リンク先が消えていたり、リンク先の内容が変わっている場合があります。
2004/02/28

「サポート要員」数千人が閲覧可能 ヤフーBB顧客情報

ここまで来ると、今まで漏れていなかったこと、表面化しなかったことの方が、かえって不気味かもしれません。
ひどいもんです…。

2004/02/27

対人地雷禁止条約:米が調印せず 前政権の方針撤回
米政権、スマート地雷の使用継続へ 米紙報道
対人地雷条約、米は調印せず…抑止目的で使用続行

地雷という武器の容赦無い点は、「敵も味方も民間人も、全てが殺傷の対象となる」ことと、「戦争が終わっても、一度撒いた地雷は無期限に有効」であることでしょう。
しかも地雷の回収は大変困難で、回収を行うボランティアは、命のリスクを覚悟して活動しています。
実際、腕や足を失う人、死亡者があとを断ちません。

戦争を無くせなくても、せめて戦争後の社会を安全にするため、地雷の使用は止めようじゃないか…という運動がはじまり、1997年、多くの国がこの条約に賛同を表明しました。
これがオタワ条約です。
しかしアメリカは「2006年までに(条件付きで)調印する」としていたのを、とうとう撤回、放棄してしまいました。

確かに地雷の使用は縮小するようですし、アメリカが所有する地雷の大半は、既に一定期間が過ぎると動作しなくなるタイプに変わっています。
しかし、今所有する地雷を破棄する気はなくなったのだそうです。

今やアメリカは、世界最大の核を持ち、世界で最も多くの石油を独占し、CO2排出基準を無視し続け、ほとんどの国がやめた地雷を使いつづけ、危険な放射能にまみれた劣化ウラン弾を平気で使う、そんな国になってしまいました。
自由や人権を最大限守ろうとする国だったはずなのに。
とても悲しいことだと思います。

2004/02/27

流出は451万人分 ソフトバンクの孫社長ら会見で謝罪
ヤフーBBの情報流出事件、ソフトバンク社長らを処分
ヤフーBB:全会員に500円の商品券 情報流出で

契約者データベースへの接続履歴は一週間分しか残していなかったそうです。
ということは、誰が接続してどういう作業を行ったか、記録はないということですね。
しかも当初132人と説明していたアクセス可能な人数は、実は人数ではなくアカウント数だったとか。
これでは、仮にログが残っていても、特定個人のアクセスだとは解析できないわけで…。

で、お詫びとして500円の商品券を配るそうです。
全額40億と聞けばそれなりの額ですが、個人情報を売られた(とはまだはっきりとは言えませんが)見返りが500円というのは、あまりに安いような。
たとえば別のプロバイダに乗り返る場合、回線工事費が数千円かかるわけですから、最低弁償額はそのあたりの金額にすべきではないかと思うのですが。

2004/02/27

オウム・松本被告に死刑判決、弁護団が控訴
長すぎた裁判、謝罪の言葉も無し…思い交錯
松本被告、判決言い渡しにも無反応 ニヤニヤ、フンフン

やっと…という言葉しか出てきません。
ある意味、もう9年も経つのかとも思いますが、特に直接の被害者・遺族にとっては、この9年はあまりに長過ぎました。

13事件全てについて松本被告の指示・命令を認定したそうですが、果たして13事件全てを認定するまで待つ必要があったのか、と思います。
サリンだけでも十分死刑判決に値します。

裁判に費やされた金額は40億と聞いています。
もちろん全て税金でしょう。
せめてその金額は、被害者や遺族のために使って欲しかったと思います

2004/02/27

オランダ軍の10倍価格提示 陸自宿営地 賃貸交渉にイスラム法の軛

自衛隊がイラクのキャンプ設営地の借地価格でもめてる件ですが、どうもずいぶん面倒な話のようです。
単に価格の折り合いがつかないだけの話であれば、数万円多く払ったところで別にいいのでは、と思っていたのですが、そういうわけにもいかないのだと。

相場より高く払えば、今度はイスラムの聖典コーランに背信していることになりかねないのだそうです。
不当な利益や暴利は、禁止されているだけでなく、宗教的な背信行為なんですね。

そうなると、儲けた地主は一時的に喜んでも、また内紛の芽になり、それを助長した自衛隊にも「コーランに背く敵・異教徒」というレッテルを貼られるのだと。

となると、そもそも最初の交渉が間違っていたことになります。
相場の金額を提示してくれる相手を選ぶこと。
ここに時間をかけなかったことが、今の泥沼状態を招いたということでしょうか。

実際、交渉が決裂するようなら無料で土地を貸すと言ってくれてる人もいるのだそうです。
かといって、部族の中での上下関係を無視して交渉するわけにもいかず…。
なんとも面倒な国ですねぇ。

2004/02/26

1万円札2800枚、回収古紙の中から発見 埼玉・草加
2800万円、埼玉県草加市が所有権主張 警察は困惑
現金拾得:古紙回収業者が所有権放棄の手続き 埼玉・草加

草加市で回収古紙(って要するに資源ゴミですが)の中から2,800万が出てきた事件がありましたが、これを見つけた回収業者が警察に届けたまでは、まぁ普通のニュースでした。
しかし、その後、次第に迷走してきています。

まず草加市が、その所有権を主張。
回収業者が市の指定業者でなかったことから、「古紙として捨てられた以上、所有権は市にある」と。
さらに、無断で回収行為を行ったことを告訴する可能性をほのめかしたようです。

