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2004/01/31

女子の結婚最低年齢引き上げを勧告 国連委員会が日本に

私も以前から少し気になってました。
結婚できる年齢が男女で異なるというのは、差別ではないのだろうかと。

実際のところ、16歳で結婚するというのは、今では、できちゃった婚以外は滅多にないでしょうし、男女ともに18歳でいいような気がします。

2004/01/31

「ニモ」のアニメ製作会社、ディズニーと提携解消
ピクサー・アニメ、ディズニーとの映画配給契約更改の交渉決裂

ディズニーといえば、こないだセル画のアニメ部門を閉鎖に近い形で縮小したばかりです。
ピクサー・アニメは、最近ではディズニーのアニメ興行収入の大半を占める制作会社ですから、事実上、ディズニーが、アニメ部門からの完全撤退となる可能性もありますね。

2004/01/30

イラク派遣賛成、反対を逆転 なぜ?

東京新聞の社説です。
自衛隊派遣に関する国民意識が、次第に『行っちゃったんだから仕方がない』と変わり、多くのマスコミも次第に既成事実を容認する雰囲気になりつつある、と冷静に分析しています。

確かに、行ったからには貢献して欲しいと思いますが、私は個人的に、「アメリカに追従することによって日本を守るのが当然」とでも言うような派遣賛成論には我慢ができません。(小泉さんは最近そういうことを何度も発言していますが。大変残念なことです。)

全員、つまり国連で決めたことならいざ知らず、国連を無視してアメリカが勝手に始めた戦争です。
イラクを攻撃するだけの理由を、国連は認めていなかったということを、もう一度思い出さなくてはなりません。
アメリカは国連を説得することができず、勝手に戦争を始めました。
しかもその理由は「イラクが大量破壊兵器を所有するから」だったはずですが、その理由も、いまやデマに近いものとみられています。

アメリカは行う必要のない戦争を行い、また国連参加国でありながら、国連の決定に従わなかったのです。
日本が国連よりアメリカを優先するのであれば、日本の行動もまた、国連を無視するものであり、国連参加国としての大儀を失っているのだと私は思います。
それで本当にいいのでしょうか?

2004/01/30

青色LED訴訟、日亜化学は中村教授へ200億円支払いを
青色LED訴訟、200億円支払い命令 東京地裁
青色LED訴訟、発明対価200億円支払い命令

まぁ、見出し通りの話なんですが…。
朝日新聞が一番詳しかったんですが、その中にこんな記述があります。

「双方は裁判で、対価の算定基礎とするためにそれぞれ大手監査法人による「特許の価値」の鑑定結果を証拠として提出した。しかし、中村教授側の鑑定結果が約2650億円だったのに対し、日亜側の鑑定ではコストを差し引くと約15億円の損失だったと算定。」

いくらなんでもマイナス15億という算定額は怪し過ぎます。
「青色LEDの発明は、会社の損失でしかなかった」ってことですよね?
これだけの発明を利益に転換できない会社だとしたら、会社自体に問題ありすぎでしょ。

でも、200億という金額を支払えば、結果的に会社が倒れることだってありそうな気もします…。
確かに発明に対する報酬は必要ですが、もっと社会全体に還元できるような報酬形態にならないもんでしょうか。

というのは、最近、特許だの著作権だのという法的縛りによって利潤を生み出そうという考え方が、あまりにも強くなり過ぎているように感じられて仕方ないのです。
特許や著作権によって一定の利益や権利を確保するのは、それは絶対に必要なことですが、それを既得権として「過去の遺産でもっと搾り取ろう」というのは、ビジネスとしてはともかく、人として間違っているのではないかと…。

その内容にもよりますが、社会的認知度の高い発明や著作に対する保護期間を縮めるとか、なんらかの新しい方式が生まれないと、これからの社会、足かせばかりが増えてしまうのではないでしょうか。

2004/01/30

43年間放浪の男性、「社会復帰」 25年ぶり住民登録

24日に書いた放浪生活43年の男性ですが、25年ぶりに住民登録を行ったとのこと。
「保険証やバイクの免許がほしいから」だそうです。
年金も支払っていなかったわけだし、これからの生活費の確保は大変でしょう。
身元保証人になってくれる方が現れなかったら、本当にどうなってたのかと心配になります。

でも「今が人生で最高に幸せ」だそうです。
ずっと社会から遠ざかって、仙人みたいな(あるいは原始人みたいな?)生活をしていた人ですから、欲らしい欲もほとんどないんでしょうねぇ。

