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2007/04/13

「組織的強制徴用なし」 慰安婦問題 米議会調査局が報告書
慰安婦問題、イノウエ議員「終止符を」 決議案反対再び主張
「731部隊、子どもの前で慰安婦の母を生体解剖」

所詮中国は、反日を捨てるとは思えない…。

日中首脳会談によって対日関係の回復ムードが強調されてきていますが、中国は今後も状況次第で反日と親日、いずれも使い分けるだけだろうと私は思っています。
一時的にであれ、改善されることは喜びたいものの、反日ムードが去ると思うのはあまりにも早計でしょう。

慰安婦問題に関しては、アメリカでも決議案反対の立場を表明している議員は少なからずいます。
米議会調査局の調査によって「組織的強制徴用なし」との報告書が提出されたことも、今後の動向に大きな影響を与えるでしょう。

しかし一方で、まるで慰安婦問題にタイミングを合わせたかのように、「旧日本軍の731部隊が、子どもの前で慰安婦の母を生体解剖したと、当時731部隊にいた者が証言を行った」などという報道も起きています。

これは大阪の読売新聞が出した記事が大元のようで、それを韓国のメディアが(記事の一部を大幅に誇張して)大々的に報道したのですが、どうもその証言内容が大変疑わしいのですね。

「当時731部隊にいた者」の証言によると、彼は早稲田大学で細菌学を専攻したというのですが、そもそも早大には、今も昔も細菌学の講座なんてありません。
しかも当時は大学生は徴兵を免除されていて、年齢的に合わない。
彼が証言を行った公開講演会は、主催が中国系らしく、証言そのものが全て政治的な目的によるでっちあげだろう…という意見もネットではかなり多いようです。

もしそうだとしたら、中国は、表面上は日中友好をアピールしながらも、影では相変わらず反日をあおっている可能性が高い…。

日本のマスメディアの論説では、今回の温家宝首相の来日と国会演説をかなり高く評価しているものが多いですが、それが中国の正直な姿だと思うのは、あまりにも危険です。

日中友好をアピールするのは、中国にとっては、あくまでも現時点での政治的判断に過ぎません。
雪解けムードは政治的な演出であることを理解していなければ、日本はまた今後も、中国の変貌に泣くことになるでしょう。

2007/04/03

【社説検証】慰安婦問題 産読と朝毎の主張対立、河野談話見直しめぐり

慰安婦問題、どちらが正論か?

米下院の対日批判決議案によって、いつのまにか大きくクローズアップされてしまった慰安婦問題。
日本という国の信用にかかわる問題だけに、デリケートな扱いが必要ですが、現実にどう対処すべきか、大手新聞でも大きく意見が分かれてしまっています。

そもそもやっかいなのは、この「慰安婦」の定義が非常に曖昧で、文脈によって変わる場合が多いこと。
また、慰安婦の被害の規模を計ろうにも、かたや20万人という意見もあれば、事実上ほとんど存在しなかったという意見もある。
そして日本は、過去に慰安婦問題で正式に韓国にお詫びを述べているうえ、なんといっても60年も前の大戦の時期の話であり、大戦に関する補償は国家規模で既に終えている。

一般的な日本人としては、事実であるなら、確かに申し訳無いとは思うものの、どうして今更そんな過去のことを蒸し返されなくてはならないのかも理解できない。

そもそも60年も前の戦時中の行為を、現在のモラルで批判するというのは間違っていると思います。

慰安婦問題を理解できない人も多いと思いますから、私が理解している範囲でここにまとめておきます。

当時の軍隊は、日本に限らず、どの国も、兵隊の性管理で頭を悩ましていました。
敵地で民間人をレイプするのは、ある意味当たり前の状態であったそうですし、民間の売春宿には病気がはびこってもいました。
それではイカン、ということで日本軍は性処理の場を公に作り、レイプは禁止しました。

その性処理の場で働かされていた…というのが慰安婦なわけですが、当時、日本軍は彼女達にきちんと賃金を渡していました。それも、軍の幹部クラスの賃金だったそうです。
慰安婦を集めたのは軍ではなく、商売として美味しいと考えた民間人、言わば下請け業者たちです。
一部、軍が直接関与した記録も残っていないわけではありませんが、そうした行為を犯したものを軍の裁判で厳しく処分した記録もあることから、それが一般的だったとは思えません。

問題は、下請け業者達のモラルでした。
賃金をピンハネし、女性を強制的に働かせ、誘拐行為すらやっていたわけで、そこで働く女性達の多くは不幸であったでしょう。

こうした当時の状況を踏まえ、考えてみなくてはなりません。

強制的に連れてこられた慰安婦は確かに可哀想です。
しかし、彼女達を不幸にしたのは、本当に日本軍でしょうか?
搾取したのも、強制的に連れてきたのも、民間業者であり、その多くは韓国人です。
少なくとも、「大戦中に日本の軍隊が若い女性を強制的に“性的奴隷”として連行した」という認識は間違っています。
彼等が搾取していなければ、それは単に短期間に大金を稼げる売春という商売でしかなかったはずなのです。

しかも日本は韓国に対して、戦争被害に関する多額の賠償金を既に支払っており、日韓での賠償問題は完全に解決済みであるはずです。

約40年前のベトナム戦争で、韓国もアメリカも、ベトナムで多くの私生児を作っています。
そういう国が、60年前の公娼制度を、今、非難できるものなのでしょうか?

アメリカで慰安婦関連の対日批判決議案を提出した、米民主党のマイク・ホンダ議員の口座に、中国系の大量の献金があったことは、既に暴露されています。

私は史実を正しく認識したいものだと思います。
そのうえで、謝るべきところは謝ればいい。
しかし、史実をねじまげた不当な批判は許すべきとは思いません。

21世紀の公園で