最初は拾った回収業者の男性も所有権を主張していたようですが、結局「お礼が欲しいわけじゃない」と権利を放棄。
「落とし主が見つかり報労金が出たら、交通遺児に寄付してほしい」と話し、その手続きを行いました。
なんでも報道があって以来、「一部の報道機関が自宅に押し掛けてきた」のでうんざりした様です。

こうした状況から、草加市には「善意でお金を届けたのに、市はせこいことをするな」「善意の正直者を告訴する気か」といった批判の電話やメールが320件以上寄せられたとのこと。
草加市に同意する意見も寄せられたそうですが、12件というから、たかがしれています。

実際のところ、正直に届けたことを、まずは評価すべきだと思うのです。
「古紙として捨てられた以上、所有権は市にある」は、法としては分からないではありませんが、そもそも本当に捨てる意思をもって捨てたものとも思えません。
間違って捨てられたか、犯罪にからんだいわくのある金なのか、いずれにしても、本来の持ち主以外が所有権を声高に主唱すべきではないでしょう。

私は、寄付という選択をされた回収業者の方は、実に賢明だと思います。

2004/02/26

ヤフーBB情報流出 加害者はだれ 売られるアドレス 追いつかぬ危機管理
流出時の接続履歴、サーバーに保存 ヤフーBB顧客情報

前者はYahooBBの顧客情報漏洩に関する解説記事です。
バックグラウンドも含め、分かりやすく解説されていると思いましたので、紹介しておきます。
気になっている人は読みましょう。

もう一つの記事には「昨年までは3〜4人のグループで一つのパスワードを使う方法も一部で採られていたうえ、他人のパスワードを借りて接続することも可能」という記述が…。
本当だとしたら、ずいぶんずさんな管理です。

2004/02/24

ヤフーBB加入者情報、海外ルートで流出か
ヤフーBB、470万人分情報流出…恐喝未遂で男逮捕

正直なところ、予想していた事件が起きた、という印象です。
YahooBBでは、YahooBBのモデムレンタルの管理を海外の子会社に移動するなど、資金調達優先の強引な展開をしていましたから、そうしたずさんなやりかたでは、いつかは個人情報の流出があるだろう、という気がしていました。

もっとも、これほど大量の流出を予想していたわけでもありませんし、私が考えていたルートからの流出かどうかも、今の時点では分かりません。

幸いにもクレジットカード番号までは流出していない様子ですが、「氏名、住所、電話番号、申込日、電子メールアドレス」が「470万人分」というのは恐ろしい数です。
なんと、日本人27人のうち1人が被害者、という計算になります。
「中途解約した顧客の情報なども含まれている」可能性が高いそうですし、名簿には重複もあるのかもしれません。

いずれにせよ、史上最大の個人情報流出事故であることは間違い無さそうです。
問題は、このデータのコピーが、押収されたDVD以外にも存在するかです。別ルートでも流れた可能性が高いでしょうし、仮にそうであれば、流出データの回収は不可能でしょう。
逮捕された容疑者だけでなく、YahooBBの管理責任も重いと思います。

2004/02/24

「ブッシュ政権は科学研究を歪曲」科学者団体が批判

表題通りの内容ですが、もちろんブッシュ政権の立場(ジョン・マーバーガー大統領補佐官(科学技術担当))では、批判した人達の意見こそが「偏向した内容」なのだそうです。

しかし、この声明を出した科学者団体にはノーベル賞受賞者20人が含まれるそうですから、それなりの重みをもって耳を傾けるべきでしょう。

記事には「科学者たちは、現政権から不当な影響を受けたと思われる、さまざまな政策問題を列挙した。たとえば、気候変動、水銀排出量、生殖に関する保健の問題、子どもの鉛中毒、職場の安全性、核兵器などに関する事項だ。」とあります。

また、鉛中毒の規制を強化する計画をしていた矢先に「米保健社会福祉省(HHS)のトミー・トンプソン長官が勧告を拒否し、委員会のメンバーのうち2人を、鉛業界とつながりのある人物にすげ替えた」とも書かれています。

ブッシュ政権が特定の産業や軍事企業とつながっていることは、これまで何度も指摘されてきていますが、そうした特定の企業を優先するために客観的な科学的事実を曲げようとしている…。

私には、イラク戦争もこの流れに乗っているように思えてなりません。

2004/02/23

薬害エイズの安部被告公判、心神喪失で停止決定

『「官・業・医」の複合過失と言われ、500人を超える死者を出した空前の薬害事件』ですが、安部被告の痴呆により、とうとう裁判停止となってしまいました。

エイズ患者の大半が血友病患者であり、非加熱製剤からの感染というのは、日本特有の状況と言ってもよく、それだけに患者にとって、この裁判の停止は無念でしょう。

今、TVでは「白い巨塔」が注目を浴びています。
医療とは何か。医者の責任とは何なのか。
答えは決して単純ではありません。
白い巨塔の唐沢寿明と江口洋介。
江口を正義、唐沢を悪と言い切れるほど単純な話ではないからこそ、このドラマには重さがあります。

唐沢扮する財前医師は、患者を医療ミスで殺し、それを隠蔽してしまいます。しかし同時に、彼の夢は「世界最高の医療施設を作り上げること」でもあるのです。

財前と安部を比べる気はありません。
けれど、医師が一般人の感覚を維持することの困難さは、このドラマからも十分理解できます。
慢心に陥ることなく、神の領分を手中にすること。
医者に人格を求められるのは、その精神的なバランスが大変難しいからでしょう。
この難しさを放棄してしまった医者が多いことも…おそらくは事実です。大変残念なことですが。