2004/01/27

レーベルから独立し、オンラインへ――アーティストの“マニフェスト”

インターネットによって、音楽の流通は確実に変わろうとしています。

レコード会社を通さず、自分の曲は自分達の手で、オンラインで流通させる。
これは例えばトッド・ラングレンが既に10年近く前から始めていることですが、正直なところ、それはそれほどうまく行っているようには見えませんでした。
今回、ほぼ同様な主張をプレスに配り始めたのは、元ジェネシスのボーカリスト、ピーター・ガブリエルと、元ロキシー・ミュージックのブライアン・イーノです。

両者共に、ロックでは古参であり、支持者が多く、政治的にも話題の多い人物です。
ピーター・ガブリエルは10年ぐらい前から、コンサートから得られた収入を寄付したり、音楽家自身で新しい音楽活動の場を作ることに試行錯誤してきていますし、ブライアン・イーノは環境音楽というジャンルを切り開き、それを理論化し、確か大学教授(講師だったかな?)まで勤めています。
私も彼らの曲は数枚持っていますし、しかも商業主義に流されない点でも注目され続けていた人達ですから、私も個人的に声援したいところです。

実際、レコード会社によるCD販売っていうのは、意外なほど弊害が多いんです。
契約に縛られ、CDの売上げはまるまるレコード会社に吸い取られてしまい、ミュージシャン自身には一銭も入ってこない…こんな詐欺のような話もいくつか知っています。
何十年もそれなりに売れ続けているCDがあるのに、それを作り演奏したバンドのメンバーには全くお金が入っていないなんて、あまりにも酷過ぎるでしょ?でも本当の話なんです!

「レコード会社を閉鎖させようとしているのではなく、ただアーティストに与えられる選択肢を増やしたいだけだ」
うまく軌道に乗ってくれることを願ってやみません。

2004/01/27

日立製の洗濯乾燥機に不具合、運転中に発火の可能性

思わず型番を確認しました。
うちで昨年買ったのも、日立の洗濯乾燥機だったので。
うちのとは型番が違いました。
どうやらリコール対象は、うちが買った一つ前の機種だったようです。
一応ここにも対象機種の型番を記載しておきます。
「NW―D8BX」
「NW―D6BX」
「NW―D6BXAJ」
問い合わせ窓口の電話番号は、0120-34-0636だそうです。

2004/01/26

広重、京都へ旅せず「五拾三次」描く? 資料の転用判明

驚きました。
広重の「東海道五拾三次」は写実的な浮世絵の傑作だという印象が強かったですが、実際には広重は、東海道を旅せず、資料を見ながら描いた可能性が高いのだそうです。

全55枚のうち、少なくとも26枚が、既に刊行されていた本からの転用だそうで、これまで定説だった「京都まで旅しながら制作した」とする「広重上洛(じょうらく)説」は誤りの様子。
しかし、当然のことながら、当時は資料といっても写真なんてなかったわけで、主観の入り混じる絵を資料として、あれだけの力強い作品を仕上げられたというのは、やはり凄いことだと思います。

それにしても、「東海道五拾三次」と言うと、つい永谷園を思い浮かべてしまうのは…すごい刷り込みだなぁ。(^▽^:

2004/01/26

増え続ける自己破産、生活立て直せず“リピーター”も
昨年の自己破産22万件超、8年連続で過去最多

景気は本当に上向きなんでしょうか?
大企業の再生は、税金の消費と中小企業締め付けの上に成り立っていることを忘れてはいけません。
日本は「もの作り」の国だったはずですが、生産は、農業も工業も、どんどん海外に移っています。
そんな状態で、本当に国力は回復できるのでしょうか。
全体が上向きになっているのであればいいのですが、どうもそんな気がしないのですね…。
自己破産者が8年連続で増え続けているというのは尋常ではありません。

2004/01/24

東京五輪も知らず洞穴生活43年…57歳男の半生

13歳で家出した少年が、山の洞窟で約43年間、人里とほぼ没交渉で過ごしていたのだそうです。
今、彼は57歳。外見は70歳にも見えるそうですが、第2の人生を歩み始めました…という話。
まるで小説のようですが、どうやら本当の話のようです。
ぜひ記事をお読みください。
私は読んで、心が洗われるような気がしました。

