昨年あたりから妙に増えています。
多くはチラシやメールで宣伝されているのですが、その中には収入を確保するためと称して高価な教材を売りつけ、そのあげく仕事はほとんど回さない、ようするに詐欺が大変多いそうです。

実は私も昨年、こうしたチラシに掲載されていた業者複数から資料を取り寄せてみたことがあります。
もちろんチラシや広告では、教材の購入が必要だとは一切書いてないのですが、資料が届いたらどれも数十万の教材を買わせる話になっていました。
仕事に必要なスキルを確保するためと称し、既にスキルを持っている人にまで一様に教材を売りつけようとする貪欲さに呆れた覚えがあります。
当然、「こいつは話にならん」と思い、全て断りましたが、電話で断るといきなりどなりだす「担当者」もいて、さらに呆れることとなりました。
とにかく、いきなりリスクを背負い込ませるような「美味しい話」は詐欺だと思うべきです。

2003/01/10

アルコールの効用は「頻度」がポイント 米研究

アルコールを毎日、あるいは一日おきぐらいに飲んでいると、心臓発作が予防できるのだそうです。
データ的には、心臓発作を起こす可能性が3割減るとのこと。
量はほとんど関係無いそうで、量が多くなれば別の面の悪影響が増えることも確実でしょうから、その点は要注意。
ともあれ、飲む口実は増えました。(ぉぃ)

2003/01/10

迷惑メール業者に措置命令 法施行後初の行政処分
迷惑メール初の中止命令

迷惑メール、いわゆるスパムメールの業者に、初めて「送信を中止せよ」との行政処分命令が出たそうです。
この命令に従わない場合は、最高50万円の罰金になる可能性もあるわけで、これで少しは減るのかな?…と期待したいところ。
でも業者は山ほどありそうだしなぁ…。

2003/01/08

カリブ海の島をネット競売 開始価格100万ドル
ebay:不動産オークションリスト
レンタル山林で農業しませんか? 10年で10万円で週末農業

先日アメリカで、町一つまるごとオークション出品されていましたが、今度はカリブ海の島が3つに分割されて、オークション出品されています。
このほか、現在の一番高い不動産の出品物は、ハワイの不動産で290万ドル(3億5千万円)。
高額な不動産売買も、次第にオークションが当たり前になっていきそうです。
もっとも、億の数字では、まだまだピンとこないかもしれませんが。

一方日本でも、もっと実現可能な「不動産レンタル」なんてのがあるそうです。
福島県の奥会津の山林を10万円で10年間借りられる「森の里親制度」です。
山奥で豪雪地帯のため、農作を楽しめるのは5月から11月までと限られるそうですが、気分転換に別荘で「週末農業」や「山林の暮らし」を楽しむのなら、かなりお安い値段だと思います。

2003/01/08

日本HP、PCサーバーとPC大幅値下げ

パソコンの価格がまた下がりそうです。
日本ヒューレット・パッカードは、現在販売中のパソコンの価格を最大4割、平均で2割程度値下げすると発表しました。
かなり思いきった値幅と言えるでしょう。
今パソコン購入を考えている人は、もう少しだけ待った方がいいかもしれません。

2003/01/08

指先を使わずに入力できるキーボード「オービタッチ」

ハンディキャップを持つ人向けのキーボードなんですが、指先を使うことなく、2つの円盤状のグリップを動かすことで、文字入力できるそうです。
記事の写真を見ると、どういう雰囲気か分かります。
ただ、値段が695ドル(8万円強)っていうのは、あまりに高いです。
ゲーム用のコントローラーを改造するとかすれば、もっと全然安く作れそうな気がするんですが…。
そういう訳にはいかないのかなぁ。

2003/01/08

Adobe、コンシューマー向けPhotoshop発表

画像編集ソフトの定番「Photoshop」には、約10万円もするフルパッケージ版と、約1万5千円の「Photoshop Elements」がありますが、近日、約6千円の「Photoshop Album」が登場しそうです。
まだアメリカのみの発表なので、日本での発売は未定ですが、デジカメユーザー向けバージョンのようなので、おそらく春には日本でも発売されるのでしょう。
デジカメ向けの機能は十分そうですが、「Photoshop」ならではの編集機能がどこまで実装されているかが気になるところですね。