2004/02/21

ロボットが商店街で買い物 福岡市で全国初、公道実験
福岡の商店街でロボットが買い物?特区認定受け実験へ

見出し通りの記事ですが、写真がとてもいいです。
ロボットが普通の市街を歩く時代が、やっと(実験的レベルとはいえ)やってきました。
確かにパビリオンや映画で見る姿とは異なりますね。

ほんの数年前、ホンダやソニーのロボットが歩くCM映像がありましたが、あのときも同様な、わくわくした気持ちを楽しめました。
福岡に行けば、これを自分の目で見られるんですよ!
これが日本のあちこちでも「当然」の光景になるのでしょうか?
介護ロボットが実用化されるには、はたしてあと何年かかるのでしょうね。

2004/02/21

“プロセッサパワーにおなかいっぱい”の声に回答するゲルシンガー氏(1/2)
“プロセッサパワーにおなかいっぱい”の声に回答するゲルシンガー氏(2/2)

「パソコンがこれ以上速くなっても、あまり意味が無いのではないか?」という疑問があります。
しかし同様の疑問は過去に何度も行われたことであり、少なくとも1年ほど前までは、速度の改善により可能になったことが、現実にいくつかありました。

最近の例であれば、たとえば「リアルな3Dアニメーションの表示」がそれです。
これによってネット参加型のリアルなゲームが可能となりました。

同様の「新しく可能になること」が今後も待ち受けている…したがってパソコンのスピードの追求は今後も必要なのだ…という論旨の記事がこれです。
しかし私はこの記事を読んでも、より速いパソコンがそれほど必要とは思えませんでした。

私はCPUのスピードが1GHzあれば、一般の人がパソコンを使うにあたって、特に困ることはないと考えています。
今新品で売られているパソコンは、どれも1.6GHzから2.8GHzですから、どれを買っても、少なくともCPUのスピードにおいては問題はないということです。

記事では、「新しく可能になること」がいくつか例示されていますが、どの例も個人ユーザーにとっては、たいして興味が持てるものではありません。
むしろ同じスピードのままで構わないので、騒音や発熱を減らす方向に新化してほしいと思うのです。

むろん、CPU以外の(つまり速度以外の)部分での「コンピュータの進化」は、今後も楽しみにしたいのです。
より簡単に使えること、より高度な使い方ができること。
こうした必然の中で「より速いスピード」が必要となる面はあるでしょう。
人の話し言葉を理解する、人のサポートを行える。
こういう進化は、確かにより高速なCPUが求められます。

けれど、それは今あるパソコンとは、次元が異なるものです。
たとえばロボットです。自立する機械となれば、求められるスペックは格段と膨れ上がります。
けれど、その差はあまりに大きく、パソコンという枠の話を超えています。

今あるパソコンとしての使い方では、一般の個人に、これより速いCPUは不要でしょう。
WindowsやMac、Linuxというような「OS」を使う世界においては、これ以上のスピードは、お金がかかるだけで、当面、ユーザーはそれに見合った利益を得ることができない…私はそう思います。
そしてこの記事を読んだ今も、この考えは変わりませんでした。

2004/02/20

攻撃予測事態でも米軍に弾薬提供 有事ACSA全容判明
憲法前文に「伝統」「愛国心」を 自民党PTが論点整理

恐ろしい時代になりつつあるのではないか。
私は今日の新聞を見て恐怖に襲われた。
おおげさに話しているつもりはない。

最初のニュースは、有事法に「自衛隊と米軍の協力について、(1)武力攻撃事態や予測事態の際に、弾薬を含む物品・役務をお互いに提供できるようにする(2)国際貢献や大規模災害救援でもACSAを適用する」というもの。

これはこう言い換えることができる。
「これまでは敵が攻撃を行わない限り、自衛隊が銃を持つことはなかった。しかしこれからは、敵がいると思われる場所であれば銃を持つことができる」

敵の攻撃は、基本的には客観的事実を問えるだろう。しかし「予測」は主観的な情報でしかない。相手に攻撃の意図がなくても、誰かがその可能性があると思えば、弾薬をアメリカに提供できるのだ。
アメリカに弾薬を提供すれば、それは支援軍と見なされるのは当然だろう。戦争というものは、正面の相手を切り崩すだけのものではない。補給部隊を叩くことは、戦争において当然の作戦だ。

だとすれば、こういうことになる。
「あの国は戦争を起こそうとしている」とアメリカが言った瞬間に、日本はその補給部隊となり、敵に狙われるのである。
これは決して大げさな話ではないと思う。

もう一つは「愛国心」を憲法に盛り込もうという話。

私は愛国心を持てる国であってほしいと常に思っているが、しかし同時に、国が国民に愛国心を強制するのは、愚かで恥知らずな行為だと思う。

国に限る話ではない。
愛情を強制する行為は、どのような場面であろうとあってはならないものだと思う。
愛情は、自然に生まれるべきものであって、誰かに強制されるものではない。
人の心は、何物にも束縛されるべきではない。

私はこういうことを、ごく当たり前なことだと思っているが、どうやらそう考えない人も少なくないらしい。
そのような世の中になっていくことは、私にとって大変恐ろしいことなのだ。