2004/01/24

芸術鑑賞しない人、半数に迫る 過去1年

芸術鑑賞者が減っている、という記事の主旨はとりあえず置いておきます。

この世論調査を見る限り、映画は「文化芸術」のようです。
でも本当にそうでしょうか?
TVドラマであっても、並の映画以上の芸術作品はいくつかありそうですし、そもそも映画の大半は、TVと同様に娯楽(エンターテイメント)でしょう。
また、インターネット上にはたくさんの美術品(のコピーが大半ですが)が展示されています。
博物館や美術館のホームページを訪れてみてください。
素晴らしい芸術が鑑賞できるだけでなく、そうした芸術作品をあなたのパソコンの壁紙にもできる時代なんです。

要するに「芸術」の線引きが大変難しい時代になっているのですね。
芸術というのは、実はエンターテイメントの一種として捕らえることもできるし、実際、ほとんどの鑑賞者は楽しんで鑑賞しているのです。
つまるところ、娯楽と芸術鑑賞は地続きなので、どこで区切っても、実際には無理が生じるのですが、その無理をできるだけ感じさせない区切り方を考えないと、こうした調査は全く意味を成さなくなってくるように思うのです。

現代人は、芸術に接する機会が減っている…。
そういう結論は、本当に正しいのでしょうか?
この調査だけでは、結局何も分からないように思います。
内閣府が行った調査だそうですが、なんだか頭の堅い人達が「昨年と同じ調査を昨年と同様に行いました」というだけで、何十年も同じ調査を内容を吟味することなく繰り返している…。
そういう気がしてなりません。

こんな程度の調査なんて、所詮税金の無駄なんじゃないですか?
いくら調査に使ったのか知りませんが、「ああ、また税金が無駄に使われている」と思った次第です。

2004/01/24

「MikeRoweSoft.com」論争で和解、マ社が製品など提供

マイクロソフト社がカナダの高校生マイク・ロー君を相手にクレームを付けていた件ですが、この数日で和解が成立しました。

和解条件は、事実上マイクロソフト社が譲歩する形に。
「MikeRoweSoft.com」というドメイン名を変更する代わりに、新しいサイトへの移行費用はマイクロソフト社が持つ。
マイクロソフト社が認定する資格のトレーニング制度を無償で提供する。
有料コンテンツの無料購読。
家庭用ゲーム機Xboxとソフトを提供。
マ社主催の技術フェアに両親同伴で招待。

要するに、クレームを前面に出しマイクロソフト社の評判を下げるよりも、サービスを交換条件として提供することで納得してもらったほうがいい、と判断を変えたようです。
っていうか、最初の態度があまりにも酷過ぎたってだけのような気がしますが…。

2004/01/24

「イラクに大量破壊兵器はない」米調査団が辞任
米イラク新調査団長に元国連査察官ドルファー氏
開戦時に存在せずと、イラク大量破壊兵器で米調査団長

アメリカのイラク調査団の団長が辞任、交代となりました。

これまでの団長はCIA特別顧問のデービッド・ケイ氏。
ケイ氏は辞任の前後に「イラクに大量の大量破壊兵器が存在するとは思えない」「90年代に大規模な製造計画があったとは考えられない」と語ったそうです。
辞任の理由は「調査団の人員が削減されたことなどで政権側との溝が生じた」ことと見られている様子。

一方、新しい団長である元国連査察官チャールズ・ドルファー氏も昨年12月に「おそらくイラクには大量破壊兵器は存在しない」と語っています。
大量破壊兵器存在の確率は、もうほとんど有り得ないのでしょう。

ただ、新団長のドルファー氏は、フセイン政権は「将来的には受け入れがたい脅威になっていた」と考えており、基本的にイラク戦争を支持しています。

戦争というものは、歴史を見る限り、勝った者の論理が優先されます。
勝てば官軍というやつです。
アメリカは「イラクに大量破壊兵器が存在する」ことを、イラク攻撃の最も大きな理由に挙げていましたが、今や「大量破壊兵器がなくても攻撃は正しかった」と主張するようになりました。
勝った者の論理が優先されるのが正しいのであれば、確かにこれでいいのでしょう。
しかし少なくとも私は、これを「正義の戦い」として認めることはできません。
所詮は政治的な抗争、侵略行為と同次元の、ただ血生臭いだけの「戦争」に過ぎなかったのだと思います。

2004/01/24

なぜそんなムヤミをした?文人ゆかりの名湯“塩素漬け”