2003/01/08

東大寺鐘楼のくぎは17本…NHKが報告書提出し謝罪

NHKの「ゆく年くる年」で、奈良・東大寺の国宝、鐘楼の梁に、NHKスタッフが無許可で釘を打った事件ですが、当初9本としていた釘の数は間違いで、実際は17本だったそうです。
後になって数字が増えていくのは、余計に見苦しい感がありますね。

2003/01/08

ワーナー・ホーム・ビデオ、ワンコインDVD発売

消費税込みでも500円という、破格のDVDソフトがワーナー・ホームビデオから登場するそうです。
今月下旬から試験的に、埼玉県下のセブンイレブン約200店舗のみで発売するそうですが、売れ行きが順調であれば、取り扱い店舗を広げていくとのこと。
気になるタイトルですが、最初はアニメの「トムとジェリー」5タイトルのみ。
DVD1枚に収録されるのは4話(約30分)だけで、特典映像などはないそうです。

しかし、「トムとジェリー」のDVDは、既に1500円で約95分収録したバージョンが出回っています。
これと比べると、実質的な値下げは消費税分だけということになりますから、廉価版という位置付けで受け取るにはインパクトが足りない気もします。
まぁ、500円硬貨1枚で買えるとなれば、「毎日1枚」みたいな客も出てくるでしょうけど。

2003/01/08

中島みゆき視聴率bP!
「地上の星」トップ10入り

大晦日の紅白歌合戦ですが、歌手別視聴率で最高だったのは、中島みゆきで、52.8%だったそうです。
やはりなぁ。
黒部ダムの坑内にバンドや機材を入れての生中継は、確かに異様なほどかっこよかったです。
滅多にTVには出てこない人だけに、あの貫禄に圧倒された視聴者は多かったのではないでしょうか。

またこの影響でしょう、中島みゆきの「地上の星」は、最新シングルチャートで10位に躍進。
この曲、チャートの10位圏内に入ったのは初めてなんですが、100位圏内に既に129週(つまり2年半以上!)も居座るという、とんでもないロングヒットになっています。

2003/01/07

インフルエンザ“封じ込め” 静岡県大教授ら万能型の新物質開発

もう一つ科学系の話題を入れておきます。
インフルエンザウイルスを総合的に抑えることのできる、万能型の新物質の開発に成功したそうです。
これまでのインフルエンザウイルスのワクチンは、特定の型にしか効かないため、どのタイプが流行るかを予測してワクチンを選んでいました。
そのため、せっかくワクチンを注射してたのに、違うタイプで発病したりと、ワクチンの有効性は狭かったのですが、今回発見されたタイプはこれまでのワクチンとは仕組みが異なり、ほぼ全てのウイルスに有効なのだそうです。
私は毎年のように風邪を引くので、こうした新薬の登場はとても有難いです。
早く認可されるといいなぁ。

2003/01/07

走っても息切れず、心肺能力高める遺伝子変異見つかる

運動によって息切れをするかどうかは、基本的にトレーニング次第だと思われていましたが、どうやら先天的に息切れしにくい人もいるようです。
これは遺伝子の変異によるもので、血液中のヘモグロビンの酸素運搬量が増えるのだとか。
「この変異がある人は、高地トレーニングで鍛えた陸上選手のような心肺能力を潜在的に備えていることになる」のだそうです。
もちろんトレーニングによって左右される部分も大きいのでしょうが、最初から有利な人がいるというのは、なんとも羨ましいことです。

しかし、この変異が見つかったということは、おそらく数年後は、息切れしやすい人の治療も期待できるはず。
少なくとも、既にマウスを使った実験では、体質改善に成功しているようですし。
ただ、スポーツ選手のドーピング問題は、ますますやっかいになりそうな…。

2003/01/07

脳:チェスと碁は頭を使わないゲーム?