「君が代」や「日の丸」の問題も同様だと私は思う。
歌いたい人は歌えばいい。歌いたくない人に強制してなんになろう。
日本が本当に素晴らしい国であれば、誰もが素直に歌えるようになるはずだ。
しかし、そこに疑問があるから、素直に歌えない人もいる。
たとえば、戦争で愛するものを失った人が、君が代を歌いたくないと言ったとき、私はそれを理不尽だとは思えない。

疑問を解消することなしに歌えと強制すれば、余計に嫌な歌になろう。
嫌いな音楽を聴け、歌えと強制することは、拷問に等しい。
それを義務というのは、言葉のすり替えだろう。

日本は戦争に巻き込まれようとしているし、それもアメリカの補給軍となろうとしている。
愛国心を強制される国になろうとしている。
私はこのどちらもが、とても危険なことだと思えて仕方が無い。

2004/02/19

日本大使館がHPに「東海」 ソウル 「日本海」呼称論争で態
「日本海」表記で謝罪 韓国科学技術省

日本海(東海)をどう呼ぶべきか、韓国と日本は随分ともめていますが、お互い「ウチの主張が正しい!」と譲らないわりに、一皮剥けばお互い、案外、確固とした信念をもって主張しているわけでもないのかもしれません。
日本人にしてみれば、「日本の西にある東海」は違和感がありすぎるし、韓国人にしてみれば「自国の海岸が日本の一部のよう」でプライドが許さない…というか、戦争の屈辱を思い出すようで嫌なのでしょう。

2004/02/14

「牛肉の安全は全頭検査しかない」BSE発見学者
米のBSE検査担当、全頭検査を否定…読売と会見
国産牛肉の輸出再開、農水省が米に逆提案へ

BSEに関して、全頭検査をすべきかどうか、国際的にも意見が分かれています。
全頭検査を行っている国は、日本以外見当たらないのが現状と言ってよく、アメリカではむしろ「全頭検査には科学的根拠がない」という意見の方が強い様子。

そんな中、BSE病原体「異常プリオン」を発見し、1997年にノーベル生理学・医学賞を受賞したスタンリー・プルシナー米カリフォルニア大教授が、「全頭検査を行うべき」という発言を行っていたそうです。

「日本が行っているような牛の全頭検査のみが、牛肉の安全性を確保し、消費者の信頼を回復することになる」
「米国がなぜ、全頭検査の採用に消極的なのか理解できない」

この発言がいつのものなのか、この記事でははっきりしませんが、おそらく最近の発言なのでしょう。
この発言によってアメリカのBSE対策の方針が変わればいいのですが…。

一方日本は、アメリカに対し、日本産牛肉のアメリカ輸出を再開したいと提案したようですが、この提案は、量的にバランスの取れない内容を、あたかも交換条件とみなされてしまう可能性もあり、タイミングとしてはいま一つ微妙な気がします。

2004/02/13

「独島の有人化は事実上不可能」

日本なのか韓国なのかよく分からない竹島(独島)ですが、とても美しい島であることは確かですね。
この記事にある写真は、その独特な美しさをしっかり表現してくれています。
いっそ両国共通の島としてお互いに認定し、両国の絆のシンボルにする…なんてことはできないのでしょうか。

海域問題、資源問題などを考えれば「できない」と言うのは簡単ですし、当たり前な反応でしょう。
しかし、平和裏に解決できる方法としては、そういう方法しか、残されていない気もするのです。

2004/02/13

1枚数百円の1Gバイトメモリが実用化へ NTT、新プラスチックメモリの試作に成功
NTT、切手サイズで容量1GBのプラスチック媒体「インフォ・マイカ」を開発−1枚200〜300円。音楽・映像の記録メディアとしても展開

1Gというと、CDの約1.5倍、DVDの約5分の1の容量ですが、このサイズの情報量を切手サイズに入れることができ、その製造コストはわずか数百円というのですから、これはかなり画期的です。
デジカメ用のメモリで1Gと言えば、売価が数万もするのですから。

もっとも、デジカメ用のメモリと価格を比べるのはアンフェアです。デジカメ用のメモリは何度も繰り返し書き込みができますから。
こちらはCDや映画のDVDのように、完全にデータを固定して使うものです。

もしこのメモリが一般化すれば、CDは本当に消えていく可能性があります。
レコードからCDに変わった時、ずいぶんコンパクトになったと感じましたが、今度は切手サイズにCDがまるまる収まるのですから、商品化されたとき、かなりのインパクトになるでしょう。

ちなみに現在、CDの製造コストは1枚あたり40円から80円程度です。
(もちろんデータを作成するコストは含まれません。)
だからこそ雑誌にも簡単に付録として付けられるわけです。
対してインフォ・マイカなるメモリの量産時コストは「100円から200円」ですから、CDに比べれば確かに少々割高です。
けれど、このコンパクトさは大きな武器ですし、近い将来DVD並の容量も可能になりそうですから、そこまで進んだとき、CD-ROMもDVD-ROMも過去の遺物となっていくのかもしれません。

2004/02/10

BSE牛、米が調査打ち切り…“疑惑牛”追跡不完全
米国産牛肉の輸入再開、全頭検査が必要・農相
米BSE:全頭検査守らず、輸入再開は無理 小泉首相

BSEに関して、アメリカと日本の温度差がずいぶんあるな、と思います。
なんてアメリカはのんきなんだろう…。
なんとなくそう思えるのですが、実はそう単純な話でもありません。