記事によると、道後温泉の大半の旅館の「温泉」は、塩素が投入されていて、既に天然の温泉では無くなっている様子。
道後ではありませんが、レジオネラ菌の集団感染なんていう事件が昨年あっただけに、衛生管理の強化は十分分かるのですが。

しかし、温泉に出向く理由の一つに、塩素がアトピー性皮膚炎を増やすという見地から、塩素のない天然の湯を治療に使いたい、というものがあるだけに、そうした治療効果を期待する人にとっては裏切り行為のように映っても仕方がないように感じます。
実際、塩素の匂いがする温泉なんて、ありがたみがありませんよね…。

2004/01/23

バーミヤン、地下広範に仏教遺跡の可能性 文化財研発表

バーミヤンといえば、2001年3月にタリバン政権によって摩崖大仏が破壊された場所です。
仏教的な価値は置いておくにせよ、貴重な歴史的遺産を破壊するとは、なんという野蛮なことを!と強く感じた日本人も多いことでしょう。
この地表からわずか2メートルの地下に、長さ300メートルの涅槃仏など、数百メートルにわたって大規模な仏教遺跡が埋もれている、というのです。
もし本当なら、本当に物凄い大発見です。
続報に期待したいものですね。

2004/01/23

『サンダンス映画祭』で注目される、制作費218ドル32セントの長編映画

ごく普通のホームムービー(8ミリカメラ)で撮影して、ごく普通のパソコン(と言ってもiMacなので、若干特殊ですが、それでも普通の価格帯のパソコンです)で編集された、言わば素人の映画が注目を浴びています。

この映画にかけたコストはわずか2万5千円。
写真をパソコンに取り込む道具もなかったので、壁に写真を貼って、それをホームムービーで撮影したというのだから、その「素人的手法」も徹底しています。

確かに記事を読む限り、普通の映画とは表現手法が異なるでしょう。
しかし、根気と才能さえあれば、映画は誰にでも作れる時代になったことも確かで、それが映画祭で評判を得ていることが素晴らしいと思います。
どんな映画なのか、実際に見てみたいものです。

2004/01/23

ソニー、「Hi-MD」対応MDウォークマンとサウンドゲートを発表 −PC用Hi-MDドライブとしても利用可能

新しいMDの登場です。
新型ドライブの採用によって、従来のMDディスクで300MB(最大で13時間30分)、専用メディアでは1GB(最大で45時間)の記録が可能。しかもパソコンの外部記録ドライブとしても使える…というもの。

1GBのメディアが一枚700円前後というのは、使い勝手から考えればかなり安いと思います。
しかし一方で、3万から4万5千円というドライブ本体の価格は、あまり安くは感じられません。
長時間再生という独特なメリットは確かに大きいですが、おそらく、すぐに爆発的に売れるということはないでしょう。
バンドルされているソフトや、mp3勢力との兼ね合いから言っても、使い勝手が限定されそうで、果たして価格分の価値が本当にあるのか、判断が難しいように思います。

しかしドライブの実売価格が落ちてくるなら、また話は別。
今後に注目していきたい製品だと思います。

2004/01/23

Microsoft Officeとは異なる価値を示した「一太郎2004」

かつては日本で一番売れたワープロだった「一太郎」が、マイクロソフト社の「Office」のバンドル戦略の前に崩れ落ちて、もう何年経ったことでしょう。
一太郎を使い続けるユーザーはそれなりに多いものの、あえて一太郎を選ぶ新規ユーザーは少なく、それでもATOKの優秀さ故に生き長らえている…と、ここまで言ったら言い過ぎでしょうが、少なくともかつての栄光を追い続けても仕方がない、と「一太郎」のメーカー、ジャストシステムとやっと割り切れてきたようです。

新しい一太郎は、清書のためのワープロではなく、文章を考えるための道具としてのワープロに、一歩足を踏み出した様子。
しかもワープロとしては最大のライバルである、Wordsとの連携機能も付いているのだそうです。
詳しくは記事を参照していただくのがよろしいでしょう。

この記事が正しいのであれば、私はこの新機能を歓迎したいと思います。
ワープロという道具は、やっと新しいステージを目指しはじめたのかもしれません。

2004/01/22

米農務長官、全頭検査は非科学的 BSE問題
牛の全頭検査、科学的根拠ない…米農務長官
米農務長官、全頭検査に改めて否定的見解 BSE問題

ベネマン米農務長官は「牛肉の輸入再開の条件として日本が求めている全頭検査は科学的根拠に基づいたものではない(ので、やる気はない)」と語った様子。
少なくとも私は、全頭検査は抜き打ち検査よりも予防効果が高いと思いますがね。
せめて日本の牛肉の輸入を認めてから「輸出を再開したい」と言ってほしいものですが、そんな気もないんだろうなぁ。