どう考えても「嘘だろ」と言いたくなるような話ですが、測定結果としては「そういう結論もアリ」なのだそうです。
もっとも、記事にも書いてありますが、知能というのは脳の一部分の働きだけで測定できるものではありません。
特に今回のデータは、論理脳とも呼ばれる左脳を中心としたデータであり、直観力を左右する右脳のデータではないようなので、「頭を使わない」という結論は極端過ぎるでしょう。

ただ、同じ「頭を使うこと」のようにとらえられていたものが、実際には頭の使い方に大きな差があることが明確になってきているのは興味深いです。
「日本人はその言語的特徴のため、右脳の使い方が特殊である」という説もありますが、碁が右脳のゲームであるとしたら、他の日本的な遊びもまた、右脳の要素が強いのかもしれません。
コンピューターなんてものを使っていると、どうしても左脳系の人間になってしまいがちなだけに、このあたり、とても個人的に気になります。

2003/01/07

雪印牛乳引き継ぐ新ブランド「メグミルク」の製造始まる

TVでも「メグミルク」のCMが流れていますが、これが雪印牛乳のニューブランドだと理解している人、結構少ないんでしょうね。
実際、CMではそんなこと言ってないし、そもそも雪印牛乳のイメージがあまりにも悪くなりすぎたから、ブランド名を変えたわけですから、雪印としては「全くの新しいメーカー」として認知してもらいたいわけです。
名前が変わって、昔の悪い体質も消えたのなら良いのですが。
とにかく消費者としては、当分は気にしてないとね。

2003/01/07

注意! “新車の室内”は汚染物質だらけ

新車の車内の匂いって、私は昔からよく気持ちが悪くなったものですが、それもそのはず。
なんと車内の揮発性化合物の充満度は、国の目標値の30倍以上なのだそうです。
揮発性化合物が充満した家屋に住むと、頭痛や吐き気が酷くなり、最悪死亡例すらあるという、シックハウスという症状がありますが、これと同じ状態だと思っていいでしょう。
新車を買ったら、車内の換気は十分にしてください。
普通に乗っていた場合、3年経たないと、基準値以下にはならないそうですから。

2003/01/07

USJ客離れ止まらず、10〜12月も38%減

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場者がどんどん落ち込んでいます。
私の知り合いに関係者もいるので、なんとか盛り返して欲しいものですが、やはり度重なる不祥事が尾を引いているのでしょうね。

2003/01/06

「英国から追放したい人物」、首相夫人が首位に

イギリスって国は、本当に洒落がキツイです。
あのモンティーパイソンやミスター・ビーンの国なので、ブラックジョークのキツさは当然と言えば当然なのですが。

ロンドンのBBCラジオが行った「英国から追放したい人物」の投票結果、英ブレア首相のシェリー・ブレア夫人が31%の票を集め、トップだったそうです。
しかし、この記事の最後を読むと、ブレア首相も50%以上の票を集めていたものの「投票結果を興味深くするため除外した」のだそうで。
ってことは、首相夫婦って…。

言っときますけど、BBCってのは国営放送です。
つまり、日本で言えばNHKですからね。

ちなみに、同時に実施された「名誉国民として会いたい人物」の投票結果では、南アフリカのマンデラ前大統領と、ミャンマー(ビルマ)で民主化運動を続けるアウン・サン・スー・チーさんが多数の票を集めたようです。

それにしてもイギリスって、こういうときに、しっかり政治関係者の名前が多数並ぶところが、凄い気がします。
日本だったら、どういう名前が並んだやら。

2003/01/06

世界経済、2003年の成長2%どまり

世界経済全体の2003年の伸びは、2%という予測のようです。
中国やアジア地域、そしてヨーロッパの経済はほぼ順調と予測されているのですが、それを、ITバブルが弾けていること、中東情勢の不安定、アメリカ経済への懸念が足を引っ張っています。
ちなみに、2%の成長率というのは「それでもプラスじゃないか」と感じないでもないですが、1970年以降の平均成長率の4%と比べれば、かなり低いことが分かります。

こう言ってはなんですが、低所得の国は未だ山ほどあるわけで、それらの国が少しずつ裕福になる一方で、金持ちの国の経済の優位性が少しずつ減っていると、そう言ってしまっても間違いではないように思います。
今後、資源の浪費を減らさねばならない環境の中にあっては、世界経済全体が大きく成長するのは難しいでしょう。
むしろ効率化と省エネによって、数字としての伸びは抑えられるのが当然なのかもしれません。