日本でBSEが最初に生じたとき、アメリカは日本産の牛肉を輸入禁止にしており、3年経過した今も、未だ解禁されていないんですから。

つまり、危機感の違いが現れているのではなく、短にアメリカは、アメリカ経済中心の判断に終始しているということでしょう。

個人的には、命を脅かすリスクを承知してまで、安い肉を買う気にはなりません。
BSEにせよ、鳥インフルエンザにせよ、これ以上拡散しないよう、本当に十分な管理が行われなくてはならない…そう思います。

2004/02/10

2月9日昼から10日午前2時まで、閉園していました。

閉園というか、ADSLとモデムを替えたら、ADSLに接続できなくなって焦りました。
あれこれモデムの設定を(NTTさんに説明を聞いて)いじったあげく、つながるようにはなったのですが、今度はサーバが公開できない状態になってしまい、更に半日右往左往することに。

最初ADSLモデムの挙動がおかしかったので、てっきりそのせいだと思い、同じADSLモデムでサーバを公開しているものと設定を比べてみたものの、どうもそれらしいところもない。
それでも念の為、一度設定を消して、最初から設定しなおしてみて、それでもダメ。
うーん、なんでだーと困り果てて、サーバーそのものの設定を見直して…。

初歩的なミスでした。
サーバのIPは設定しなおしていたものの、ネットワークゲートウェイのIPを変更するのを忘れていました。
こんなので半日も無駄に時間を使ってしまったかと思うと情けないですが。

ともあれ復帰です。
この間にアクセスして「あれ?また落ちたか?」と思った方々、どうもすみませんでした。
(′_`)とほほ
2004年2月10日
21世紀の公園で・管理人(ちゅん)

2004/02/08

イラク:テロ情報で大使館員全員を退避 政府

実際にテロが起きて欲しいとは思いません。
しかし日本人へのテロが現実に起きたとき、世論はどう傾くのか、私は気になります。

日本人の被害が出ることは、イラクへの自衛隊派遣の、後押しにも、壁にも、なってはならないと思います。
けれど、少なくとも「もう始まったことをどうこう言っても仕方がない」といった消極的な容認者は減るでしょう。
行うべきなのか、今がその時期なのか、何のためにやるのか。
国会はそれをもっと明確にし、説得力のある議論を行うべきです。
数を頼みにした押し切りは、とても民主主義国の国会とは思えませんでした。

2004/02/08

51%が英首相辞任を要求、イラク大量破壊兵器情報で

イギリスは伝統的に、政治家への批判が強い国です。
イラク戦争は正しかったのか、意図的に歪められた情報がなかったのか、イギリス人はかなり辛らつな目で政権を眺めているようです。

2004/02/08

雪印の牛肉偽装公表した西宮冷蔵、カンパで営業再開へ

個人的に嬉しいニュースです。

「犯罪を公表したのに廃業を迫られたのはおかしい」

私もそう思います。
牛肉偽装を公表した「西宮冷蔵」にカンパが800万円集まり、なんとか営業再開の目処だけはついたとのこと。
しかし「同社の負債はなお約13億円ある」そうで、苦難の道が続きそうです。
正しいことを行った者がむくわれる世の中になってほしいものだと思います。

2004/02/08

音楽CD逆輸入 対応へ著作権法改正作業大詰め 規制求める音楽業界に消費者団体が反発
輸入盤を「非合法化」する著作権法改正

日本の音楽を海外で販売する場合、日本の定価の数分の一の値段になることが通常です。なにせ日本のCDは高いですから。
そこで安い国で買ってきた日本製音楽CDを逆輸入すれば、その差額によって利益を得ることができる…ので、これを阻止するための立法を音楽業界が求めているのですが。

音楽関係8団体では「こうした音楽CDが還流した場合、日本の音楽産業は壊滅的な打撃を受ける。積極的な国際展開を行うためにも、放置できない」と主張しています。

でも、どっちみち音楽配信はCDがメインではなく、インターネットがメインになりますよ。
法で規制しても、規制効果は数年がいいところでしょう。
それに加え、日本のCDは再販制度によって「定価」が守られている点も考えねばなりません。
アメリカなんて、売れなくなったCDはどんどん価格を下げますよ。

CDの価格が高額なまま放置されている現状は、既に流通が歪んでいるのだと私は思います。
歪んだ流通を歪めたまま守ることに意味があるとは、私には思えませんね。
規制を行うなら、せめて再販制度を止めてからじゃないでしょうか。

2004/02/08

鉄の家「スチールハウス」が浸透 コンビニ向け販売強化

読んでてアレ?と思ったので書き込み。

「柱や梁(はり)に鉄を使うスチールハウス」
「スチールハウスは厚さ1〜1.6ミリの鋼板を使用」

この記事だけ読むと、「柱や梁に厚さ1〜1.6ミリの鋼板を使う」と読めるのですが、そんなことはないですよね?
そんな柱だったら怖くて仕方ないのですが。

おそらくは、通常の柱や梁をなくした代わりに、壁そのものを厚さ1.5ミリ程度の鋼板で作ることで、建物全体の剛性を強化している、という意味なんでしょう。
違うかな?

2004/02/07

民主幹事長「議員年金、非常におかしな制度」

議員年金の異常な高さは、前々から気になっていたところです。
やっと議員サン自ら「おかしな制度」と言い出してくれました。
廃止とまではいかなくとも、せめて一般の公的年金程度まで落とすべきでしょう。

2004/02/07

「ブッシュ大統領は脱走兵」民主党が攻撃
おい、ブッシュ、世界を返せ!