2004/01/20

マイクロソフト、高校生の「マイクローソフト.com」に抗議
MikeRoweSoft Design

カナダに住む17歳の少年、Mike Rowe君が、mikerowesoft.comという自分のホームページを作ったところ、Microsoft社は、これを「サイトのドメイン名は著作権法違反にあたる」とし、法的処置を通告してきました。しかもドメイン名を放棄する代償としては、10ドル(1050円)しか支払う気はない、という条件も付けたうえで。

確かにmicrosoft.comとmikerowesoft.comは似ています。
しかし、自分の本名をベースにしたドメイン名が著作権法違反なのでしょうか?
そして、mikerowesoft.comにアクセスする人が、そこがmicrosoft.comだと勘違いするとでも、本気で心配しているのでしょうか?
まるで「マイクロソフトに似た名前の会社も人も、生存を許されない」かのようです。

Mike Rowe君が少々悪乗りしてるのも確かのようですが、Microsoft社の主張も極論過ぎる気がしてなりません。
やれやれ。

2004/01/20

月や火星に米国の覇権?――米国の新宇宙開発計画に懸念

記事を簡単にまとめます。
「アメリカが行っている宇宙計画は、月や火星をアメリカの領土化するためのもの。少なくともブッシュ政権の多くの政治家はそう考えている。アメリカ国民は、アメリカの名誉のために、こういうアメリカのエゴの暴走を食い止めなくてはならない」

恐ろしい考えだし、ぜひ食い止めてほしいと思います。
私はアメリカの大らかさが好きだし、アメリカが生んだ映画や音楽を愛するものです。
しかしアメリカという国の政治的エゴの強さに吐き気を感じることが年々増えていて、それが大変悲しいのです。

2004/01/20

米国の安全性主張に疑問符 BSE北米調査団が結果発表

アメリカの牛肉は、まだ当分解禁されそうにありません。
いや。解禁にすべきではない、と言うべきでしょう。
記事を簡単にまとめると、「アメリカはカナダが悪いと言っているが、アメリカもカナダも似たようなもの。どちらの方が危険とは言えない。米国の対策もカナダ同様不十分だ」ということ。

あまり知られていないことだと思いますが、日本でBSEが発生したとき、アメリカは日本の牛肉を輸入禁止にしました。それはBSE発生から数年経った今も、未だに解禁されていません。日本はアメリカに、牛肉を売れないのです。
しかしBSE対策として、日本は全頭検査を行っているのに対し、アメリカは未だに全頭検査は行わない方針です。
より安全性を追求しているものを禁止し続ける一方で、安全性対策に劣るものを解禁せよというのは、さすがにおかしな理屈でしょう。

こんな状況の中で、アメリカからの輸入を解禁するとしたら、不平等貿易そのものを日本が同意しているも同然です。
危険性から言っても、政治的に対等でいるためにも、十分な安全対策なしに解禁にすべきとは思えません。

2004/01/20

「浅草花やしき」運営会社に更生法適用申請 営業は継続
「浅草花やしき」の経営会社が事実上倒産
遊園地「浅草花やしき」経営 株式会社トーゴ RCCより会社更生法を申し立てられ、保全命令受ける 負債82億円

あの「日本最古のコースター」の「浅草花やしき」が倒産だそうです。
ある意味、日本で一番ユニークな遊園地なだけに、倒産はとても残念…と思ったら、「花やしき」の営業は継続するようで、ちょっと安心しました。
要するに、「花やしき」は経営が苦しくなってはいるものの、そう酷い状態でもないようで、経営を圧迫しているのは「花やしき」以外の事業の様子。

最近、不況のせいか、いくつもの遊園地が閉園に追い込まれており、いわゆる「ディズニーランドの一人勝ち」状態になっています。
花やしきを経営する株式会社トーゴは、花やしきのほかにも遊園地を持ち、また直営していない遊園地にもコースターやゲームセンター、アミューズメント施設を提供していましたから、そうしたマルチ化した経営が、結果的に経営を厳しいものにしていったようです。
かといって、マルチ化していなかったら、もっと早い時期に「花やしき」そのものが消えていたでしょうから…。
エンターテイメント系の企業というのは、本当に難しいのだろうなぁと思います。

2004/01/18

お年玉付き年賀はがきの当選番号決まる
平成16年用「お年玉付郵便葉書」及び「寄附金付お年玉付郵便切手」の当せん番号

お年玉付郵便葉書の当選番号が決まりました。

834131
24826 (下5けた)
4332 (下4けた)
7237 (下4けた)
411 (下3けた)
10 (下2けた)
43 (下2けた)
83 (下2けた)

何か当たってるかしらん?

