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2004/06/30

スーダンの民族大虐殺 数十万の難民が餓死、病死する

アフリカのスーダンと言えば、国民の多くはアフリカ系黒人なのですが、この国を統治しているのは、人口で言えば数%のアラブ人です。

この国では、人種差別が未だ当たり前…なんてどころじゃ、もう、ないらしいです。

『政府は《ジャンジャウィード》というアラブ系の民兵組織を使って、ダルフールのアフリカ系住民に対して虐殺・レイプ・強奪を組織的に開始した』

今は21世紀ですよね?
現在の地球でこういう状況が想像できるでしょうか?
タイム誌に掲載された少女のインタビューは次のような内容だそうです。

『5人の男たちから1週間以上、毎日、強姦され続けました。ジャンジャウィードがわたしを強姦し終わると、手と足を一緒に縛って逃げられないようにしました。10日ほどすると彼らは、母とわたしを残してどこかに立ち去りました。わたしは強姦されすぎて歩くことも座ることも出来ませんでした。』

それでもなお、女性のほうがまだましだと言う。
『男の場合、民兵に見つかったら100%殺されるが、女ならば強姦されるだけで殺されない可能性もある』

既にこの国を脱出した100万人の難民も、現実には食料の補給を経たれ、大量死を待つだけ、という状況だそうです。

これほどのニュースが、なぜ日本のマスコミには載らないのでしょう?

2004/06/30

「馬面」「小あご」ご用心、睡眠時無呼吸症候群で研究

またしばらくぶりのニュース書き込みですが。

面長でアゴが小さ目の人は、骨格の構造的に(仮に肥満で無くとも)睡眠時無呼吸症になりやすいそうです。

私もこれなんですよね。
寝てる時、たまに呼吸が止まるんです。
もともと喘息ぎみで、慢性鼻炎、しかもアレルギーもあるので、体調が悪いとすぐに呼吸が苦しくなる傾向にあります。
そのうえ無呼吸症となると、息苦しさでは誰にもひけを取りません。
え?自慢してどうする?
いや、しゃれになりませんね。まったく。

2004/06/18

日本最長寿バンド:メジャーデビュー

平均年齢72歳の最長寿バンドが、結成59年目でメジャーデビュー…だそうです。

『沖縄県石垣島で活動してきた「白百合クラブ」で、結成は終戦翌年の1946年。戦闘機のワイヤを弦にしたバイオリン(や瓢箪(ひょうたん)でつくったマンドリン)など手作りの楽器で演奏を始め、昭和歌謡を中心に歌い続けてきた』

『現在メンバー16人中、オリジナル(メンバー)はリーダーの西玉得浩=にしたまえ・ひろし=(81)をはじめ6人』

59年間、ずっと続けてきたのか、何度か中断したのかは分かりませんが、結成時のメンバーが何人も残っているというのは、ものすごいことですし、手製の楽器で続けてきたことも感動物ですね。

こういう「オールドボーイ」になれるといいなぁ。

2004/06/18

アルカイダと旧フセイン政権の協力証拠なし 9/11調査委
米調査委、アルカイダ「フセイン政権と関係なし」と結論
フセイン政権とアルカイダの関係を改めて主張 米大統領

国際テロ組織アルカイダとイラクのフセイン政権に協力関係があったと示す信頼できる証拠はない…そうです。

これは米同時多発テロ事件を未然に防げなかった経緯を調査している議会超党派の独立調査委員会が16日に発表した報告書によるもの。
ブッシュ政権のイラク戦争の根拠は、これでさらに薄くなってしまいました。

しかしブッシュ大統領は17日、「フセインとアルカイダの間には数多くの接触があった」と改めて主張。さらに『「フセインが権力を失ったことで、世界はより幸せになり、米国はより安全になった」と述べ、イラク戦争の正当性を改めて強調した』そうです。

本当に安全になったと思っているのでしょうか?
イラク戦争以来、テロの数はかなり増えています。
アメリカに対するイラクやイスラムの怒りは激しく、アメリカはヨーロッパでも信用を失いつつあります。

ブッシュ政権は自らの主張に拘るあまり、客観的な視点を完全に失っているのではないでしょうか?