2003/01/06

企業のIT投資、2003年はマイナス予測
米クリスマス商戦、予想通りのPC販売台数

アメリカの経済は、株価が年明けに大幅に上昇したことから、本格的な回復に繋がるのではないか、という声も聞こえています。
しかし一方で、企業のIT支出は今年、マイナスになるだろう、という調査結果も出ているようです。
この調査、12月に行われたもので、10月の調査でのプラス2〜3%という予測から、わずか2か月でマイナス1%に落ち込みました。
同調査では、IT投資の増大が2004年以降になるだろうと予測している人は、26%から43%に増えているそうです。

また、アメリカのクリスマス商戦でのPC販売量は、当初の予測通りの数字に落ち着いたそうです。
全体としては昨年とほぼ同数で、デスクトップが十数%減り、代りにノートPCが十数%増えたとか。
それでも「全体として、ノートPC(の販売)は数字を大きく動かすほど大きな割合は占めていない」そうで、「販売台数は問題ないかもしれないが、利益に関しては定かでない」とわざわざ言い沿えているところを見ると、販売数は同数でも、利益率は減少の傾向にあるのでしょう。

2003/01/06

温暖化対策シンボル、東京臨海部に高さ70m発電風車

お台場にまた一つ名所(?)ができそうです。
高さ70mのデンマーク製発電風車が今月中旬、お台場の南、中央防波堤内側埋立地に建つそうです。
稼動は3月からですが、大規模な発電風車が都市部に建つのは初めてで、東京都は「温暖化対策に取り組む東京のシンボルにする」とコメントしているとか。
発電風車による発電量は、まだ多いとは言えませんが、政府は現在の発電量31万キロワットを、10年度末までに300万キロワットに拡大する予定。
今後少しずつ風車が増え、気が付いた頃には風車は珍しいものではなくなってるのかもしれません。
ちなみに、この風車、ディズニーランドや羽田空港からも見えるそうです。
(一瞬、風の谷…なんて言葉を思い出してしまったことは内緒です。)

2003/01/05

民主党:「企業団体献金もらわない」 河村氏ら党議決定求める

日本では過去、政治家への献金やリベートが大きな問題となり、政治家個人への企業からの献金は全て禁止、という法律ができています。
ところが、流石は政治家の方々。
個人でもらって不味いのならと、政党支部を作り、そこに献金させて、支部の人間で分配するという、大変姑息な逃げ道を用意していました。
また、パーティーと称する金集めも年中やっています。
どの党がそうした金集めに熱心かは、ここでは書きませんが。

さて、ここからが本題。
民主党では、こうした企業献金を一切受け取らない、という党議が提出されているようです。
さらには政治資金パーティーも禁止にしようという声もあるようです。
つまり、どこかの企業との癒着をそのまま政治に持ち込むような、某党のようなことは断じてしない。今以上にクリーンな党になるぞ、ということですね。

問題があるとすれば、これで資金が減り、ますます党活動に制限が生じる可能性です。
本来ならば、党議ではなく、日本全ての政党が、こうした方針になるべきなのですが、野党だけがこれを行い、結果的に与党との体力差が開くとなれば、日本の政治がますます澱んでいく可能性もあり、大変難しいところでしょう。
しかし、理想の姿を追うという意味では、この党議には十分な価値があります。
これをうまく、政党のアピール材料に持っていくことができるかどうかが、民主党新執行部の腕の見せ所でしょう。

2003/01/05

「西ナイル熱」感染源でカラスの異常死を監視へ

昨年アメリカで240人もの死者を出した「西ナイル熱」ですが、この夏日本にも上陸する可能性が高いそうです。
西ナイル熱が流行した地域では、その数か月前に鳥類の異常死が報告されているため、日本ではカラスの異常死を監視していく方針とのこと。
ちなみに、西ナイル熱に感染しても、大半の人は自覚症状も無く、自然に治ってしまうそうです。
ただ、約150人に一人の割合で、脳炎になる場合があり、この場合、最悪死亡もありえます。
感染経由は蚊と鳥が主。人から人へは通常感染しない模様。