2004/01/16

東芝製4倍速DVD-RWドライブ「SD-R5112」がついに7000円台に突入!

安いです。
まだDVD-Rを持ってない人には、いい買い物になるでしょう。

2004/01/16

来春には焼酎が“日本酒”に…清酒を逆転の予測

焼酎が毎年平均5%増。清酒が2%減。このままこの状況が続けば、来年もしくは数年で、焼酎の方が清酒より販売量が多くなるだろう、という話。

個人的に日本酒は好きなのですが、今の主流と言われる吟醸酒は、さほど呑みたいとは思いません。
数年前までは純米酒ばかり呑んでましたし、最近はにごり酒ばかり。
もっとも、食事のときはたまにビールを飲むぐらいで、日本酒は夜、自室でちびちびやってます。
呑む量は少ないので、一升瓶は買いません。

2004/01/15

コピープロテクトCDに影を落とす楽曲ライセンス問題

最近増えている音楽CDの中に、ダブルセッションCDというものがあります。
これは、楽曲がコピーできないようにプロテクトをかけたうえで、若干音質を落としたコンピュータ用の音楽ファイルを追加したもの。
いい音ではコピーできないものの、ある程度の音質でならコピーできるわけで、コピーさせたくないレコード会社と、コピーの利用もしたい利用者が、互いに歩み寄ったものと言えると思います。
ところが、これをめぐってレコード会社と音楽出版社が対立しているというのです。
音楽出版社は「1枚のCDに2バージョンの曲が入っているのだから、2曲分のロイヤリティを請求する」と言うのです。

ここでもユーザー不在の争いが起きている、と私は思います。
ユーザーにしてみれば、CDを買う行為は、Aという曲を聴く権利を購入することなのであって、そこにフォーマットの異なるAとA'が別物だという意識があるとは思えません。
フォーマットの違いというのが、たとえばアレンジが違うとか、演奏者が異なるとかであれば、それはユーザーにとって別の楽しみとなりますが、単にプロテクトがかかっているものとかかっていないものであるならば、それはリスナーにとって「同じ曲」でしかなく、倍の価値があるはずがありません。

音楽がビジネスである限り、こうした争いはある程度仕方ないことでしょうが、本質的に同じものを何度も売りつけることによって利ざやを稼ぐような商売の方法を、彼らが正しいと考えているのであれば、それは「著作権者の保護」という法の精神から離れた、権利の使い方であると思います。

こういう金の亡者のような商売を続けるならば、リスナーは次第に、聴く権利のために金を使うのが馬鹿馬鹿しくなっていくように思います。

2004/01/15

曹操と張飛、実は親せきだった=「三国志演義」研究者が新説−中国

話としては面白いけど…。
元々、歴史なのかフィクションなのか分からない話なので、どっちでも大差ないような気もします。
ただ、本人達がお互いに親戚だと知っていたとすれば、話の解釈がかなり変わってくる可能性もありますね。

2004/01/13

Windows 98のサポート、2006年6月30日まで延長

久々に良いニュースです。
Windows98/98SE/Meのサポートが2006年6月30日まで延長となりました。
これらのサポートは今週中にはなくなる予定でしたが、「開発途上国の一部顧客がサポート終了を知らないため」に延長を決定したそうです。

元々、パソコンの心臓部と言えるOSを発売して、わずか4年しかサポートしないという考え自体がおかしかったと思うのです。
一般家電並のサポート期間を設けるのが、本来あるべき姿でしょう。
その意味では、やっとマイクロソフト社はまともな感覚に近づいたという気がします。