ちなみに、海の向こうでも矮小なリーク攻撃が始まっている様子。
リークされた方はもちろんカッコ悪いですが、リークしている方もどうかと思いますね。

ただ、この火付け役の映画監督のマイケル・ムーア氏は、ブッシュ大統領を、そしてイラク戦争を痛烈に批判していることでも有名です。
彼の著作の「おい、ブッシュ、世界を返せ!」は、本屋さんで見つけたら、ぜひ立ち読みしてみてください。
どこまで本当の話なのかは知りませんが、本当に凄い裏話が山のように並んでいて、ブッシュ政権の異常さが恐ろしくなること間違いなしです。
仮に冗談で書いた本だとしても、ハリウッド映画並に楽しめることだけは間違いありません。

2004/02/07

「政治学、履修した」 留学歴疑惑で安倍幹事長が談話
小泉首相:夕刊紙の学歴疑惑報道を否定
民主・菅代表が代表質問で事実誤認 一部削除申し入れ

民主党・古賀氏の学歴詐称問題から、自民党・安部幹事長に飛び火、さらには小泉首相へも飛び火しそうな気配です。

この際だから、議員全員の学歴を全部調査してはっきりさせた方がいいのかもしれませんが、そう思う一方で、どうも政治の戦いというにはあまりにチンケな話になっているように感じて仕方ない。
こういう、相手を引きずり落とすような情けない戦いになってしまうのは、ある意味、今の政治家の志の低さを象徴しているのかもしれません。

そういえば、これはある人から聞いた話。
「古賀氏は今回、山崎氏と戦ったが、元々は山崎氏と同じく自民党出身。それが自由党を経由して民主党になった。今回の学歴詐称問題は、落選した山崎氏陣営の誰かが腹いせに、元々知っていた情報をマスコミにリークしたものではないか…」

山崎氏への援護射撃として出した話であれば、自民党がこぞって攻撃に回ったのも分かるし、その火が自民党に燃え移ったのも皮肉とはいえ自業自得ということかも。
嘘か本当かは分かりませんが、話としては確かに面白いです。

かつて「わしゃ小学校しか出ておらん」と堂々と公言していた政治家の方もいらっしゃいました。
比較しても詮無きことですが、今にして思えば実にかっこよかったのかもしれません。

2004/02/06

「オナ中」とは?「若者言葉事典」でイミプー解消 愛知の女子大教授が最新の言葉300語まとめ

いわゆる流行り言葉、もしくは若者言葉ってやつですが、僕ら「おじさん」でもつい使ってみたくなりそうな単語もいくつか。

【あゆみ】人気歌手のようにワガママな状態
【オペった】美容整形手術をしたこと
【プチプラ】値段が安いこと(プチプライスの略とか)
【プリン】伸びた黒い地毛と染めた茶髪の部分がはっきりわかれてプリンのような状態
【ユニクローゼ】ユニクロの服ばかりを着ている人
【パケ死】携帯電話のパケット通信費がかさみ、支払額の多さにめまいがするような状態
【イミプー】意味がわからないこと

パケ死とイミプーは知ってましたけど、プリンやユニクローゼは笑えますね。(^^)

2004/02/05

日本の食料供給に消費者4割、生産者6割が大きな不安
自給率4割、9割超の国民が食料供給に不安 農水省調査

これ、ずいぶんと難しい問題だと思います。
海外からの食料輸入は、食費が安くなるというメリットがあると同時に、海外からの貿易圧力の結果でもありました。
以前から、自給率4割というのは少な過ぎるのではないかという指摘はあったのです。
しかし、工業製品の輸出高が多い日本にとって、その輸出の見返りとして農作物を輸入して、外圧を和らげる必要があったので、自給率が低くなることは、そのしわ寄せであり、政府としては仕方がない部分であったわけです。

いざこうして輸入食料に頼れない状況となれば、当然自給率を上げるべきだという話になるわけですが、自給率を上げるのは、そうそう簡単なことではありません。
日本の農業は、たとえばビニールハウスがいい例ですが、莫大なエネルギーコストをかけて収益率を上げているので、自給率を上げるには、更なる石油類の輸入が必要となってきます。
表面的には食料の供給率が上がっても、なんのことはない、輸入に頼っている形は同じなわけです。
畜産にしても、飼料は輸入に頼っているので事情は同じ。
煎じ詰めれば、狭い国土に過密な人口、加工貿易に特化していったこと自体に問題の根があるわけです。

むしろ欧米化した肉食中心の食事を改めていくほうが、解決には近道なのかもしれませんが、それも…やはり難しいでしょうねぇ…。

2004/02/04

ユタ州下院が米国政府に国連脱退検討要請

「米国が世界でも最大の国連分担金を負担しているのに、国連加盟国の多くが米国に友好的ではない」
ならば国連なんかやめちまえ!
って話がアメリカ・ユタ州下院議会で採択されたそうです。
自称「自由世界の指導者」にしてはチンケなこと言ってますね。やれやれ。

2004/02/04

東証大引け・3日続落し1万500円割れ
東証全面安、日経平均終値1万500円割れ
平均株価続落、終値1か月ぶり1万500円割れ

株価がまた下がり始めています。
と言っても、どれぐらい深刻な状態なのか、はっきりしません。

年末から年始にかけて上がり続けていましたが、そのまま上がり続けるとは思えませんでした。
景気は底打ちした感じが確かにありますが、イラクの状況が不鮮明なまま安定上昇し続けるはずもないからです。