2003/01/04

遺灰からダイヤモンド製造 「初製品」が遺族へ

故人の遺灰を使って人造ダイヤを造る、というサービスを、カナダの葬儀会社が始めたそうです。
費用は約25万円だそうですが、下手に葬式に金をかけると100万単位で金が飛んでく今日、故人を偲ぶ品を造るという意味では、なかなかのアイデアと言えるのではないでしょうか。
ただ、本当に遺品と感じられるのかどうか、それは実際に手にしてみないと分からないような気はします。

2003/01/04

02年の交通事故死者、66年以降最少の8326人
交通事故:「厳罰化策」が奏功 政府目標2年で達成
昨年の交通事故死亡8326人、過去最悪から半減

昨年の交通事故死亡者は、昨年より421人少なく、1970年の約半分にまで減少したそうです。
自動車保有台数と自動車走行キロは増えている一方で、夏以降の減少が大きいことから、警察庁では「飲酒運転の厳罰化や危険運転致死傷罪の新設、シートベルト着用率向上などの効果」と分析しているそうです。

しかし、よくよく考えてみると、「交通取り締まりの罰則をあれほどに強化したのも関わらず、その効果としての死亡者数は、わずかに5%減っただけ」とも言えます。
死者が減るのは確かに良いことではありますが、法による締め付けが一方的にきつくなっていくことには、私は抵抗を感じます。
実際、交通違反でつかまったことが無い人はいても、交通違反をしたことがない人は、まず皆無に近いだろうと思うのです。
それは何故かと言えば、ある程度の違反をすることを、道や環境が人間に強要している状態だと思うのです。
曰く「標識が分かりづらい」「駐車場所がない」「途中の渋滞で予定が遅れた」「必要以上の速度制限をしている」「信号ごとに停止させられてイライラさせられる」…。
こんなとき、私達は違法と知りながらも、ついつい違反してしまうことになります。
だから違反を見つかったとき、反省するより先に、運が悪かったと思ってしまうのではないでしょうか。
法律でがんじがらめにして違反を減らすのではなく、違反をする必要性を感じさせない環境を作ることを、行政はもっと考えないといけないのだと、私は思います。

2003/01/03

沈没船に衝突し横転 灯油積載タンカーが北海で
スペイン沖沈没タンカー、漏出の油がフランスに漂着

1月1日、英仏間のドーバー海峡に近いラムズゲートの沖合約50キロの北海で、またもやタンカー事故がありました。
昨年12月に沈没した貨物船に接触したためだそうです。
今回のタンカーには灯油7万トンが積まれていたようです。
灯油がどれほど流出したのかは分かっていません。

一方、昨年11月にスペイン沖で沈没したタンカーから流出した石油は、とうとうフランスの海岸まで到達した模様。

フランスやヨーロッパの観光や漁業に大きな影響を与えるのは必至ですが、世界的な環境問題としても気になります。

2003/01/03

世論調査:住民投票による解決、7割以上が賛成

自治体が抱える重要な課題は、住民投票によって解決したほうが良い…と考える人が7割もいるのだそうです。
一つには「議会や政治家を信頼できない」と感じる人が増えているからでしょうし、また景気悪化や環境問題などによって「政治はより身近な問題である」と考える人が増えているからでもあるのでしょう。
「議会は民意を反映していないのではないか」という疑問は、昔からあったものですが、この数年、その圧力がとても増えてきていることを感じます。
また同調査では、永住外国人の投票参加も72%の人が賛成しているそうです。

2003/01/03

南極氷床、年間5センチの溶解判明 米研究報告

地球温暖化に関する、新しい視点のレポートです。
「石油や石炭など化石燃料を燃やしているため温暖化が進んでいる」のも確かですが、「最後の氷河期の後、この地方(南極大陸西部にあるマリーバードランド地方)の氷床は1万年前から継続的に2インチずつ溶けていることが判明した」のだそうです。
つまり、温暖化そのものは自然現象で、化石燃料の消費等は、それを加速しているだけ、ということになります。
もっとも、温暖化によって陸地が減少しつつあることは、いずれにせよ危機であることは間違いありません。

2003/01/03

蓮池さんに全国から年賀状400通

蓮池さん夫妻に激励の年賀状が全国から約400通届いたそうです。
拉致被害者の代表になってしまった感のある蓮池さんですが、「離別の生活には小さいときから慣らされている」という言葉が胸を抉ります。
普通の生活が送れるようになるには、あとどれぐらいの時間が必要なのでしょうか。