ちなみに、98年に発売されたWindows98を使い続けている人はそう多いと思いませんが、99年発売のWindows98SEや2000年発売のWindowsMEを使い続けている人は、私の周りを見渡しても、まだまだかなり多いです。
記事ではユーザーの20%が「いまだにWindows 95/98を搭載している」と書かれていますが、コンピュータに詳しい人ほど、98SEを使い続けていたり、98SEとXPを使い分けている傾向にあるように思います。
(私は98SEとXP、そしてLinuxを使い分けています。)

2004/01/10

小2女児、危険物取扱者試験を突破=最年少の合格−漫画参考書で勉強・福岡
福岡の8歳の小2、危険物取扱者試験に合格 全国最年少

乙種危険物取扱者(第4類)の試験に、小学校2年の女の子が合格したのだそうです。
もちろん全国最年少。
実際に実務につくには年齢が許さないとはいえ、「誰だ。ここの責任者は!」なんて言ってたら小学生が出てきて「私ですがぁ」なんてシーンが目に浮かんでしまい、思わず苦笑してしまいました。
かっこいいですね!

2004/01/10

日本という国の偏狭さ

「日本は偏狭」とあざける言葉に、記者自身の偏狭さが露骨に出ています。
見苦しいものだなぁと思います。

竹島もしくは独島を、日本も韓国も自分の国土として主張しています。
どちらの主張が正しいのかは、私には判断できません。
ただ、自国の判断だけが正しいとし、他国の主張を妄言偏狭で片付けるやりかたは、あまりにも見苦しい。

立場が異なるから主張が違う。
ならば「意見が異なりますね」とだけ言えばいい。
「妄言」「偏狭」とあえて言わなくては気が済まない人と、誰が仲良くなりたいと思うだろう。

2004/01/09

「米政権はイラクの脅威を誇張した」 米シンクタンク

カーネギー平和研究所が、イラクの大量破壊兵器は事実上存在しなかったとの見解を発表したそうです。
『02年から開戦に至るまで「情報当局が政治家から不当な圧力を受けていた」形跡がある』というポイントは大変重要だと思います。
政治家の名前を具体的に出してほしいものです。
詳細はぜひ記事をお読みください。

2004/01/09

超低タールでもリスク変わらず=喫煙者の肺がん死亡率−米国の22万人調査

超低タールのたばこでも、肺がんのリスクは普通のたばことほとんど同じだそうです。
その理由は「タール含有量の少ないたばこに切り替えても、吸う本数が増えたり、煙を吸い込む量が多くなるため」。
いっそすっぱり止めましょう。
周りの人にとっても、それがなにより一番です。

2004/01/08

拘束中のフセイン元大統領、自らトイレ掃除 アラブ紙報道
病む独裁者…フセイン余命1、2年…リンパ節にがん

フセイン元大統領の近況記事が2つ。
しかし内容が微妙に異なる点が気になって、ここに取り上げることにしました。

アメリカ軍に拘束された後のフセイン氏は現在独房暮らしで、独房内は「壁にはブッシュ大統領の写真とともに、米軍との戦闘で死亡した長男、ウダイ、二男、クサイ両氏の写真もかかっている」そうです。
さらには「独房に清掃員は来ない」ので、「自らトイレ掃除をしている」とも。
かなり滅入りそうな雰囲気です。
精神的に追い詰め、尋問に協力させるためだそうですが、そこからが問題です。

産経新聞には「米当局の戦術が功を奏したのか、元大統領は尋問に協力的で、重要な情報を提供している」とあるのですが、ZAKZAKでは「フセインの態度は非協力的。取り調べの長期化が懸念されている」と。
全く逆です。ニュースソースはどうなっているのか気になります。

またZAKZAKでは、フセイン氏は「がんに侵されている可能性」があり「余命1年半」と見られるそうで、そんな中、「12時間にも及ぶ不規則な時帯の尋問」が続いているとか。
もし本当に病人なのだとしたら、これは虐待にあたりそうなんですが。

フセイン氏は元独裁者であり、いくつもの疑惑を抱えているのは確かです。しかし犯罪者と言えるかと言えば、現時点ではかなり微妙なところです。
仮に病気という情報が間違いだったとしても、単純に敗戦国首脳に対する扱いとして考えても、かなり非礼なことをしているように思えるのですが、どうなのでしょう?