今の小泉政権はブッシュべったりなだけに、政局がどう動くか分からない感じもありますし、円高(と言うよりドル安)が輸出業への足かせになるという見方も強いです。
しばらく上がったり下がったりしながら、次の上昇ステージを待つことになるのか、それとも2月から3月、一度ある程度落ちた上で、再度上昇に移行するのか。

最悪のシナリオは、イラク戦争にブッシュの利権が絡んでいる等の疑惑が上昇してきて、アメリカにとってイラクが丸々負債化する可能性です。
今のままなら、あれこれ疑惑は発生するにせよ、アメリカはイラク復興や石油から大きな利益を得られるでしょう。
しかし、もしそこまで大きな話になってきたら、アメリカは改めて世界のリーダーシップたりえるのかを問われることになります。
政局だけでなく、経済界も巻き込んだ混乱になる可能性があります。

まぁ、そこまでの混乱になる可能性は低いですが、株に興味がある人は、そこまで含めて慎重になっておくべきだろうと思います。

2004/02/04

米国務長官、発言を修正…イラク開戦の正当性を強調

パウエル米国務長官は「(大量破壊兵器保有の)意思と能力を有していたのは明らかだ。他のどんな状況でも(それを放置できないことに)我々全員が合意したろう」と発言を修正しました。
立場上、「イラク戦争開戦は正しかった」と言い続けるしかないと、改めて思い直したのかもしれません。
なんにせよ、大量破壊兵器が出てこないことに難渋しているのは確かのようです。

2004/02/04

Win 98サポート延長、MSの動機は“動かない顧客”にあり?

先日発表されたWindows98のサポート延長に、思わず胸をなでおろした私ですが、マイクロソフト社が何故いきなり延長したのか、という解説記事がこれです。

要するに「Windows98のサポート終了をあれだけ宣伝しても、それでもXPに移行しないユーザーが予想以上に多かった。もし彼らがLinuxを選び始めたら、マイクロソフトはOSの独占状態状態から遠ざかる可能性が高い」ということですね。

ただ記事は、このために、マイクロソフト社以外のソフト開発現場も、Windows98を切り捨てにくくなった、と指摘しています。
これにより、新しいソフトの開発コストが増え、それは結局、ユーザー全体の損害になるのではないかと。

しかしこの心配は杞憂だと思います。
新しいソフトを積極的に買う人は、そもそも古いパソコンを使い続ける人ではないはずです。
古いOSのユーザーが生き残っていることは、新しいソフトの売上げにとって、もともと大きな意味を持ちません。
サポート範囲に古いOSを含めるべきかどうかの判断基準は、今回のサポート延長があったとしても、なかったとしても、ほとんど変わりないはずです。
サポートが大切だと思っているメーカーなら、マイクロソフトの判断とは関係なく続けるでしょうし、サポートという経費を削りたいメーカーなら、とっくにXPに絞っているでしょう。
確かにメーカーのコストに影響はするでしょうが、その影響は案外小さいものだと思います。

2004/02/04

米国務長官、開戦根拠のゆらぎに苦渋…米紙報道
大量破壊兵器ないと知ってれば異なる判断も 米国務長官
米国務長官:イラク大量破壊兵器問題の本音は…

パウエル米国務長官の歯切れが悪くなっています。
「歴史は最終的にイラク戦争が正しかったことを証明するだろう」と結びつつも、「イラクに大備蓄量破壊兵器がないと知っていれば、政治判断は変わったかもしれない」とも。(意訳ですが。)

正しかったと証明できるかどうか分からない戦争…現時点では正しかったとは証明できていない戦争をした、とだけは認めたことになりますね。

2004/02/02

イラク北部のクルド人拠点で自爆テロ、死者100人超か
クルド人政党事務所で2件の自爆テロ、57人死亡
イラク:クルド人自治区で自爆テロ 100人以上死亡か

イラクで、またデカイ自爆テロが起きています。
2つのクルド人政党事務所で、ほぼ同時に起きただけに、計画的なものであることははっきりしています。

派遣した自衛隊の今後の安否うんぬんを言う前に、まず明確にしていかねばならないことが3つあると思います。

まず、こういう状態がいつまで続くのか、ということ。
次が、誰がどういうことをすれば、こうしたテロが減るのか、ということ。
そして、何故こういう事態になってしまったのか。あるいは、誰がこういう事態を呼び起こしてしまったのか。

「何故こういう事態になってしまったのか」が分からない限り、どういう対処を行えばいいのかも明確化できないと思います。

頭痛を止めるのに、頭痛薬を投与すればいいというのは、根本的な対策にはなりえません。
頭痛の起きた理由を解明しなくては、対処療法しかできません。
それは症状を抑えるだけで、必ずしも回復にはつながらないのです。
自衛隊の派遣は、対処療法でしかありません。

テロを起こしている人達は、何にイラだっているのか。
それを推測し、理解し、攻撃を止めさせるために、対話に持ち込まなくてはいけないはずなのに、それをきちんと行おうという外交官も政治家も見当たないように感じるのです。
マスコミもそうした解説がうまくできないままでいるように感じます。