2003/01/03

初日の出暴走、72人摘発

この年末年始、暴走族の数は計126台で、昨年と比べ75台減ったそうです。
数字だけで見ると4割減ですが、この理由は「近隣の県警が取り締まりを強化しているため、都内への暴走族の流入が少なくなった」からだとか。
絶滅しそうなので保護しなければ、というほどには減っていないようです。

私は学生時代からバイクに乗ってましたが、普通のバイク好きを暴走族と同一視してくる人は少なからずいて、ずいぶん迷惑しました。
それだけに、たまに暴走族に出会うと、いや、たまに廃棄音を響かせている音を聞いただけで、かなりの苛立ちを感じます。

2003/01/03

モネとルノワールの作品2点盗まれる 価格約8億円相当
モネ:Paysage a Vetheuil
ルノワール:La Place de Trinite

年末にフロリダ州で、民家からモネとルノワールの印象画2枚が盗まれる事件があったそうです。
モネとルノワールも18世紀後半の印象画の大家ですから、絵には全く興味がない人でも、名前ぐらいは聞いたことがあるでしょう。
この2枚の名画は、どちらも彼らの代表作というほどではありませんが、それでも現在、それぞれ4億円前後の価値があるそうです。

それにしても、作品名で検索すると、キチンと画像が出てくるあたり、やはりインターネットって便利ですね。

2003/01/03

紅白歌合戦:視聴率前回下回る 後半はワースト2位
紅白視聴率は47.3%、ワースト2位

紅白歌合戦の視聴率が、昨年も50%割れで、特に後半は過去ワースト2位だったそうです。
もっとも世の中、BS人口がかなり増えてきてますから、実際には相変わらず50%ぐらいキープしてるのかもしれません。
(BSは視聴率調査の対象外なんだそうです。)

実は私は、約20年振りに紅白を観ました。
BIGINとTHE BOOM、そして中島みゆきが出るというので、そこだけ観たのですが、どれも「滅多に観られないものを観させていただいた」という感が強く、なかなか嬉しかったのでした。

しかし一方で、ピンポン玉を流してバケツで集計という方法には苦笑してしまうなど、「紅対白という視点はそろそろ止めたらいいのに」とも感じました。
それがあるから「安心して観られる」という人もいるのでしょうけど。

2003/01/01

昨年の出生数、過去最低の115万6000人
出生数:02年は115万6000人 2年連続最低を更新
出生、最低の115万6000人・厚労省2002年推計

昨年の出生数は、また最低を記録し、115万6000人だったそうです。
また結婚は75万5000組で、この10年では最低。
離婚は29万2000組で、過去最高。
単純に考えると、5組に2組は離婚している計算です。
死亡数は97万8000人で、昨年より8000人増。
ただし3年前の死亡数は98万2000人だったそうですから、大きな変動ではなかったと言えるでしょう。

ただ、少子化は進んでいるものの、人口は未だ微増しています。
少子化は国の収支を考えると大変頭の痛い問題ですが、環境問題から考えると、実は現在の人口では、資源の枯渇は必然です。
一説には、資源を消耗せず、地球環境を維持するためには、今の数分の一、できれば十分の一程度まで、人口を減らさないといけないそうです。
その意味では、少子化は、歴史的必然なのかもしれません。

2003/01/01

国宝の東大寺鐘楼にくぎ打つ NHK「ゆく年」中継で

新年早々、なかなか凄いニュースです。
NHKの「ゆく年くる年」の中継現場で、国宝の東大寺鐘楼に、NHK大阪放送局の委託業者が、長さ3cmのくぎを6本打ち付けていたことが分かり、東大寺はカンカン。
東大寺はNHKに早速厳重注意を申し入れたそうです。
このくぎ、照明用ライトの設置のために打ったのだそうですが、打った本人も、その梁がまさか国宝とは思っていなかったのでしょう。
しかし、これは文化財保護法に違反したことになりますし、なんといっても貴重な文化財に傷を入れたわけで、まさにとんでもないミスとしか言いようがありません。
正月早々、何人首が飛ぶか、あるいは降格になるか……。

21世紀の公園で