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2004/11/26

ブラックバスは網の外?外来種被害の法対策骨抜きか

彼等は、釣りの楽しみのためには、生態系を破壊させてよいと考えてるのだろうか?

海外から日本に持ち込まれた生物によって、日本に元々住んでいた生物の多くが絶滅の危機にさらされています。
その絶滅を食い止めるために、「特定外来生物被害防止法」という法律が6月にできましたが、釣り具業界や議員連盟が、その対象からブラックバスを外そうと工作しているのだそうです。

釣りを趣味とする人にとって、ブラックバスは、確かに楽しい魚なのかもしれませんが、日本の河川の多くがブラックバスによって生態系を破壊されていることも事実。
しかし日本釣振興会は「在来魚の減少は水環境の悪化が原因」で、ブラックバスのせいではないと言いたいようです。

最も気にすべきは、現実に多くの生物が絶滅しようとしている、ということのはずです。
そのためにどんな手が打てるのか。
仮にブラックバスによる影響が小さくとも、在来種を守ることを優先して考えるなら、「ブラックバスは外そう」などと言えるものではないはずです。
ブラックバスを繁殖させるのは簡単ですが、在来種が絶滅すれば、もう元に戻せる手だてはないのですから。

国会議員で作る釣魚議員連盟も「バス釣りは、釣った魚を再放流する“キャッチ・アンド・リリース”が特徴で、命の大切さを教える教育にも役立つ」と、主張しているそうですが、在来種を絶滅させても「命の大切さ」なんて説得力あると思ってるんでしょうか。

昔から日本の政治家は科学音痴だとよく言われますが、この程度の政治家ならば、早く絶滅してもらったほうが、自然環境には有り難いだろうと思いました。

2004/11/18

“ごちゃまぜ”だから面白い――日本のアニメが海外で売れる理由 (1/2)
“ごちゃまぜ”だから面白い――日本のアニメが海外で売れる理由 (2/2)

世界のアニメのうち65%が日本製…。

総務省が行ったシンポジウム「ネット・キッズ・ポップ」のレポート記事なんですが、この中に一つ、とても鋭い指摘がありました。

「全国民が、楽器を使えて絵も書ける国というのはあまりないのでは」

言われてみれば確かにその通りです。
まず江戸時代から日本は、世界中で最も文盲が少ない国でした。
そしてこの30年ほどは、楽器や絵も、最低限は“できて当たり前”な状態になっています。
英語はできなくても、楽器や絵は「少しならできる」人が随分多い。
これがアニメ、マンガ、ゲーム等の水準を大きく引き上げているのでしょう。
もちろん、アニメ、マンガ、ゲームが普及しているからこそ、こうした才能がより上がっているとも言えます。
改めて「日本は特異な国なのかもしれないなぁ」と思いました。

2004/11/18

カナダ移民希望者向けセミナー、米3都市で開催 ブッシュ再選で

アメリカからカナダに脱出しようとする人が急増中。

アメリカ人がアメリカから脱出したいと思うような時代になったというのは、実に象徴的な事件かもしれません。
かつて「自由の国アメリカ」は、世界中の人々から羨望され続けていたのですから。

ブッシュの時代になり、アメリカの保守化が急速に進んでいます。
同性愛者の権利を認めず、女性の中絶の権利を認めず、高額所得者が有利な税制を進め、所得格差は開くばかりの未来が待つアメリカ。
こんなアメリカに失望しているアメリカ人もまた多いのです。

アメリカとカナダは実に近しい国同士ですが、カナダは治安が良く、アメリカのようなギスギスした空気はほとんどありません。
カナダのトロントは「世界で最も民族の多様性が進んだ都市」なのだそうです。

10年ほど前までは、私もよく「いっそアメリカに渡ったら」などと考えていたものですが、そんな私も、今のアメリカは怖くて仕方がありません。
まぁ、田舎にいる親にしてみたら、東京にいること自体が「怖いこと」みたいですけどね。

2004/11/07

米大統領選:ブッシュ氏再選 電子投票の怪、市民団体が指摘
選んでいない候補が画面に 米大統領選の電子投票で苦情

ブッシュ再選、正当性の危うさが露呈?

アメリカの大統領選挙ですが、わずか638人しか投票していないオハイオ州フランクリン郡ガハナ地区で、ブッシュ氏が4258票、ケリー氏が260票を得ていたという、謎の事態が起きていたそうです。

また、有権者の82.4%が民主党員であるフロリダ州カルホーン郡では、ブッシュ氏が3780票、ケリー氏が2116票。
88.3%が民主党員であるフロリダ州リバティー郡でも、ブッシュ氏が1972票、ケリー氏が1070票。
民主党員の多くが直前になってケリー氏を見捨てた?
そんなことが今回の選挙においてありえるのでしょうか?

出口調査の結果と選挙結果があまりにも乖離しているなど、電子投票の集計が異常な値を示しているとのこと。

ブッシュ氏は、前回の選挙でも票操作の疑惑がありました。
もし票操作が現実に行われているのだとしたら、本当に恐ろしいことです。
いくらなんでも、今回の選挙では、そんなことはないだろうと思っていたのですが…。
調査結果を待つしかないでしょうが、果たして本当の意味での調査ができるのかどうか。そこもまた疑問でしょう。

2004/11/06

ブッシュにはウンザリ--カナダ移民局サイトに米国からのアクセス急増

カナダへの移民を検討するアメリカ人が急増。

ブッシュ再選以来、カナダ政府移民局サイトへのアクセスが記録的に伸びしているそうです。

「3日に過去最高のトラフィックを記録」
「米国人ユーザーによるアクセスはふだんの6倍」
「米国からのアクセス件数は合わせて11万5016件で、同日に記録したアクセス数全体の64%」

選挙結果のマップを見ても、アメリカ南部はブッシュ、ケリーは北部と分かれています。
北に住んでいれば、元々カナダは親しいエリアでしょうし、ブッシュ政権から逃げ出すなら、やはりカナダは一番の選択肢なのでしょう。

アメリカの南北戦争は、実は終わってない、という説があるのもうなずける気がします。

2004/11/04

ケリー氏が「敗北」認める、ブッシュ氏の再選確定
米大統領選:分断された米国 前代未聞の展開に

ブッシュ再選!

私は正直気落ちしています。
ブッシュ再選によって、アメリカは現政権維持が確定しました。
と同じに、イラク戦争の今の状態も、イスラエルの侵攻も、変わらないということです。

もちろんブッシュはブッシュなりの結末を描いているでしょうが、それは世界の平和を目指すものではなく、単に「世界で一番強いアメリカ」を維持するものでしょう。
強いアメリカは、保守的なアメリカ国民には魅力的ですが、他の人達には、必ずしも魅力的なものではありません。

ただ、ブッシュかケリーかで、アメリカも明確に2つに割れました。
アメリカも、ブッシュを全面的に支持しているわけではないのです。
ブッシュが過半数を取ったとはいえ、ほぼ半数には支持されていない事を、ブッシュも配慮する必要があると思うのですが…ブッシュにそれを望むのは難しいでしょうね。きっと。

日本のプロ野球で、楽天が選ばれたことも、正直残念に感じています。
旧世代の人達が、自分たちに理解しやすい者を選んだ、という感がぬぐい切れません。
より新しい風を入れ、より根本から刷新していかなければ、未来はないのではないか?
そういう疑問がどこか残ってしまった気がしています。

21世紀の公園で