おそらくその理由は、テロに付き物の「犯行声明」が出てこないからでしょう。
彼らは「今更声明を出しても仕方がない」と考えているのでしょうか。
それとも出した声明が、どこかで握り潰されているのでしょうか。
前者であれば、そこまで追い詰めたこと自体が間違いだったと思いますし、後者であれば、この戦争にはあまりにも秘密が多過ぎると思います。

2004/02/01

<女性天皇>衆院憲法調査会が容認の方向

男女の平等という視点から見ても、歴代の天皇に女性が何人もいたことから見ても、「女だから天皇になれない」は変でしょう。
ですから私も、女性の天皇が生まれても構わないと思います。

ただ私には、それ以前に、ずっと気になっていることがあります。
こう言うと怒り出しそうな人も少なくないだろうとも思うのですが…。
それは、「天皇は差別されていないのだろうか?」ということです。

たとえば日本人の成人には、通常、選挙権が与えられますが、天皇は天皇であるというだけの理由によって、選挙権を与えられません。
生まれたときから常に行動を監視され、マスコミにさらされ、プライベートな自由を大きく制限され続けます。
これは差別、あるいは人権の侵害ではないのでしょうか?

天皇という存在を、日本人の多くは当たり前のものだと思っていますし、おそらくは(意識的にせよ、無意識ににせよ)尊敬したり崇拝したりもしています。
でも、私は天皇という存在が、可哀想に思えてならないときがあるのです。
こんなことを考える人は、おそらく本当に少数なのでしょう。

私は、人が自由であることを、最も尊重したいと思っています。
自由のない、選択肢の存在しない生活は、私にとって耐えられないものの一つです。
だから余計に、そう感じてしまうのでしょうか。

2004/02/01

雑種クワガタに2代目 繁殖力確認、外国産野生化の恐れ

ブラックバスだの、西洋タンポポだの、日本に侵入するやいなや、在来種の生物を駆逐していった例は過去に山のようにたくさんありますが、どうやらクワガタも外国産によって在来種が駆逐されそうな様子です。

ペットを輸入するなとまでは言いませんが、せめてペットを金を出して買う人間のモラルは、もっと高めるべきでしょう。
安易に子供に動物や昆虫を買い与える前に、ペットに対する責任をきちんと話しましょう。
全てそこから始まるのだと思います。
また政府も、輸入の認可は、もっと慎重にすべきだったのかもしれません。

それにしても、これは完璧に蛇足ですが…。
この記事に載ってるクワガタの写真ですが、妙に踊ってるんだか酔っ払ってるんだか、という足取りなのがなんとも。(^▽^;;

2004/02/01

東京で最も晴れやすいのは1月6日 120年の天気分析
気象庁ホームページ

80歳になる気象庁元予報官の佐藤忠夫さんが、ほとんど手作業で、120年間分の天気を集計・分析なさったそうです。
素晴らしい!!

これまで、気象庁のデータとしても、過去の集計・分析は30年分まで。
これが一期に、その4倍になったわけですから、個人が(しかもこう言ってはなんですが、お年寄りが)やった業績としては、最高に素晴らしいものの一つだろうと思います。

◇晴れが多い日
  1月 6日〈晴天率81.6%〉
  1月20日〈同80.0%〉
  1月 3日〈同77.5%〉
  1月 9日〈同77.5%〉
 12月15日〈同77.5%〉
 12月21日〈同77.5%〉
 12月30日〈同77.5%〉

◇雨が多い日
  6月26日〈雨天率51.7%〉
  6月28日〈同51.7%〉
  9月15日〈同50.0%〉

データの詳細は「近く、同庁のホームページに掲載される」ということですが、とりあえず現時点では、気象庁のホームページには何も記載がありませんね。
いっそ気象庁じゃなく、佐藤忠夫さん個人のホームページで公開されたらいいのに!
なんて思ってしまいました。
そしたらますますかっこいいよねぇ。いや、マジで。

2004/02/01

NTTの固定電話契約件数、10年前の水準に

NTTの固定電話の契約件数が、5100万前後まで減っているそうです。

契約件数のピークは1996年度末の6150万件。
当時は携帯電話のターゲットがビジネスマンから個人へと本格的な移行をしはじめた頃で、インターネットもまだ一般的とは言えませんでした。
それでもパソコン通信やFAXといった使い方の需要は多く、ISDNによる固定電話通信がとても便利に思えた記憶があります。

そう。当時はまだADSLなんて存在すらしなかったし、むしろNTTは(その後、ADSLが登場した時点でも)ADSLを否定していたんですよね。

ISDNっていうのは、日本が世界でもいち早く始めた、デジタルタイプの電話方式なんです。
NTTとしては、ISDNの次は、デジタル化を更に進めた光ファイバーだったわけですが、ところが光化が本格的に開始される直前にADSLが上陸しちゃった。

ADSLはアナログの電話回線を使った技術だったんで、いくら安上がりで高速通信が可能な技術であっても、NTTとしては既にあるデジタル化の方針からしてみると「後退」に見えてしまう面もあって、とにかくADSL方式は見なかったことにしよう…という感じがかなり露骨に漂っていました。
しかし、NTTがやらないADSL化を民間で進めよう、という企業がいくつか出てきて、結局はNTTもADSLを無視できなくなった…という歴史があります。

それにしても、携帯電話の契約数が8000万ですか。
日本人、10人中7人が携帯電話を持っていることになりますが、小学生以下の子供や高齢の方のことを考えると、一般の成人は9割近い普及率なのでしょうね。

21世紀の公園で