2004/06/18

ヤフーBB事件、IP電話記録140万件も流出
揺らぐ「通信の秘密」IP通話記録、前例ない大量流出

先日のYahoo BBの個人情報漏洩事件で、IP電話サービス「BBフォン」利用者の通話情報も大量に漏洩していたことが分かりました。

警察が押収した記録には、「BBフォン利用者の電話番号、相手先の電話番号、通話開始時刻、通話時間、通話ごとの料金など、プライバシーにかかわる情報が記録されていた」そうです。

つまり、「誰が誰といつどれだけ話したか」が、第三者に大量に漏れていたわけで、プライバシーの漏洩事件としては、これ単独でも十分に、「前代未聞の大事件」でしょう。

先日、携帯電話にも乗り出すと発表していたYahooですが、携帯の通話やメールの記録も大量に漏れる、なんて事件が起きそうで、私は本気で怖いです…。

2004/06/18

連合軍は『占領軍』92% CPA世論調査
米外交・軍ОBグループ、ブッシュ再選に反対

イラク人は、連合軍をどう見ているのかというと。

イラクの連合国暫定当局が5月に行った世論調査によると、『イラク人の92%が米主導の連合軍を「占領軍」と見なし』ており、『連合軍が即時撤退すれば安全になると感じている人は55%』だったそうです。

暫定政府はともかく、アメリカ主導の軍隊は、信用を完全に失っていると言えるでしょう。

ほぼ同じ傾向の評価が、アメリカの元外交官や軍OBからも出始めています。

『「イデオロギーにこりかたまり、自分たちを取り巻く世界の現状にうかつにも無関心な現政権」のせいで、米国に対する国際社会の敬意はぼろぼろに崩れている』

『「同盟国を侮辱し、中東の友好国の意見に関心をもたず、国連と国際機関全般を見下しているその態度を、政権は隠しきれていない」ため、イラクにおける状況が必要以上に複雑化している』

『「この選挙でブッシュ大統領の有力な対抗馬がひとりしかいない現状では、我々はもちろんケリー上院議員が選ばれるべきと思っている。しかし我々は、ケリー氏支持を唱えるものではなく、変化が必要だと主張している」』

アメリカはプライドの高い国です。
ブッシュが始めたイラク戦争が、結果的にアメリカの名誉を傷付けていることを、やっとアメリカ人も本気で気にし始めたのかもしれません。

2004/06/16

論文:粗っぽくなった小泉政治 政治部長・山田孝男
通常国会 これで閉じていいのか
04参院選・政治家を信じられますか:/1 赤貧運動員は「年金も払えず」

久しぶりにここに書きます。(しばらく本業が忙しくて書く気力がありませんでした。)

イラク戦争からこっち、世界中の政治が一気に破綻し始めているように感じられてならない。強い危機感を感じている人は確実に多いと思う。

イラク問題自体はとりあえず置いておこう。海外に目を向けるまでもなく、日本の国会の姿があまりにも痛々しいからだ。

年金問題による政治家不信は、小泉首相の「社員時代」の逸話によって頂点に達したように感じている。
69年から始まった、小泉氏の「仕事は次の選挙に当選すること」という会社員生活の月給は、最高20万円だったという。サラリーマンの平均給与が8万円弱だった時代にだ。

当時、小泉氏の選挙スタッフ達は、月1万円の給料で、年金にも入れず、健康保険も払えなかったともらしている。
「あのころ、我々と一緒に(首相も)歯を食いしばって頑張ったと思っていた。でも違った」

社会保険労務士の人は、最近相談者が苦情から始めると言う。
「国会審議はひどい」「勤務実態がなくても総理なら認められるのか」

現首相が、かつて違法を承知で年金に参加していたことを、堂々と開き直っているのだ。
本来なら政権が転覆してもおかしくないほどのスキャンダルだろう。
なのに与党は採決を強行し、首相は自国の国会が審議すらしていない「多国籍軍への自衛隊参加」をアメリカに約束してしまう。

なのに小泉人気が続くのは何故か。

小泉氏がこれまでの首相とは異なるタイプであるからだ。
それほどに、日本の国民は、過去の歴代首相に失望していた。
失望の度合いが強過ぎたために、国民の多くは「それでも小泉の方がまし」と感じているのだと思う。
これまでの歴代首相は、北朝鮮に連れ去られていた人々を救う努力すらしていなかったではないか、ということだ。
小泉氏を積極的に評価しているのではなく、過去と比べての相対的な評価だろうと、少なくとも私はそう思う。

あまりに今の国会は強引すぎる。粗っぽすぎる。小泉氏のスタンドプレイばかりが目立つ。
これは正常な民主主義国の運営ではない。
むしろ独裁政権に近ずいてはいないだろうか。

イラク戦争はフセインの独裁政権を倒し、イラクに民主主義を導き入れるためのものだったはずだ。
しかしその結果、アメリカも日本も、イラク戦争に参加した多くの国々が、民主主義から遠ざかってきているのではないか。
私には皮肉な結果に見えて仕方が無い。

21世紀の公園で