2004/01/07

ソニー、MDの録音時間30倍に
ソニー、1GB記録が可能なMD新規格「Hi-MD」
MDを1Gバイトストレージに ソニー「Hi-MD」規格発表

次世代MDは、1枚のディスクに40時間分録音できるそうです。

私はこれまで、mp3プレーヤーをいくつも使ってきましたが、1〜2時間の録音時間では物足りないんです。
たとえばCD-Rなら、mp3で約150曲、およそ10時間分が録音できます。
これ以上必要かというと、CD-Rなら交換できるので、「こんなもんでいいんじゃない?」と思うんですが、メディアが交換できないタイプなら、もっとあってもいいと思うんですね。

MDの場合、ディスクの交換ができるのだから、40時間はオーバースペックのような気がしますが、おそらく「音質を犠牲にして、さらにモノラルなら40時間」って話じゃないかと。
だとしたら、普通の音質なら、ステレオで10時間ってあたりじゃないかと個人的に予想しています。
だとしたら、ちょうどいいぐらいになるんじゃないでしょうか。

こうした長時間用のMDがパソコンのディスクとしても互換性が出てくると楽しみなんですけどねぇ。

2004/01/07

エネルギーの空中採取可能? 電磁波蓄える夢の宝箱開発

これはノーベル賞級の発見かもしれません。
電磁波や光を一定時間閉じ込めることができるそうです。
これによって電磁波による発電が一気に実用圏内に入ってくる可能性があります。
携帯電話などの小型電子器機は、普通に使っていても、その場で電磁波を吸収することで、自然にバッテリーが補填される…要するに、再充電が不要となるかもしれないと。

こういう状態をフリーエネルギーと呼ぶようです。
エネルギーの補給無しに永久に動き続ける機関というのは、原理的には不可能なわけですが、わずかな光や電磁波だけで動き続けるとなれば、これは事実上「エネルギーの補給無し」と変わりません。
科学レベルでは別であろうと、日常生活のうえでは同じです。
既にフリーエネルギーによる機関というのはいくつも登場しているのですが、実用レベルにあるものはほとんどありません。
何かを実用的なレベルで使うとなれば、どうしてもある程度のエネルギーが消費されるわけで、その消費分のエネルギーをまるごと補えるほど効率の良いフリーエネルギー装置はなかったわけです。
しかし今回の装置は、フリーエネルギー装置の効率を一気に加速してくれそうです。
まだまだ実用圏内ではないにせよ、可能性は何十倍に上がったのではないでしょうか。

2004/01/06

昭和30年代の『フイチンさん』 アニメ化
だるま堂

今年最初のニュースは、えらくまたマニアックなものになってしまいました。
フイチンさんというマンガが、かつてありました。昭和30年代のマンガですから、40年近く前です。これがアニメ化されたのだそうです。
私は連載当事は、まだ生まれたばかりで知りませんが、昭和44年発行の虫コミックス版のフイチンさんは今でも私の宝物になっていますし、平成4年に発行された復刻版(愛蔵版)も、しっかり私の本棚に納まっています。
それぐらい、このマンガには思い入れがあります。

初期のマンガには名作と呼ばれる作品がずいぶんありますが、中でもこれは、名作中の名作でしょう。
確かに、今の子供達が読むには違和感もあるだろうと思います。
なにせ舞台は満州のハルビンであり、主人公は貧乏でも底抜けに明るい少女です。絵柄も素晴らしく軽妙なタッチではありますが、今のアニメ調の絵に慣れた子供達には古臭く感じるでしょう。

けれど。このマンガは決して古いものではありません。たとえば「キャプテン」という故ちばあきお氏の野球マンガが今も読まれているように、故手塚治虫氏や藤子不二男氏のマンガがたいして古臭くならないように、フイチンさんも、今読んでも十分に新鮮です。これだけの息吹を封じこめた名作はそうはありません。
アニメ化によって、この名作が若い読者にも広まると良いな、と思います。

もっとも、アニメ化はTV用ではありません。基本的には自主上映だそうで、現在確定しているの下北沢の短編映画館{トリウッド」で3月中旬から、というスケジュールのみ。今、他の映画館でも上映しないか交渉中で、ビデオ化も検討中だそうです。
問い合わせは「あにまる屋0424(65)9331」まで。
だるま堂ホームページにも詳しい情報があります。

2004/01/01

あけましておめでとうございます

12月はいろいろあって(忙しいやらサーバーが潰れるやら風邪引くやら)、ニュースの更新も結局ほとんど1か月サボってしまいました。
正月明けからはキチンとニュースも復活するつもりですので、今年もどうかよろしくお願い致します。


2004年1月1日
21世紀の公園で・管理人(ちゅん)

21世紀の公園で